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『Coup』というボードゲームが面白かったので紹介する記事

昔からゲームが好きで今はスマブラにのめり込んでいる僕だが、学生時代に知り合った方がボードゲームフリークで、ボードゲームにもちょこちょこ手を出してる、って話は前の記事でも書いたっけか。現在世界に存在するボードゲームの数は数百種類以上にものぼるといわれており、オーストラリアでもボードゲームはかなり盛んである。

オーストラリア1年目にケアンズに住んでいた頃はボードゲームのコミュニティに参加することもあり、日本ではやったことのない数々のものを遊んできた。今回は、ケアンズでやったボードゲームの中で特に記憶に残っており、自分でも購入してしまった、Coupというゲームについて紹介させていただきたい。


Coupとは?

Coupと書いてクーと呼ぶこのゲームは2人から6人まで遊べる、カードとコインを用いたボードゲームとなっている。相手のライフを0にし、最後まで生き残っていたプレイヤーが勝利となるゲームだ。

プレイヤーの手元にはまずコインが2枚、そしてカードが2枚配られる。このカードは自分で確認できるが、伏せて相手には絶対見えないようにする。

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次に、ジャンケンか何かで最初のプレイヤーを決める。ここから先は、1ターンに1回、プレイヤーが1つのアクションを行うことを繰り返す。

できるアクションは、

Income
②Foreign aid
③Coup
④各種カード能力の使用

の合計4つ

Income(収入)は、山からコインを一枚獲得、Foreign aid(海外援助)は山からコインを二枚獲得できる。

コインを7枚集めると、Coupが使用可能になる。Coupは相手プレイヤー一人に対して宣言し、相手のライフを一つ減らすことができる。手持ちのカードはライフ替わりになっており、ライフを削られたプレイヤーが任意のカードを表向きにしなくてはならない。表向きになったカードは効果を使うこともできなくなるので、ライフを削られると不利な状況となる。

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カードは全部で5種類×3枚の15枚で成り立っている。カード効果には能動的に発動するものと、相手のアクションへのカウンターとして発動できるものがある。


Duke(侯爵)

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Taxというアクションで3枚のコインを獲得可能。更に相手のForeign Aid(コイン2枚獲得)をブロックできる。これにより、DukeによるForeign Aidのブロックを警戒して、Incomeが生きてくる場合もある。


Assassin(暗殺者)

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相手に攻撃するには本来7枚のコインが必要なのだが、Assassinの固有アクションassassinateではコイン3枚で攻撃が可能。一気に相手のライフを削れるカードだ。


Ambassador(大使)

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山札からカードを2枚加えて、持っているカードと交換できる。後述するCaptainのStealをブロック可能。


Captain(船長)

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相手からコインを2枚盗む(steal)ことが可能。また、相手のキャプテンのstealをブロックすることもできる。


Contessa(伯爵夫人)

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強力なカードであるAssassinの攻撃をブロックすることができる。それ以外の効果は特になし。


と基本的なルールはこんなところなのだが、勘の良い方はあることに気づいたかもしれない。

このゲームはカード効果を多く用いるゲームだが、基本的にカードは伏せた状態で行われるつまり、、、


持ってないカードを持っていると、ウソをつくことができる。


そうこのゲーム、ウソをついてもいいのである。何回でもウソをついてもいいのである。だが、つきっぱなしじゃ終わらないのがこのゲーム。


他のプレイヤーのアクションやブロックに対して、「あれ、もしかして嘘ついてる?」と思ったらそのプレイヤーに対して「チャレンジ」を宣言できる。もし宣言されたプレイヤーが指定カードを持っていなければ、そのプレイヤーはライフを1削られてしまうのだ。

だが逆に、チャレンジ宣言されたプレイヤーがカードを持っていれば、宣言した側のプレイヤーがダメージを受けてしまう。このチャレンジこそが、Coupの醍醐味であり、このゲームの心理戦の柱ともいえるギミックなのだ。正直に行動して相手のチャレンジを誘発するか、リスクを背負って嘘をつき続けるか、プレイヤーのプレイング次第で自由自在に楽しめるゲームなのである。


日本ではそんなに有名ではないボードゲームかもしれないが、少年時代にカードゲームをやっていた世代の方は必ずハマると思うのでぜひ一度手に取ってやってみていただきたい。

おわりに

現代では文明の利器をフル活用したデジタルのゲームがありふれており、僕もそういったゲームは大好きだが、ボードゲームにはアナログならではのコミュニケーション要素などを詰め込んだ、デジタルゲームにはない面白さが内在している。

皆さんも、ぜひお気に入りのボードゲームを探してみていただきたい。

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