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ちょいちょい書くかもしれない日記(二度寝)
明日から友人が泊まりに来て、うちの猫をかまってくれたり色々飲み食いしたりする予定なので、掃除を……と思ったが、朝の猫たちの世話をひととおりしたらたちまち睡魔に襲われて、バターンと二度寝してしまった。
長男猫がすぐやってきて、真剣な顔で押さえ込みに入ったので、素直に寝たほうがいいのだな、と悟った。
長男猫は、私の不調に物凄く敏感なのだ。
そのうち、末猫と新入り猫までベッドに上がってきて、なんだか手狭だな……と思いながらも昼まで寝てしまった。
30分までの仮眠がいいとはよく言われることだが、私はむしろ、2時間、3時間寝たほうが、あとの頭と身体の動きがいい気がする。
睡眠のありようも人それぞれなんだろうなと思う。
起きて、ゴミバケツを取り込みに行くと、強風で倒れて、蓋を本体に固定するためのバックルが砕けていた。
蓋にもヒビが入っている。もしかしたら道路に転げだしていて、どなたかが家のほうへ寄せてくださったのかもしれない。
私も何度か、よそのお家の倒れたゴミバケツを安全圏に避難させたことがあるので、大いにありえることだ。かたじけない。
バックルだけ壊れたときは、会社に電話すれば交換品を安価に送ってもらうことができるのだが、交換にかなり力が要るし、どうも新たに入れたバックルはまた駄目になるまでが短い気がする。
もう、蓋ごと替えたほうがいいのかもな、と思っていたら、そちらはオンラインショップですんなり手配できるようになっており。
メーカー的には、蓋ごと交換が推奨なのかもしれない。
勿論バックルのみよりはだいぶ高いが、本来なら相当長く使えるものだ。価値はある。
がっちり蓋を固定できないと、回収が来る前にカラスやアライグマが蓋を開け、袋を破いて中身を散乱させてしまうので、あの地獄を一度味わうと、ポリバケツに投資を惜しむ気持ちは持てなくなる。
次のゴミの日までに届けばありがたいが、週末を挟むからどうかな……。
今日は、仕事、休憩、仕事、家事、休憩……と、相変わらず休憩ばかりしながら、仕事と家事と猫の世話を片付けた。
春になったら体調も上向くと思うよぉ、という主治医の適当そうな言葉を励みに、寒い時期を乗り切ろうと思う。
今夜は、豚肩ロース肉の切り落としがそろそろ冷凍やけしそうなので、ガッとレンジで解凍して、鍋にした。
うちの家族は、食に関してはせっかちだったので、鍋のときは、台所で煮てからテーブルに運ぶのが掟だった。
わざわざ全員が揃ってから、出汁を煮立て、生の具材を鍋に投入して待つ、というのが「意味がわからん」と思うタイプの人類だったのである。
今も、卓上IHヒーターにのっけたらすぐ食べられる状態まで、台所でやっつけていく。
具材は切ったはしから鍋にぶちこむので、洗い物も少なくて済む。
ちょっと食べて減ったところで、マロニーとか豆腐とか、後入れのほうが事故が少ない具材を入れる。システマティックだが、映え要素はゼロである。
すき焼き奉行で、張り切ってテーブルでイチからすき焼きを作っていた父が、あるとき「もうめんどいわ」と言いだし、やむなく私が引き継いだ。
それからはもう、台所でおおかた仕上げ、しかも関西伝統の砂糖と醤油ではなく、甘めの割り下で(そういう観点では、創味が最高に甘い)調理していた。
鍋も、小さくて立ち上がりが低くて、どうしても周りを汚してしまう古いすき焼き専用鍋ではなく、大きめのテフロン加工された鍋を使うようになった。
風情は死んだが、後片付けが楽なほうを選択するのは、家庭料理では自然な流れだろう。
今はひとりなので、すき焼きというより、すき焼き風の煮物にしてしまう。
卵も仕上げに入れて、半熟にして盛りつけていく。
だんだん簡素になるなあ、と思いつつ。
なるほど、こういうときに取っ手の取れるアレにすると、そのまんま食卓に出しやすいのだな。今度買い換えのときは、ちょっと考えよう。
アフターの雑炊も一緒にやっちゃえと、ご飯の上に全部ざっばーとかけたりもする。
家族のために、という要項が抜けると、ひとりごはんは自然と雑になりがち。
それでも、買ってきたものよりは、自分で作るほうが身体にも心にもフィットする。
結局、単純なものがいちばん飽きないんだろうな。
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