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笛の響き
僕にとっての人生は
ベストな笛の響きを探求し
笛を調整し続けるプロセスのようなもの
ここでいう笛とは身心のこと
調整者は精神
そこを吹き抜ける風は生命
笛は 現象の変化と共に目詰まりする
笛の傾きも変わる
笛に滞るものを常にお掃除し
笛の傾きを常に微調整し 笛の響きを最大化する
笛が鳴り響けば世界は躍動し
鳥たちが歌う
響きは人それぞれユニークに鳴り響く
そして皆が一緒に響けば さらに厚みのあるシンフォニーとなる
笛の目詰まりは
内面に意識を向けることで解消される
笛の傾きは 背骨と腰骨を立てることで整う
ふだん人々は外面にしか意識を向けていず
内面には無意識であり
つまり風のありかがわからないため
外面という見当違いの場所を探し続ける
しかるに笛はしっかり響かない
笛は背骨にあるようなもので
風は天地垂直方向に流れているようなもので
背骨が寝ていると笛は傾き 風をとらえられない
背骨を立てて しっかり風を通すことで
笛は鳴り響く
ひとりの笛が鳴り響けば
周囲の笛も共鳴する
まずは自分という笛をしっかり響かせるべし
そうすれば周りも自ずと響き始める