男性エネルギー優位の人の、会話の目的について

男性エネルギー優位の人の、会話の目的は、指示の伝達です。命令を伝達することが、男性エネルギー優位の人にとって、大切なことなのです。

男性エネルギー優位の人が、他の男性エネルギー優位の人と会話するとき、どちらが上の立場なのか、決めなくてはならない場合があります。いわゆる、マウントの取り合いです。

基本的に、上の立場の人の言うことが、行動において採用されます。ですから、昼食にどの店に行くかを決めるときなど、ガストが良い、マクドナルドが良いなど、多くの意見が出る場合がありますが、どの店が採用されるかというのは、上の立場の人の言うことが採用されることになるので、自分が上でいたいと思う人は、強硬に行きたい店をプッシュします。行きたい店を主張し合い、話がまとまらないなんてこともあるかもしれません。行きたい店で張り合うなどは、日常で見られる男性エネルギー優位の人同士の争いと言えるでしょう。

男性エネルギー優位の人は、他人からの承認を求めて話しかけるという場合もあるでしょう。自分の話した内容が、正当だと認められたいとか、自分の話した内容を聞き入れて欲しいとか思って話しかける場合です。このとき、反論されたり、批判されたりすると、不機嫌になったり、ケンカを始めたりするでしょう。承認されたいと思って話しかけるのに、否定されるのは最悪です。

このようなとき、他人の話を聞いて、その話に従うのは、下位者です。「そうですね。」とか、「その通り!」とか言って、調子を合わせるのも下位者です。「すごいですね!」などと相手を誉めるのも下位者です。

上の立場の人は、自分が話していたいと考えます。上の立場の人は、他人の話を聞きません。上の立場の人は、自分のしゃべりたいことを一方的にしゃべります。相手が話に割り込むと、割り込まれたことを無視して話し続けます。

このような傾向があるので、男性エネルギー優位の人は、基本的に他人の話を聞きません。他人の話を聞くことは、下位者であることを認めることになることを、本能的に知っているのです。

男性エネルギー優位の人同士が集まったとき、そこには必ず序列がつきます。誰がボスなのか、決めることになります。そして、話をするのは、基本的には、ボスです。部下は、報告ごとなど、ボスが話すように促したとき、初めて発言権が得られるという具合です。場を仕切るのは、ボスです。

私が、延々とここに文章を書き連ねているのも、ここでは私がボスだからです。読者は、私が一方的に語るのに付き合わなくてはなりません。私の話を読むのが嫌になったら、この記事から離脱すれば良いだけです。しかし、あなたがここまで記事を読み進めたということは、あなたが私の記事に価値を感じたからで、その意味で私を上位者と認めたからなのです。

男性エネルギー優位の人の人間関係は、自分と相手のどちらが上か下か、どちらの発言が採用されるべきか、どちらの発言が否定されるべきかなど、支配隷属関係から成り立っています。

支配者の特徴は、

①集団のトップである。
②自分が話し、他人の話を聞かない。
③他人の話を否定する。
④自分の意見を他人に押しつける。
⑤他人に、自分の意見に迎合するよう求める。
⑥自分の意見と同意見の他人を誉める。
⑦自分の意見を強硬に主張する。
⑧何事にも、自分の考えがある。

といったことが挙げられます。

隷属者の特徴は、

①集団の下位者である。
②他人の話をよく聞く。
③他人の命令によく従う。
④基本的に発言しない。黙して従う。
⑤報告など、発言を求められたときだけ発言する。
⑥自分の意見を主張しない。他人の意見に迎合する。
⑦他人と意見が対立したときには、一方的に譲歩する。相手に妥協を求めないため、譲歩はするが、妥協はしない。
⑧他人の言いなりである。
⑨何事にも、自分なりの考えがなく、他人の考えにしたがってばかりいる。

と、このような特徴があります。

集団の支配者同士が会うと、争いが生じます。どちらが上か、決めるための争いが避けて通れません。そして、勝負は、どちらかが勝つか、引き分けとなるかのいずれかです。勝負が着いた場合は、勝った方が支配者となり、負けた方が隷属者となります。引き分けた場合は、どちらも支配者のまま、今後も相手とにらみ合うこととなります。

男性エネルギー優位の人のコミュニケーションは、どちらが支配するか、どちらが隷属するかを決めながら、支配側が隷属側に命令を伝達する、という形で成立します。

ここであなたに質問したいのですが、あなたは、支配者になりたいですか?それとも、隷属者になりたいですか?

私は、支配者になりたいです。私は、全世界を支配して、世界平和を実現し、同時に、全世界の全ての人の幸福も実現したいのです。私は、そのために、全世界の全ての人を支配する支配者になりたいです。

私が他人の支配者になるためには、私が他人と何らかの形で戦って勝たなくてはなりません。私が、全世界の全ての人の支配者となるためには、私が、全世界の全ての人と何らかの形で戦って勝たなくてはなりません。特に、全世界の全ての男性エネルギー優位の人の支配者になりたいので、全世界の全ての男性エネルギー優位の人と、何らかの形で戦って勝たなくてはなりません。

このため、私対男性エネルギー優位の他人の対決を、平和的に安全に効率よく実現するための方法を考案しなくてはなりません。そして、私が、対戦相手、つまり、全世界の全ての男性エネルギー優位の人に勝つのです。そして、私が、全世界の全ての男性エネルギー優位の人を支配します。

私は、そんなことを考えています。

男性エネルギー優位の人の、会話の目的は、指示の伝達です。その指示を誰が出すのかを決めるのが、集団の中の序列です。この序列は、集団の中で順位を争って上下を決めます。その争いが何なのか?学歴なのか、所属する会社の有名さなのか、それは場合によるでしょう。とにかく、男性エネルギー優位の人は、常に他の男性エネルギー優位の人と、集団の中の順位を競っています。そして、少しでも上に行きたいと望み、日々生活しているのです。それが、男性エネルギー優位の人の、本当の人生の姿です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?