見出し画像

『肉を食べないという選択肢』 ぱぁ〜と4

日頃スーパーに買い出しに行き、購入してきた食材を家で調理し食している時には気を使わなくて済むことではありますが、いざ外に出てご飯を食べて帰ろうとすると、そこに立ちはだかる『肉』という障害があります。

私が「肉を食べない」生活なのは『絶対』ではなく選択肢としてのこと。「食べない、肉を避ける」くらいな軽い感じでおりますので、もし料理に入っていたら「食品を無駄にしたくはない想い」の方が強いので食べてしまいそうな意思の弱さ(笑)ではあります。しかし伴侶との生活の中で見つけた自分の中でのひとつの選択肢「肉を食べないということ」。そして実際にそれを意思を持って実行みると、それまで普通に生活していた(と思っていた??)ことも不自由に感じる(私は不自由感より面白い感)ようになってしまうのだろうとつくづく感じてしまいます。そして普通というものに拘るといつの日にか挫折してしまうのだろうと思います。でも実際に世間一般でいう『普通ではないこと』を実行してみると、食に対する創意工夫は調理や食そのものの幅を広げ、確実に自分自身の感性や感覚は研ぎ澄まされるようで、それまでそこに普通にあった出来事、観ていた風景、光景、情景が変わってきています。そんなことを日常生活で感じはじめています。

例えば、駅や街中に大きく掲げられている看板、そこに写真として撮影され描かれているもの『まな板に載った大きな生肉の塊』。何気なく見過ごすか「美味しそう」と思うかは個人差だとは思いますが、そこにもうひとつの『それは生命体から切り取られた「肉片」』というこれまで感じなかった見え方が現れました。「これって人体の肉と牛の肉と何が違うのだろう?!」そんな疑問が頭を過ぎるようになりました。そんな風に考えて観えてしまうと「美味しい?」より「霜降りの良い肉?」よりも生命体の「肉片」にしか観えてこないのです(苦)。

そこにあるのは「可愛いぃ」=「美味しそう」なのかもしれません。

また脱線してしまいますが、映画『SAW』をはじめとするサイコスリラー映画も好きで、サイコ映画に弱い人が観たら夢に出てしまいそうな残酷なシーンでも私は考えながら冷静に観入ってしまったり(現実に自分の立場だったら飛び道具1発希望のめんどくさがり屋ですがw)『世の中で一番怖いものはお化けでも宇宙人でもなく凶器になれる狂気「人間」だと思っている身』であります。そんな私は異端なのか、普通の中の1人なのか。

高級レストランに紳士淑女がドレスコードに合わせた服で入店、席に通されて引かれた椅子に腰を下ろし、出されたメニューを覗き込むとそこにあるのは綺麗な裸の人間のブイ・・・何を言わんや想像してくださいw 良い感じのフォアグラは良い感じに肥えた若い女性の・・・えっ?もういいですか?!(自爆)。でもそうなるとファッションモデルは出汁をとるくらいにしか食せない?!感じ(汗)。「可愛いぃ〜♡」と言って観ている子豚、子牛、うさぎ、鳥や馬、それと日頃食べている『肉』の生態は何が違うのでしょうか?! もちろん食しているのは自然死や老衰で死んだ生命体の肉ではなく、生きている状態の生命体を殺してからの肉。死んだ人間の遺体を運ぶ場合は血を抜いて運ぶとかなり楽に運べるらしいです(苦)。愛玩動物という呼称があるように裏社会では食用の人間というものがどこかであるのかもしれないと思ってしまいます。

画像1

話を本線に戻します。

渋谷の宮下公園で食事をしようとしたら、都内のどこのよりも人、人、人、安心の密、密、密、そして店舗は肉、肉、肉だったということからの今回のお話「ぱぁ〜と4」でした。

もし仮に今年オリンピックが行われていたとしたら、ちょうどパラリンピックも終わったばかり。渋谷でもオリンピックに訪れた観光客によっての『肉を食べないという選択発注』がもっと行き渡り、知れ渡り、それをきっかけにした店舗の『肉を食べないという選択メニュー』がタピオカのように増えていったのかなぁ〜とまたこの国の開国機会を失ったことが残念でしかたありません。

私を含めこれまでの世間一般が思っているヴィーガン(vegan)やベジタリアン(ベジとはラテン語vegetusが語源で、「健全な」「新鮮な」「活力のある」という意味)は特殊なところに位置していて、極端な人々の話。それは普通ではない異端だったのかもしれません。「なんでも文句言わずに残さず食べなさい!」という昔の『普通』教育から来てしまっているのはしょうがないことだったと思います。でも食物によるアレルギーが知れ渡るようになり、制約も明らかになったとともに、選択肢も広がり今があると思います。だからこその自らの選択肢『肉を食べないという選択肢』も外食産業で広がっていったら現在この厳しい状況での飲食産業、お店としても差別化できるのではないかと・・・「なかったら作りたい」これまで、そしてこれからも食材買って来て工夫して調理して、そんな工夫を生かしたお店を、差別化されたオリジナルなお店を。

ひとつのことを意思を持って続けていくと、新しいことがみえてきます。

いいなと思ったら応援しよう!

石島 道康 / Michi ISHIJIMA
よろしければサポートをお願いいたします。 サポートしていただけますことが次へとつながります。夢をひろげて笑顔をひろめていきたいと願っております。