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あんぱん ① (あんぱん成分・評)

日本を代表する『食』は数々あれど、「あんぱん」は是非ともその中にいれていただきたい日本のオリジナル食。あんぱんの起源は言わずもがなのパン屋さん発祥の『木村屋』さん、明治7年(1874年)に遡ります。

木村屋さんがあんぱんを世に出すアイデアの元となったものは酒饅頭。私があんぱん同様に好きなその酒饅頭自体も歴史は古く、今もなお愛される日本最古の饅頭と言われているほど。かの諸葛孔明がかの国で「暴れている河を鎮めようと小麦で作った皮で肉を包んだものをお供えした」という饅頭を鎌倉室町時代に日本から仏教を学びに行っていた僧侶が帰国時に中身を肉から小豆に変えて(さすが殺生を好まず。ここにも『肉を食べないという選択肢』が!)日本に伝わってきたとされています。その酒饅頭をヒントに考案したのがあんぱんの起源なのだそうです。

そんな銀座・木村屋總本店さんの歴史とともに親しまれてきたあんぱんも現在では置かないパン屋さん、コンビニ、スーパーは日本にはない!までに日本人の暮らしの中に浸透しているあんぱん、あんぱん独自の統計はないもののパンを買う場所1位がスーパー、2位がパン屋 、3位がコンビニという結果。 男女差では女性はパン屋と百貨店、男性はスーパーやコンビニというわかりやすい図式となっています。しかしそんな愛好品?主食?個人的好物!でもあり、日本国中どこででも買うことができる「あんぱん」ですらその成分、原材料の多くは食品衛生管理法の第1章第1条に描かれている「国民の健康を保護するため、ここに本法を制定する。」もおろそかになっており、私が個人的に「禁止令」を伴侶からくらってしまうほど「あんぱん」が疎遠になりかかっています。パン屋さんのあんぱんは「OK」、しかしお手軽コンビニ・スーパーのあんぱんでは「食品にあらず。絶対にダメ」なのが我が家、しかし現実問題としてはコンビニで2個買える値段のパン屋さんのあんぱんなのです。

伴侶に「あんぱんを喰わせぇ〜ヽ(´o`;」 と訴えるにはまずは各あんぱんを比較して、製造元にあんぱんをあんぱんとして本来の「あんぱん」を製造してもらうに限る!と思いつきました。それにはまず各あんぱんを知ることから・・・。それはまるで調査という名目でのあんぱん捕獲が如く(汗)

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<銀座・木村屋總本店>
まずは総本家、家元から。最近伴侶の影響でまず必ず原材料を観てしまう癖がついてしまい(笑)、やはりというか当たり前なのに凄いとおもってしまうのは、あんぱんとして必要な物以外を使っていないということ。

[ 小麦粉、小豆こし餡、小豆つぶ餡、砂糖、卵、酒種、ぶどう糖、バター、桜の花の塩漬け、食塩 ]

安いあんぱんに慣れてしまっていたせいか第一印象はなんだかパンが硬い?パサパサしている?と思いながら食してみると正に「参りました」(汗)。これぞあんぱんです♡文句の付けようがありません。1個178円ごもっともですm(_ _)m

賞味期限は購入日から4日後です。桜:カロリー135Kcal、たんぱく質3.3g 、脂質0.7g、炭水化物28.9g、食塩0.4g(小倉0.1g、けし0.04g)

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<セブンイレブン・武蔵野フーズ>

[こしあん・つぶあん(赤生餡、砂糖、水飴、食塩、寒天)、小麦粉、砂糖、マーガリン、卵、発酵種、パン酵母、乳等を主要原料とする食品、食塩、発酵風味料 / V.C ]

賞味期限は購入日から3日後(つぶ2日後)です。エネルギー321Kcal(小倉333kcal)、たんぱく質8.2g(8.3g) 、脂質4.0g(4.8g)、炭水化物65.2g(66.8g) -糖質61.0g(61.6g) -食物繊維4.2g(5.2g)、食塩0.6g(0.7g)

以前読んだ週刊誌の危ないコンビニパンランキングの一番安全なセブンイレブンのあんぱんではありましたが、こうしてまず基本とする木村屋さんのものと原材料や数字を比較して見るだけでもその内容は実にバラエティさが目につきました。しかも発酵風味料って何?!発酵させているんじゃないの?!(苦)。カロリー表示2倍以上の数字(135:321)、桁違いの脂質(0.7:4)、炭水化物も倍以上(28.9:65.2)。コンビニ飯は太るということはあんぱんにも言えるということ?!なのでしょうか。安くて手軽、言い換えると時間がなくて安い賃金で働いている人は太りやすいの証(苦)。食品ロスが叫ばれるなかコンビニのあんぱんの方が日持ちが悪い。保存料入っていない点は安心できますが(汗)

まず袋から取り出してみるとセブンあんぱんは艶々。しかし口にしてみると、木村屋さんのものを食べてからだからなのか「あれ?なんか変」と感じました。それまであれほど美味しい!と思っていたセブンイレブンのあんぱんが・・・あんぱんではないのです。あんぱん食べている感じがない(苦)。あんが餡に感じることなく安く固まっていない羊羹?!みたいに感じられ(あとで気がつきましたが寒天が入っているw)、パンもふんわりのはずが実は膨らみだけで潰れやすく生地はべっちょり。やばい口が、感覚が肥えてしまったw 生まれてはじめて食べるのを止めようかと思えるほど感覚がおかしい・・・。しかもこれまで気にならなかったマーガリン感が。。。

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散々小学校の給食で慣れ親しんできたマーガリンではありますが、個人的には少年当時からりんごジャムやマーマレードと1日おきに給食に出されていたマーガリンではありましたが、当時からマーガリン時は使わずにコッペパンだけを食してきました。給食残し唯一持ち帰るマーガリンは食品としては扱わず、使い道は米国版PLAYBOYなど輸入エロ本の墨消し道具(自爆)。ついでの余談ですがマジック墨塗りは消えるけど、消してみてわかるその下にあるべき肝心の局部はスクラッチで削られていたというオチでした(爆)。

大人になってもマーガリンは好きにはなれず、何年か前もマーガリンは脳を溶かすという話が流れ、アルツハイマーにも関係するものとしてようやく世間から(個人的に)嫌いなマーガリンがなくなるかと期待していたのに一向になくならず、、、。コンビニのコッペパンからマーガリンが消えて餡だけ、ジャムだけになることを願っておりましたが、世界では問題となって使用が禁止されたのにも関わらず、日本ではいまだに食管法食材として添加物として使ってしまっています。『世界で規制が進む「トランス脂肪酸」 日本では野放しのなぜ?』(FRIDAY DIGITAL)もマーガリンが禁止されていないこの国の国民を犠牲にしていることを記した原稿。マーガリンに限らず一向に日本では禁止されることこともなく、添加物は安全としている大学教授などや企業癒着が蔓延る政治家大先生、広告料がすべてと正義を失ったテレビ局。まさかまさかの日経ビジネス『風評に惑わされるな! 「食品添加物は危険」のウソ』はまさにビジネス本意の本性。大手会社や団体を敵に回すと広告料が入らなくなるばかりか会社によってはその担当は飛ばされその職を失うのは食品業界相手でも同じこと。そういえば某団体からも広告局経由でクレームをつけてこられた私(大汗)。広告代理店に仕組まれる業界(汗)。しかも平然と数字のトリックで販売されている日本の加工品の成分はまさに驚くべき内容アミノミクス(安倍さんも一枚噛んでる!?)。『アミノ酸等』と表示されたものはアミノ酸にあらず、食品にあらずは伴侶からの受け売り話(苦)。

記憶を辿ると、かつてのそんな危ない日本でも認可取り消しも存在していたことを思い出しました。私の世代で合成添加物代表といえばチクロ(サイクラミン酸)。それは砂糖の40倍の甘みを持つとされていましたが、昭和44年に発がん性があるとされた米国では使用が禁止、それにならい日本でも右へ倣え。しかし現在でも中国やタイ、欧州でも使用されているチクロ、なんかの政治色を感じてしまいます(苦)。今の日本ではチクロの変わる合成甘味料といえばステビア。個人的にはこれもマーガリンが如くどうしても好きになれない。まずその味が好きじゃない(苦)。そして日本ステビア工業会なるものが存在している時点でそっちの方向で勘繰ってしまう(苦)。しかし伴侶は天然のステビアは良い食材というのですが・・・私は飲みません。もちろん健康被害以上に美味しく感じないから(爆)

記憶は紐解かれ、甘味料ではなく着色料も日本コカ・コーラの飲料ファンタが大きく変わった時代がありました。代表格が「アップル→ゴールデンアップル→アップル」。オレンジもグレープも毒々しい原色の時代でした(苦)

あっ、話が全然あんぱんに関係なくなってきてしまったところで、各種あんぱんを分解する自由研究、別名「あんぱんの成分に文句をつけて危険物質を探る旅」は次回に続きます(∩˃o˂∩)♡


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