休むとはどういうこと?
20代30代は、とにかくやりたいことをいっぱいやるのが素晴らしい!と思っていた。
「何もしない時間なんてもったいない!詰め詰めにしていっぱいやる!」という幻にずっと冒されていた。
仕事・家事・育児をして、いろんなことを吸収するべく大事な情報を取り逃さないように、隙間時間にも本を読んだり、英語聞いたり、仕事の勉強したり、さらにやりたいことやり、何とか隙間にぎゅうぎゅうにねじ込んでいる毎日。
でも、満ち足りた1日ってどんなのだろうかと考えたら「気持ちよく休む」ことだった。
小学校の頃、頑張れば学校に行けた日に「具合が悪い」とお休みをしたことがあって、その後、元気になっちゃったもんだから、子どもなりに感じた罪悪感。
母は叱咤激励型。人に遅れを取らぬように頑張りなさい!人に負けないように頑張りなさい!後で困らないように・・・〇〇にならないように・・・という感じで不安恐れを煽って、自らも周りも動かすタイプ。
だから「休んではならない」は自分なりに深く刷り込んでしまった価値観で、その幻想に取りつかれ、休むという意味を雑に扱っていたことにようやく気が付いた。
もう緩めてもいいよね・・・。
外的刺激に弱いのと疲労回復力が落ちてきたので、最近は出かけた後は仮眠をすることも。
受取った雑多な刺激を必要なものだけになるように、休むことによって脳に整理してもらう感じ。
休むことを1日の中に充分に取り入れた方が、きっと自分の最適解に辿り着きやすいのだろう。
予定と予定の間の小休止、その何もしない余白が、満ち足りる感覚を得るにはあった方が良いということ。何かを沢山やることではない。
ガールズイラスト、背景にリンゴの木を描いてみました。