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「アクアポリン」それぞれの働きは?最終章
今回は、まだご紹介していないその他のアクアポリンについて。
一つ一つが重要な役目を果たしています。
※「AQP」とはアクアポリンの略称
AQP2
腎臓で水の再吸収に主役を演じています。AQP2透過性の高いお水は、腎臓の機能を高め、身体の水不足を解消する効果が期待されます。
AQP4
脳組織に多く集まっています。身体が水不足になっても、脳は絶対我慢しません。その仕事をどうやらAQP4がやっているようで、脳の働きに重要な働きをしているといえます。
AQP6
腎臓、唾液腺、小脳に分布しています。少し変わっていて水を通しませんが、水のpHが5.5以下になると、通します。まだAQP6のことはよくわかっていません。
AQP9
肝臓、脳、白血球に分布しています。肝臓細胞へグリセロールを透過する機能があり、脂肪の分解産物であるグリセロールの代謝になくてはならない存在です。
AQP10
水とグリセロールを透過します。主に消化器官に存在するのですが、AQP10のことはよくわかっていません。
AQP11
腎臓、肝臓、精巣に存在します。このAQP11の働きが悪いと、細胞の中の器官に空胞ができ、身体に悪い影響を与えます。
AQP12
膵臓の外分泌腺に存在します。膵臓から膵液を分泌するのに関わっているようですが、AQP12のことはよくわかっていません。
以上で全てのアクアポリンを紹介しました。
アクアポリンは、生命の維持に直接は関わっていないですが、身体の水不足を改善するために、大きな役目を持っています。