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AUSワーホリ体験記 vol.2

旅に出たいなーと思った。
留学ではなくて、 旅に憧れてた。
どうせ行くなら1年くらい行ってみたいと思った。

ワーキングホリデーの記録、続きます。


9月


初めての電車旅


シェアメイトに別れを告げて、 インディアンパシフィック号に乗り込む。

旅はいつも、出逢いと別れの繰り返し。
これにはいつまで経っても慣れない・・。

どこまでもまっすぐなナラボー平原で、
泣きながらパースでの毎日を思い出してた。


インディアンパシフィック号で3泊4日の旅


アデレードからはカンガルー島へ。
メルボルンまではグレートオーシャンロードを。

オーストラリア一周は、どこに行ってもいつも新鮮で感動の繰り返し。
母国の22倍もある国のスケールには、いつもビックリされっぱなしです。

10月 旅とは?


タスマニア島へ渡る


タスマニア島。
ここは本土と全く違う景色が楽しめる南の果てで歴史も古い。

山の頂上で見た虹も、新鮮な魚介類も、とにかく素晴らしかった。

太陽とともに起き、太陽とともに眠りにつく毎日のテント生活は、
お金では買えない大事な思い出です。

炊飯器がなくても、お風呂がなくても、毎日とても楽しかった!


クレイドル山に登る


旅の途中から、旅に出る意味を考えるようになった。

色んな旅があって色んな人がいる。
旅に出なくては、旅で得られるものはわからない。
旅に出ない人に「旅」について語りたいけれど、
どこまで伝えてあげられるのかわからない。

旅で得られるものは無限にあると思う。

旅は楽しいだけではありません。
寂しいし、疲れるし、恐い。

だけど涙が出るほど嬉しい事や、 震えるほど感動する時がある。

それが旅。
その感覚をもう1度つかみたくて私は旅に出たくなる。

そしてニュージーランドへ


2か国目!


10月中旬、ニュージーランドへ飛んだ。
私が周ったのは南島だけだけど、オーストラリアとは全く違う国だった。

当たり前のことなのに、島国で育った私は視野が狭くって
外国は全部同じのような気がしてたのでちょっと戸惑った。

国境を越えるっておもしろい。

フランツジョセフ氷河

初めて氷河に登った。
氷だけの世界。

自然が息をしているのが聞こえました。


2011年の地震で倒壊してしまった聖堂

11月


私はバス旅が好き。
飛行機が苦手なのもあるけど、
等身大の世界を見せてくれるのはバス旅だと思う。

時間はかかるけど、「道」を走るのが好きです。

ケアンズに帰ってきた!
一周した!

大好きな青空の下で、自由な時間を楽しもう。
懐かしい仲間との再会。

私は一人でここへ来たけれど、今ではたくさんの仲間がいる。
彼らに出会えたことが本当に嬉しい。


感動しすぎて再訪したホワイトヘブンビーチ

12月


戻ったケアンズでは宿の手伝いをしたり、語学学校に通ったり。
残りの時間を楽しんだ。

宿の手伝いは、フロントに交渉したら雇って?くれて、
宿泊代も無料になった。

渡豪時に下の下だった語学レベルは、中級まで改善された。

クリスマスには日本からのカードが届いた。
たくさんの友達に支えられていた。

私に旅ができるのは、みんなのおかげだと思う。
離れてても支えになってくれる友だち。

もうすぐ1年が終わろうとしている。
私は感謝することが多くなった気がする。


ケアンズ近郊ビーチ

1月


初日の出はシェアメイトとビーチへ。

日の出と共に一機の飛行機を見ました。

明け方の4時、日本からの便がケアンズに着く時間です。

1年前、 あれに乗ってここに着た。
そしてもうすぐ、 あれに乗って日本に帰る。
なんだか少し切なかった。


ケアンズ近郊ビーチ

2002年1月21日


今日、日本に帰ります。
東京経由、ロンドン行きのチケットを持って。

もう旅が止まらない。

次の夏はヨーロッパ。
誰に出会い、何を考えるんだろう?

オーストラリアに来て本当によかった!

来たばかりの頃、帰りたくないって泣けるくらいすてきな1年にしたいって
思ってたけど、 前日から大泣きするくらい大満足の1年になりました。

旅を終えて


今は日本社会の中で、 ごく普通の生活をしています。

小さい頃は大人になりなさいとよく言われましたが、
自分の為の時間が無く、周りを見る時間も無くなってしまった。

事務能力や営業力は伸びましたが・・、
ワーホリ時代には、もっと大切な何かを学んでいた気がします。

これを機に時間を作って「大切な何か」を思い出していこうと思います!


どうか皆さんによい旅を💞

世界の旅人によい旅を(o^―^o)


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