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ちょいちょい書くかもしれない日記(薬)

何故か、先日、新型コロナウイルス感染でお世話になったクリニック、処方してくれた薬が見事に日曜の夜で切れるようになっていた。
月曜が祝日で休診だというのをコロッと忘れておられたらしい。
もっとも、新型コロナ用の処方というのは頓服のアセトアミノフェンだけで、あとはアレルギー性鼻炎の薬ばかりだ。
本来はさほどクリティカルではない……はずなのだが、新型コロナ感染直後から、信じられないほどアレルギー症状が容易く、そして強く出る。
花粉症真っ只中くらいの鼻のむず痒さと鼻づまり、アトピーの増悪、ちょっとした刺激で出てくる蕁麻疹……。
免疫系がかなりとっ散らかってナーヴァスな状態なのは確実なので、まあまあ気長に整うのを待つしかないのだろうと思う。
新型コロナはある意味日にち薬だけれど、アレルギーはどうにか対処したい。
薬が切れたけれどどうしましょうか、とクリニックに電話で訊ねてみたら、予約時間を定めて、待合室を経由せずに診察室に入れるようにしてくださるそう。
「声酷いですね、そのことも、先生にお伝えしておきますね」と心配された。

今日(16日)は母の誕生日なのだが、当然ながら施設に顔を出すわけにはいかない。
弟に行けそう? と訊ねてみたら、「今月は無理やな」とずいぶんダイナミックな返事が来た。
「行きたいと思うときだけ行ったらええで。記念日やイベントにはもうとらわれんほうがええよ」
とのこと。
弟は精神科医なので、私とはまた違った視点から母の病状を把握しているのだろう。
誕生日なんて本人はもう覚えていないし、それを改めて言われたところで「ああそうそう、勿論覚えているわよ」と取り繕いを始めるだけだから双方しんどいだけ。それはそう。
言いたいことはわからないでもないが、「俺は行かないからお前も行かなくていい」的なことを言われてもなあ……という苛立ちもある。
たぶんこれは、早々に実家を出て、ずいぶん前から両親とは年に1度か2度、短時間会うだけの関係だった弟と、ずっと同居~半同居だった私との間に横たわる、深くて暗い川なのだろう。
弟にとっては、両親ははるか昔にもう「いるけれどいないもの」になっていたのだろうと思う。


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椹野道流
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