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ちょいちょい書くかもしれない日記(ほぐされ)

月イチで通っているマッサージの日だった。
朝、少し早く起きて猫たちの世話を済ませ、開店寸前にリラクゼーションサロンが入っているデパート前で待つ。
朝イチでデパートに入ると、各売場の前に店員さんたちが立っていて、丁寧に挨拶をしてくださる。
そういう決まりなのか……といつも感心しながらサロンに向かっている。
それが嬉しくて、デパートの開店前から待つ人もいると聞いた。わからないでもない。
たぶん、人は「大事にされた」という経験を欲する生き物なのだろう。

ここ数ヶ月、風呂でお湯につかっているあいだ、ヘッドマッサージャーで頭皮(とその下の筋層)をほぐしていたのだが、その成果がやっと出始めたらしい。
「頭皮めちゃ動きます!」と褒められた。
とはいえ、身体の使い方がとてもアンバランスらしく、右ばかり凝っている、と指摘された。
まあ、歯医者さんで右膝を信じられないほど悪くして(踏ん張りすぎた)、難儀したこの数ヶ月だったので、たぶん大部分はそのせいだ。
私を担当してくださる方は藤井風の大ファンなので、紅白登場に大満足だったようだ。確かに素敵な映像と歌だった。
というか、「もうこれで今年の紅白は終わりでええやろ」くらい盛り上がったB'zのあと、何ごともなかったかのように空気をほどよくリセットできるのは、藤井風だけだったような気がする。
「藤井風はね、絶対バキバキに身体仕上げてきてるやろと思ったら、全然プヨッとしているところがいいんですよ」
さすがボディメンテナンスのプロ、目のつけどころが面白い。そうだっけ。

地下の食料品売場で、サラダのパックと白ネギ、それに茸をあれこれ買って帰宅した。
年末年始の濃い味生活のリセットは、鍋に限る。
水菜がまだ残っているので、鍋で消費しよう。
あと、さっぱりと生野菜も食べたい。
身体は足りないものを欲してくれるので、それにお財布が許す範囲で応じてやればいいのだろうな。
竹園(精肉店)の前を通るとき、ちょいとガラス越しにチェックしたら、切り落としステーキに極小だけれど見事な赤身があったので、2枚ほど買っておいた。
「どれにします?」と、忙しい中でも店員さんがトレイごと持ってきて選ばせてくれる。ありがたい。
竹園は、切り落とし方面のコスパがとてもいい。
あと、挽き肉のクオリティが凄い。翌日になってもドリップ一滴すら出ない。
パックではなく竹皮(を模した紙)で無造作に挽き肉を包むので最初は驚いたけれど、なるほど専門店の凄みというやつだ。
高いお肉はすき焼きのときしか買わない筋の悪い客である。でもその分、コロッケとミンチカツを買いまくっているので許されたい。
切り落としステーキはひとくちサイズにカットして、冷凍しておく。
消防学校のデスマーチ期間が始まったら、自分自身を励ますご馳走にしよう。

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椹野道流
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。