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読書初め | 人生を変えたコント

あけましておめでとうございます!
道草イートの明石です。

2025年1発目に読んだ本のご紹介をしようと思います。割と読書が好きでして、ざっくばらんに色んなジャンルを読むのですが、今回は霜降り明星のせいやさんが執筆した「人生を変えたコント」が非常に良かったので感想を書かせてください。


・本の概要

せいやさんの半自伝小説となってまして、実際に高校一年生で起きたいじめのお話を主軸にストーリーが展開されていきます。

そこでは最初に起きた些細な出来事から円形脱毛症に至った話、家族への想いなどについて語られ、最後は文劇祭といった劇などを発表する大きなイベントについて語られていました。

高校一年生のせいやさん自身をイシカワと記載し、学生時代のリアルな情景を鮮明に描いているエッセイになっております。

・この本すごい!と感じたところ

まず本の構成や表現に驚かされました。
私自身、お涙頂戴のような共感してくださいエッセイはあまり好みではないのですが、この本は少し小説のような感覚を得ます。

帯にも書いてあるのですが、「半自伝小説」といったように場面の切り取り方や表現の仕方が小説のようで思わず読み入ってしまう本でした。

イシカワは次どうなってしまうんだろう?どのような方法がある?と次の展開が気になる書き方となっていてものの数時間で一気に読み終えてしまいました。

また、例えの表現が面白く且つ分かりやすくまるで漫才の例えツッコミのような部分も散見されます。

とても読み応えのある作品であると感じました。

・誰もがどこかの登場人物

高校一年生のお話なのですが、そこでは誰もが経験したことがあるだろう雰囲気が描かれています。

やんちゃなクラスの一軍グループやそれに同調する周りの人、同調したくないけどするしかない人、勇気を出して声を上げる人、、、など

学生時代の自分はどの登場人物だっただろうか?果たしてイシカワに何かしてあげられただろうか?と自分も登場人物の1人として考えさせられるものがあります。

誰もが通ってきた学生時代と照らし合わせて胸がキュッとなる場面が鮮明に描かれています。

自身の反省や後悔、良かった経験など、読み手側は人それぞれの記憶と重ねながら様々な感情を抱く作品だと思います。


・ぜひ一度読んでみて欲しい。

本を読んで久しぶりに涙を流しました。この作品は特に今の学生にぜひ読んでもらいたい作品だと思いました。

内容、構成、表現どれを取っても読み応えがあり考えさせられる本です。

今一度明るく元気に楽しく生きよう!強い気持ちを持って生きてみよう!そんな気持ちにさせてくれる本でした。
ぜひ読んでみてください。損しないです。

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