よしりんの4毒抜き生活の扉をひらく・・②フルーツやファスティングの落とし穴
①からの続きですが、ちょこっと重複。
そんなときに、よしりん先生の話を聞いて驚いた・・・
フルーツは品種改良を重ねて糖度が甘くなったので、もはや砂糖扱いに近い。いわゆる「甘味」のある単糖類は、口腔内粘膜で瞬時に血液内へと吸収されるので、血糖値が上がると。
それに対して肉体は、やばい!血糖上がっている〜、これは「緊急時だ!」と、ものの数分で血糖値を下げるように膵臓からインシュリンを出す。(自然界において今ほど糖度が高いものは存在しない、、という。確かにサトウキビだって、そのままなら、竹のような繊維質を噛むとしみ出てくる、甘いジュース。)
でもそうすると今度は血糖値が下がりすぎて、血糖をあげようとグルカゴン(膵臓から)やコルチゾール(副腎皮質から)などを出す。
膵臓さん、忙しすぎ・・・というか、そう聞くとすでにこの状態で実は膵臓がアクセルとブレーキを交互に踏みまくってて、臓器が混乱してるんじゃないの??と同情すらしたくなるのだけれど・・・。その状態を作っているのは何気なく、口にポイっとフルーツを含む甘いものを放り込む「私」だし。
子どもの時に生物で習った、足りなくなった「糖分」は肝臓に貯蔵してあるグリコーゲンをリリース・・という優雅?なイメージとはちょっと違う・・・
そもそも果糖って吸収がゆっくりなはずじゃなかったっけ??
ん? でも、口腔内での速攻吸収と考えたら、辻褄が合う気がする・・。
緊急時にエネルギーをつくらなければ!という状態の解糖系作用。(火事場の馬鹿力を出している時、重量挙げみたいに息を止めてエネルギーを集中させる無酸素運動も同じ)最も早くエネルギーを作る方法は、糖新生という、内臓や筋肉という細胞を壊すという方法。
そしてこれが日常的に起こると、肉体は糖新生回路を繰り返すようになる。(と、私は理解した。もし間違っていたら正しく教えてください。)
ファスティングは糖新生を引き起こし、食べても食べても痩せる人は、そうやって食べるたびに、糖新生を起こしている状態だという。私はさすがにたくさん食べると体重が増えるので、そこまでの常習犯と言い切れない気もすると思ってきいていたけれど、ここで一番ドキッとしたのが、「空きっ腹にバナナとか、ダメですよ、フルーツでも糖新生起こしますよ」という言葉だった。
え?? あ、、十分に常習犯かもしれない・・・と。
つまり、フルーツダイエットとか、甘いドリンクダイエット、スムージーなら飲み放題オッケーみたいなものは、どんどんこの糖新生を活性化させるということになり、それで痩せるのは、「甘いものを食べるたびに内臓組織細胞を壊しているから」ということになる。
更に追い討ちをかけると、余剰に入ってきた果糖は肝臓などに中性脂肪として貯蓄される。
アダムとイヴと林檎の図がふわっと脳裏に浮かぶ・・。
うわ、禁断の果実!笑
イギリスで食べるフルーツは日本のフルーツみたいに糖度が高くなくて、かなり酸っぱいものが多いとはいえ、輸入品なバナナなどは十分に甘い・・・
うちの庭の完全自然栽培の老木リンゴは一般的にはクッキングアップルと言われるかなりすっぱいリンゴ。確かに今、園芸店で買えるりんごの苗木は、品種改良されててデザートアップルと分類されるものが多い。
ちなみに夫は日本のリンゴは甘すぎて好きではなく、日本に住んでいたときは、かろうじて紅玉やNJのジャズアップルなら・・という感じで蜜入りを気持ち悪がっていた。スーパーでデザートアップルと並んで、クッキングアップル:グラニースミス(青リンゴ)も普通に売っているのは、あの酸っぱさがないと林檎じゃないという人が多いからだと思う。
*ちなみにグラニースミスは庭のリンゴよりは全然甘いので初期の改良林檎だったのかな?と調べたら、英国から農業移住でオーストラリアに渡ったスミスおばあちゃんが捨てたクラブアップルが自然交配して自生して1868年に偶然できたものだったという。)
今まで何も知らずに、普通に小腹が空いたらバナナとかリンゴを食べていた。ドライフルーツも同じ扱いで。中庭で収穫できるようになったうちのワイン用と思われる葡萄はかなり酸っぱくて、しっかり苦めな種入りといえ、ブドウ糖そのもの・・・。
なんせうちはフルータリアンか?というほど、フルーツの消費量が多い、、、(あ、葡萄は苦酸っぱい種もしっかり噛めばいいのかな?という気はする。グレープシードオイルがあるくらいだし、義父が種が身体に良いんだと言っていたのを思い出す。)
口腔内吸収の可能性がある単糖類とは対照的に(多分、全てが口腔内では吸収されない?)多糖類のお米を食べると、口にして5時間ほど経って小腸に達してから、腸の中も数時間かけて糖分に分解吸収される。こういう形でじんわりと血糖値の安定した状態をつくることが、血糖値を保つのに必須という。
基礎にこの状態があれば、血液中の糖分が安定しているので、上記の糖新生には陥らない・・・ということなので、「お米をしっかり噛んで定期的に食べる」というのがとても重要になってくる。
逆に言えば、この方法で穏やかに安定した糖分が保たれることなしに、糖新生という負のループからは抜け出せないという・・・。
といえ、幸いにも改善方法がある。
糖新生ループに入っていても、1−2ヶ月間、ご飯を頻回食(常に体がお米の消化をしている状態を作っているようにすること)にすることで、正常な状態に戻せるそう。
さらに植物オイルは、、、
うわわわわ、、、
で、いろいろ心当たりありすぎて。。
全く気にもしていなかったのに、、、
ごめん、これかなり絶対的にNGやん!!!
しかもEXVオリーブオイルだってダメなのかーと。。
家族の食生活を乱していたんだということに気づくと唖然とする。
約10年前の網膜剥離を始め、植物性油がリンパ液も血液もドロドロにしていたのか・・・と当たり前と言えば当たり前だけどむちゃくちゃ納得。心当たりあるあるなのです。
小麦は・・・そこですね、、軟骨攻撃で関節に来たのは。
ふと思ったこと(↓)もあるのですごく納得する。
このイギリスの気候では普通にできもしないことだけれど、自分で食べる野菜くらい自分で育てられたら幸せだなと考えた時、それでも必要になって、買わないと手に入らないものは何か?と考えたことがある。
その時にまず「食用油」が浮かんだ。
あればかりは、たとえ圧搾する機材があったとしても、相当量の素材がないとできないわけだし、「購入を余儀なくされる」と・・・。個人で作れないものは、昔どうしていたのだろう??と。
なるほど!だいたい、購入しないと手に入らないものは不要だったんだ!と気付けました。そしてさらに言えば、イギリスの伝統的な食卓・・・有名なローストディナー。お肉をオーブンで焼くだけ。そして野菜もローストするか、茹でるだけ(塩も使わないで:笑)・・・意外にも、あのまずいと悪名高い、イギリス料理というのは、ある程度健康的なのかもしれないと・・・笑 (フィッシュアンドチップスとか、オールデーブレックファストとかは問題外といえ)
ちなみにオーツ麦は特に冬の朝のポリッジ(おかゆ)として重宝され、冬の季節性鬱にもいいと言われる理由も、スッキリ理解できた気がする。つまりは、ゆっくりと時間をかけて糖分となる食材をしっかりと摂取することで、心も体も安定するということだ!)
よしりんはファスティングして調子がいいのは4毒を抜いたからでしょ・・・と仰るのだけれど、それも納得がいく。自分的には体が軽くて心地よいのに、家族からは、ファスティングしていると、どこかピリピリ不機嫌オーラを感じると言われたこともあるし。笑(自分は食べないのに家族のご飯は作らなきゃ・・・というのもあるかもしれない)
詳しくはよしりんの数多い動画の中からピッとくるもの(多分、一番見たくない抵抗があるもの!笑)を見ていただけるとわかるのでそちらで正しく、しっかり理解されるといいと思います。
もうすこし、③に続きます。