「分かる」と「わかる」の使い分け【日本語って世界からの評価高いね】
「分かる」と「わかる」の使い分けに悩むことはありませんか?
日本語には漢字、ひらがな、カタカナの3つの表記があり、どれを使うか迷う場面が多いです。
私は公的な場面では「分かる」を、一般的には「わかる」を使っています。
実は、どちらも正解とされています。
この記事では、正式にはどちらが正しいのか調べた上で、日本語に対する世界からの評価、文字変換を早くするツールを紹介しましょう。
■ この記事を書いている人
Webコンサルタントで、大学の非常勤講師。
大学ではWebライティングの講義を担当。
1. 日本語の複雑さ
1. 正式な表記は「分かる」
「分かる」は公文書や新聞で使われる正式な表記です。
文部科学省は「分かる」が正式としています。
ただし、目的や相手に応じて、ひらがな「わかる」を使うのも許容されると公表しています。
記者ハンドブックでも「わかる(解る、判る)→分かる」と、「分かる」が正式とされています。
一方、一般社会では「わかる」が広く使われています。
中学の教科書でも「わかる」とひらがな表記が使われています。
2. ひらがな、カタカナ、漢字の3表記の難しさ
英語ではスペルミスのチェックが簡単です。
例えば、「Apple」は正しいです。
一方、日本語では「リンゴ」「りんご」「林檎」のすべてが正しい表記です。
3つから一つを選ぶ必要があります。
日本語はひらがなだけで通じるにもかかわらず、漢字とカタカナもあります。
これが日本語を複雑にしています。
2. ひらがなか漢字に統一してはどうか?
私は昔から、ひらがなか漢字に統一すればいいのにと思っていました。
古文や漢文があるように、昔の人はひらがなばかり、または漢字ばかりで書いていました。
3表記はややこしい。
もしひらがなか漢字に統一するなら、私は漢字を選びます。
3. 私は漢字派
1. なぜ漢字がよいのか?
私が漢字がよいと思うのは、単純に漢字が大好きだからです。
漢字が好きになった理由は、10歳のころ『老子』を読んで感銘を受けたからです。
いまでも、一番好きな本。
2. 漢文の魅力
『老子』には、心に刺さる言葉が多くあります。
例えば「大器晩成」という言葉は、学校では「偉大な人が晩年に成功すること」と教えられます。
しかし、元の意味は「大器(偉大な人)は晩年になっても完成しない、永遠に未完成で成長し続ける」です。
こうした深い思想が漢文にはあります。
漢字ばかりが敷き詰められている見た目のかっこよさにも惹かれました。
代表的な「上善若水」をはじめ、他にも心に響く生き方のヒントが多いです!
4. 日本語に対する世界の評価
1. ひらがなが人気
台湾の友人から「ひらがなが好き」と言われたことがあります。
まるくてかわいいからと。
特に「の」が人気です。
私が台湾に行ったとき、お店の看板によく「の」が書かれているのを目にしました。
2. カタカナも人気
カタカナも負けてはいません。
海外では、日本のアニメの影響でカタカナに親しみをもつ人が多いです。
(これは世界レベルです!)
アニメや漫画、ゲームなどのタイトルやキャラクター名には、よくカタカナが使われていますよね。
なじみがあるので、好まれるようです。
3. 世界で最も研究されている言語の一つ
日本語は、世界で最も研究されている言語の一つです。
パラオ共和国では公用語として使われています。
日本では公用語が定められていませんが、日本語は日本の公用語でしょう。
日本とパラオ共和国の2か国を合わせても、(日本語を日常的に話す)人口は世界人口の1.5%ほどにすぎません。
日本語は難解な言語の一つでもあり、「解明したい!」と興味を持つ研究者が多い傾向にあるようです。
「は」と「が」の違いなども、難しすぎていまだ解明されていません(一部は解明されています)。
4. 複雑さが生む個性
日本語は書くのが大変です。
その分、自分らしさ(個性)を出しやすく、豊かな表現ができるのかもしれません。
昔(旧字体の時代:1949年以前)は、いまより漢字が複雑でした。
「実体」を「實體」と書きます。
※ひらがなもカタカナもある時代です。
いまは画数の少ない漢字(新字体)ですが、アルファベットまで追加され、さらに難解で複雑な言語になりました。
しかし、日本語は複雑さゆえに、細部まで自由に表現できる魅力的な言語であるともいえるでしょう。
5. まとめ:「分かる」と「わかる」の使い分け
1. 今後の使い分け
私は「分かる」が正式であると知りつつも、多くの場面では「わかる」を選びます。
今後もこのスタンスでいくつもりです。
本気を出すときは「分かる」、通常モードのときは「わかる」を使います。
(自分ルール)
2. Googleツールの活用
日本語は複雑です。
私は日本語の入力や変換を早くするために、3つのGoogleツールを使っています。
書くスピードを上げたい方は、下の記事をぜひチェックしてみてください。
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