971/1096【極楽観光ガイド】地獄の歩き方
吾輩は怠け者である。しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で971日。
※本題の前に、まずは怠け者が『毎日投稿』に挑戦するにあたっての日々の心境をレポートしています。その下の点線以下が本日の話題です
971日目。いつぞやにやめていた世界的人気のオンライン戦争ゲームを、すこし前から再開している。というのも、当時つながっていたあちこちの国の友人たちが心配してメッセージをくれていたのがわかって、返信してやりとりするうちにまたプレイするようになったからだ。
今日はそのゲームで知り合ったクロアチアの青年とのチャットに、午前中のすべてを充ててしまった。彼はアルバニア語とクロアチア語と英語とドイツ語とほぼネイティブとおなじように話し、他にイタリア語とロシア語を使うことができる。ほぼイーサン・ハントだねと伝えたら、大したことではないのに、といって笑っていた。すごいなあ。
クロアチアに生まれ育ち、いろんな言語を習得して生きている一地球人との通信。彼はこの宇宙に存在する生命体だ。この宇宙に生きる、リアル宇宙人とのやり取りなのである。そう思うといつだって、人間とのやり取りは面白い。
これを読むあなたという宇宙人の、今日の気分はいかがですか。大気圏に守られて、真空の宇宙の中にいる気分はいかなるものでしょう。
あまりそのことを思い出さない人は、たまには自分の居場所がどこだったのかを思い出してみて。あなたのいるところは、ちょっと大気圏を出てみたら、どんな場所なのかを。
ギュッと目の前だけを見てきた近視気味な心を、最低でも人工衛星よりは遠くに飛ばして、宇宙の中でおもいっきり伸びをして本来の広さを思い出してみてね。
ああしかし、こんなことを文字に表すという経験ができて、地球人になって本当に良かったなあ…と、そんなことを思う、いよいよ4桁到達まで30日を切った本日であります。
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今日はほとんどの人に「なに言ってんだコイツ」と思われても仕方のないことを書いてみようと思います。さあさあ、こういうときこそが楽しいぞ。
わたしはここ数年間、いろいろなところに「この世のいっさいが苦だ」と書いているのだけれど、これについては読者さまから、見事に、見事に完全スルーを食らいます。誰も相手にしない考え方なのです。
そこでわたしは学びました。これはつまり他者から見て「辛そうな考え方だ」「そんなふうに思いたくない」「ネガティブで悪影響だ」と感じられるものなのですね。
しかしそれは完全なる誤解なのです。
今日はその誤解を解こうという趣旨で記事を書いてみます。
🐣
この世のすべてを苦だと書きましたが、言い換えればつまりは、この世は地獄だということ。そう書くと、もっとひどく見えますがね。
しかしわたしは
『この世は地獄』
だということを受け入れて生きています。そうすればするほど、人生は安楽で、この世は楽園に見えてくるのです。この世を地獄だと思うことは直列に幸福とつながっています。逆に言えば、この世を良いところだと思おうとし、天国だと思おうとし、天国のように幸せなところにしようとし、この世でいい気分であるべきだと考えること自体が、不幸の始まりだということ。
嘘つきは泥棒の始まり。
期待は地獄の始まり。つってね。笑
突拍子もないアイデアに見えるかも知れないけれども、この記事に出会ってしまったあなたの数奇な運命を信じて、ぜひにもこの先を読んでみてください。
『この世は地獄説』。これがどういうことかと言うと、もう文字通り、ここは地獄だとわかったまま生きるということ。ここは地獄なので、今日もふつうにやり過ごせた人はそもそもすごいのです。だって地獄なのですよ?地獄内でふつうに平穏だったなんて、実はすごいこと。あなたは超サイヤ人なのです。
🔥
なぜこの世が地獄なのかというと、それは単に、ここが分離の次元だからですね。人間は『自』と『他』が分かれているという幻想のもとでは、なんでもかんでも苦しむのです。
だから、苦があってもちっともおかしくなんかない。
なんども書いてきましたが、この世界は、ネガティブになるのにこれっぽっちもコストのかからない世界です。人はゼロコスト(努力なし)でいくらでも怯えられます。がっつり心配し、きっちり不安になり、怒って泣いて恨んで呪うことができます。
いや、自分はちがう!あの人はちがう!と思う人は夢を見ているのです。
アイドルはウンホ(濁してみました)なんてしない!というのと同じです。
地球人は「神というか自然というか愛というかこの宇宙というかこの世のすべて」が天賦の才として与えてくれた『ネガティブ機能』を全員備えて生まれています。
傷つき死ぬことを恐れる機能がなければ、人はちょっとした好奇心で高いところから飛び降りたりワニに食われてみようとしたりしてしまいます。つまりこのネガティブ機能は、生物が生き抜くための才能とも言うことができますよね。まあ、あれですわ。地獄体験ツアーの必須機能です。
はい。そういうわけでね。ネガティブを備えているのが普通なので、「なんでわたしは不安になっちゃうのかしら」みたいな考えは、捨てていいのです。なんでってあなた。「この次元で知的生命体やってたら仕方ないっスね」みたいなことなのです。
ほらね、もうすでにひとつの苦悩が去りました。不安がある人は、それでふつうなのです。わたしたち全員がそうなのですよ。同士よ、仲間よ…!!
👹
さてここで、わてら、地獄の横丁におるんやな。と、そう思ってみてください。この世は青い空と白い雲とがあって、春風がそよそよと頬を撫でる、花や鳥やカリブ海のある極地獄なのですから。
すごくないですか。わたしは今地獄にいるのに結構ハッピーな気分でブログなんか書いちゃっているのです。あなたも呑気にブログ記事なんて読んじゃってるのです。地獄にいるので、基本は「助けてくれ~」「楽にしてくれ~」「おのれ皆殺しにしてやる」などと思っていてもおかしくないのですが、地獄の世界で経済活動をして、地獄でサバイバルして、地獄内で小さな幸せなんか見つけちゃって、ちょっとは楽しく過ごしたりしているのです。
ね、それを考えたら、思うでございましょう。
え…地獄にいながらにして、楽しいってなに…?と。
そう。そうなのです。
この図々しさ。
この能天気さ。
これが、われら人間が「至福に覚醒する」ための鍵のひとつなのです。
そう、地獄にいるというのに楽しんでいるようなやつは、「罰で外に出ていなさい!!」と追い出されたのに、結局中にいる優等生よりも楽しく遊んじゃっているようなやつなのです。おいおま…罰になっとらんやろがー!!というやつ。
こいつが勝ち。地獄では、基本的に楽しんでるやつが無条件に勝ちなのです。
他にも、
◯地獄にいるのに安心を持っている
◯地獄にいるのに好きなものを持っている
◯地獄にいるのに地獄の良いところを知っている
◯地獄にいるのにまだ生き延びている
◯地獄にいるのに悪いことばかりじゃないなどと考えられる
◯地獄にいるのにこの世と離れがたいと思える
◯地獄にいるのに他者や動物などの幸せ喜んじゃう
◯地獄の事象に感謝までしたことがある
という人たち、全員勝ち組です。
いや、あんたらな。地獄もへったくれもあったものじゃないでしょう!
おいおま…地獄でくつろぐな!!
ちょ、おい!きゃーきゃー喜んだりすなァ!
zzz…っておい!地獄で満足してほっこり顔で寝るなァ!!
はァ?!地獄の真ん中で良心とか発揮すな~!不謹慎だろがァ!
つか地獄の苦の中にいて人に優しくしてドヤ顔て何なん!!
苦の世界で笑うとか…ふざけんなお前何様?神ぶってんじゃねえよ!!
つかそこのお前!地獄のなにもかもに感謝とかしてるやつ!!なにしとんじゃゴルァ!ここは地獄だぞ!破廉恥か!!
もう~だめだめ!!はい中止~!
地獄ツアーの資格なし!!おとなしく天国に帰ってきなさい!!!
となってしまうんですね。
だからね、地獄の番人は、嬉しいね♪とか、ありがたいな~♪みたいな姿がいちばん困っちゃうのです。鬼は人の執着に合わせて苦しみの出来事を現実にして出してきますが、それなのにニコニコされたりしたら、地獄ツアー中にレッドカードが出ます。あなたを担当してくれている鬼、クビになって減っていきますよ。
なにか嫌なことが起こったとき、「でもこう考えれば良いこととも言えるな」などと言ってみてご覧なさい。その出来事を作成した鬼、鬼資格剥奪で一発退場ですから。
この世は地獄なので、今からテレビを見て「ふふっ」と笑ったら、あなたの勝ち。それって、すごいことなのです。地獄の理をはみ出て現れた、自由な魂の幸福の表現。
これを知っていると、地獄の歩き方がわかってくる。
地獄にいるのになにしとんねん!!という、鬼のツッコミが入りそうなことをすればいい。あなたの魂が喜ぶのは、それです。地獄でゆっくり眠れる場所がある、これだけでもすごいこと。地獄で「ほっとレモン」かなんか飲んじゃって、ほっこりするなんて鬼殺しなのです。それを、覚えておいてください。
地獄 de 能天気。普通に暮らせているだけで、あなたはすごいのです。
これを覚えておく人には、幸せがやってくるようになっている。それがこの世の秘密です。ね。この世はなかなかに甘く優しい楽園でございましょう。
この世にありがたみを感じない、人生を幸せだと思えない、感謝なんてひとつもできないという人だって、自分がちょっとでも鬼を困らせたときくらいはわかります。
地獄にいるのにふさわしくない様子のとき、あなたは鬼狩りをしているのです。落ち着いた時間があるだけで。悪態をついていないだけで。食べて生きようとしただけで。それで立派に鬼の首を斬っているのですよ。
だからね、この世を地獄だと思ってみて。
その観点を携えて生きる。
そこから見ると、この世は極楽。
成さねばならぬものもなし。
叶えねばならぬ望みもなし。
この世に幸福が満ちていることに、目が覚めることでございましょう。
というわけで、今日はこの世は地獄説についてのシェアでございました。
みなさんの地獄ツアーにむけて祈ります。ご武運を!
それではまた、明日ね。