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ちょいちょい書くかもしれない日記(ビオラ)

しばらくぶりに庭仕事。
ビオラの苗がどっさり届いたので、ちょっとひとつ鉢から抜いてみたら、根っこが相当に張っている。これは急いで植えねば。
本当は、ビオラは実家の前庭に植えるつもりで予約しておいたものだった。
誰もいない実家を、あまり空き家然とさせたくなくて。
せめて人目につく前庭だけでも綺麗に華やかにしておこうと思ったのだ。
しかし、実家を売却できる運びとなったので、さすがに春に向けて私が苗を植えるというのもおかしな話だろう。
引き渡しは来月だが、そのあと、リフォームに取りかかると聞いている。
前庭がそのまま保存されるとは限らない。
というわけで、うちの庭に植えることにした。
ちょうど、椿の根を邪魔しないよう、ローズマリーの半分以上を整理し、枯れたユスラウメも切ってもらった。
大きく空いた前庭スペースに、ビオラはちょうどよさそうだ。
何年も手つかずでカチカチになっていた土をほぐし、無限に出てくる細い草の根をできるだけ取り除いた。
昨年までは、フェンスの際の細いスペースに、エキウムブルーベッダーと一緒に植えていたのだが、エキウムの株が大きくなると、ビオラの日当たりがすこぶる悪くなる。
今年は完全に場所を分けることにした。
フェンス際にはエキウムを。玄関の前庭の空きスペースにはビオラを。
我が家を根城にしている、というか我が家の二階ベランダに小屋を構え、庭をテリトリーとして暮らしている地域猫の鬼灯ちゃんが、庭仕事を見守ってくれる。
あ、これは。
土を耕したところで今日の仕事は終えようと思っていたが、そうはいかないやつ。
最後までやってしまわないと、広大な猫トイレにされてしまう気しかしない。
「アカンで。お花を植えるねんから」
釘を刺してから、ふわふわにした土に、竹堆肥を混ぜ込んだ。
ここ数年、特に秋の植え込みには竹堆肥を使っている。
作用がマイルドで、土が軽やかになる気がする。
まずはフェンス際にエキウムブルーベッダーをガシガシ植えていく。
1列なので、この作業はとても単純。
春から初夏に、虫たちの蜜源として大活躍してくれる予定だ。
それから、広いスペースにビオラの苗を並べて色合いのバランスを取り、植え込んでいく。
ヌーベルバーグという、ちょっとお高めのビオラなのだが、それはもう花が綺麗で驚かされた。
色合いは多岐に渡り、しかもそれぞれがとても繊細で微妙なグラデーション、しかも花びらはフリルになっている。
それぞれの花はかなり小さいが、見応えがある。
これまでは、高い苗を躊躇っていたが、植えるチャンスは年に1度しかないのだ。もはやモタモタしている暇はない。
植物については、植えたいものは全部植えてやろうと思っている。
ヌーベルバーグは、きっと来年も植えるんじゃなかろうか。それほどまでに心も目も奪う美しさだ。

母が突然歩き出したので、月曜日、リハビリ計画を練り直すことになったらしい。
私も出席を求められてしまった。
勿論、親のことだから行くけれど、なかなか家にいられないものだ……。

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椹野道流
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。