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Photo by
mamezouya
サロメ
リヒャルト・シュトラウス 作曲「サロメ」観てきました。
演奏会形式ということもあり、ヴェールダンスシーンはなく、オケの演奏のみ。生首のシーンも、白い布に覆われた小道具で表現していたので、グロテスクさはありませんでしたよ。
大学の先輩に当たる福井敬さんがご病気で降板されたのが残念でしたが、代役をされた高橋淳さん、大変素晴らしく、オケの方々からも床が響き渡るほどの拍手をもらわれていました。
歌手の方々も、オケも皆さん素晴らしかったです!!
ここからは私の個人的感想。 R.シュトラウスの作品は、「薔薇の騎士」(バラキシ)の三重唱を歌ったことがあるくらいでした。ただバラキシはとても美しくエレガントな音楽で、ストーリーも古典に通じるわかりやすさがあるため、そこまで譜読みしていて苦痛はなかったのですが。 今回「サロメ」を通して聴いて、近代音楽、現代音楽とも言って良いくらいの複雑さに正直胸キュンとはなりませんでした。 あくまでも好みなんです。変拍子、無調に近い和声。 プッチーニやヴェルディなどで感じる、ハートがくすぐられるような音楽ではやはりないのであまり好きではない、と思いました。
ただ、だからこそ、代役を急きょ全うされたのは本当に凄すぎる、と思いました。そもそも譜読みに一年は欲しくなっちゃいます。(私なら・・・の話)
もしこれから観てみたい、という方は、YouTubeなどでサクッと聴いて、観に行かれると良いかなって思います。
ちらほらお子様の姿もありました。ストーリー自体が難しいのに、さらに難解な音楽を体感するのはとても刺激になったことでしょう。見聞を広めるのは良きことですね!!