自分を知った日
断捨離のやましたひでこさんのような仕事に憧れて、本気で勉強した事がありました。
もともと、生活感のないような部屋に憧れていたのですが、ちゃんと学びたいと思ったきっかけは、母が亡くなった後、母が一人で暮らしていた部屋を片付けた事です。
一見、綺麗に片付けられていた母の部屋は、
いざ片付けを始めてみると、着なくなった洋服、買い物袋、紙袋…色々なモノが至る所に綺麗に収納されていました。
しかもとんでもない量です。
自分の老後と重ねずにはいられませんでした。
その後、やましたひでこさんの本を読んだり、
セミナーのようなものに参加したりして断捨離を学ぶうちに、会社をリタイヤした後、こういうことを仕事に出来たらいいなと思うようになったのです。
もちろん、やましたひでこさんの番組は毎週欠かさず見て、時にはメモを取るなどもしていました。
娘にインスタやX、Twitterなどを教わりながら、将来的にはSNSでお客様を募り、お片付けの仕事をしようと真剣に考えていました。
しかし、ある日やましたひでこさんの番組を見ていて大変な事に気づいたのです。
『私はあんなに汚れた他人の家に裸足で入り、マスクもせず、素手で片付けをするなんて無理!』
私は綺麗な家が好きだけど、他人の家まで綺麗にしたいとは思ってない事に気づいたのでした。笑
それからは片付けを仕事にする事はきっぱりあきらめ、我が家の掃除をする日々ですが、以前にも書いた通り、私は掃除は嫌いです。
それなのによそ様の家の片付けをしようなんて
本当、身の程知らずにも程がありますね。