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週報

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2019年5月の記事一覧

持たざる者でも涙は出るの(週報_2019_05_26)

持たざる者でも涙は出るの(週報_2019_05_26)

秋に出すつもりの新人賞の作品を、まったく書き進めていない。
1ヶ月間、あしながおじさんから連絡が途絶えたからだ。

私は誰にも自分から連絡をしない。
他人の時間に割り込むことが苦手だ。
4月半ばに会ってからあしながおじさんの時間軸の中で私の存在が徐々に溶け出して、きっと跡形もなくなったのだと判断するしかなかった。

私に本を出しなさいと言い出したのはあしながおじさんだ。
彼がいなくなれば私に書く意

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続 手のひらに親という負債を握りしめて産声をあげてしまったすべての人に(週報_2019_05_18)

続 手のひらに親という負債を握りしめて産声をあげてしまったすべての人に(週報_2019_05_18)

前回、母のことを綴ったnoteに複数の方から身に余るほどのサポートをいただきました。
あらためてそのお礼を言わせてください。
本当にありがとうございます。

頂戴したサポートで母に梅春物の柔らかいパジャマと、ラジオと、後述しますが上等な爪切りを購入させていただきました。

そしてたくさんの拡散をありがとうございました。精神的に余裕がなく、一つ一つのRTにお礼を言って回れなかったことをどうかお許しく

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推しさんはわたしのものだから(週報_2019_05_12)

推しさんはわたしのものだから(週報_2019_05_12)

とても、機嫌が、わるいです。

推しさんのライブがあった。
推しさんは1年に平均して60ステージくらいのライブをするのだけれど、その中でも1番くらいに楽しみにしている主催のステージだった。

毎年、リハーサルの入りは15時。
14時に会場の前に行き、駅まで戻り、4時間待った。
会えなかった。

中が見聞きできない箱での入り待ちは沼だ。
もう現場に入っているのか、まだ入っていないのか。
確認できない

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会いたいときに会いたいと言えるチケットを手に入れた(週報_2019_05_06)

会いたいときに会いたいと言えるチケットを手に入れた(週報_2019_05_06)

たぶん、小さく小さく、蓄積はし続けていたんだと思う。
気丈そうに見えるのかな、見えているなら本望だな。

令和になる瞬間は、立呑みの小さなバーで迎えた。
顔見知りになって結構経つけどなんにも知らない男に、残念な尻を弄られていたら外から酔った若者たちのカウントダウンが聞こえた。

私は道行く人に身体を触られても殆ど抵抗しないから、被害を訴えて憤慨する女性たちの本当の敵は私みたいなだらしない女なんだろ

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