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894/1096 壁ドン耐性を上げて悟ったこと

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で894日。

※この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。

894日目。894…はくし、、白紙?!そうか、今日は心の中の白紙に思いを馳せる日か…なにかを白紙に戻すもよし、実はまだわれわれ薄汚れた都会に揉まれて生きている大人にだって、真っ白なキャンパスがあるのだと気がつくもよし。

こうして毎日書くのも、自分の中にあるものをどんどん引きずり出して、終わらせているような気になってくる。書けば書くほど、なにかが終わって心の紙に空白ができる。言葉にするというのは、ただの思いを三次元の表現に落とし込む作業だけれども、それって本当に執着を手放すことにつながるのだと実感した。三年書いたら、どこまで白くなるかな。

わだかまっている思いがある人は、誰に見せなくてもいいし匿名でもいいから、どこかにそれについての思いつきをどんどん書いて表現してみるといいと思う。三次元の表現に落とし込むとき、その思いは材料として使われて、減っていくから。

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わたしの子ども時代はあまりいいものではありませんでした。家庭環境も悪めだったけれど、なによりも嫌だったのはいじめられっ子だったこと。劣等感が毎日毎日、粉雪のように降り積もる日々でした。積もって積もって、ねえ、心まで白く染められたなら、二人の孤独を分け合うことができたのくわい!っつってね?(わかる…?!w)

わたしは幼稚園生のころから、「なんか自分、他の子みたいに快活じゃない」と気がついていました。自分は明らかにヌボ~っとしていて、なんだかどうにもトロかった。

小学生になってその気付きはもはや確信となり、幼い心に「間違いなく自分は、クラスの日陰組担当、ダサシ要員だ。クラスメイトというよりも暗巣滅入人(くらすめいと)。そういう人種なんだなァ…」と思うに至りました。同種族の人にはわかりますよね…!!このあたりのこと、本人だって重々承知之助なのです。

中学に上がるころの自分は、どのクラスにもいる『流行に敏感な、スカート短めの、ヤンキー男子と仲のいい、声大きめ・なのに内緒話多めの、派手めのグループの中心系女子たち』から、存在しない人or汚物のような人として扱われておりました。
わたしはアニメオタクのハイパー地味系ヲタクメガネっ娘女子二人となんとか友達となり、『鎧伝サムライトルーパーというアニメ作品のキャラの一人である天空のトウマこと羽柴当麻として暮らす』という意味不明の使命を授けられて「よっトウマ!おはよう!」などと挨拶されると「おおシュウ、悪りぃ、今お前を構っている暇はない…」などというキャラへの本気のなりきり返答を返すという、もうグズグズなヲタク沼に浸かった日々を送っていました。クハッ…こうして書いていても胸が傷んでいまだに笑えねェ…

そんなわたしは、当時学習塾に通っていたのですが、なんと驚くことに、夜9時に塾を終えて母が迎えに来るのを外で待つ間、一緒に待ってくれていた男子がいたのです。週三回、塾が終わると毎回毎回、他愛もない話をして一緒に待ってくれて、母が来ると、じゃあなーって去ってしまう。同じ学校の、モテヤンキー男子組の一人でした。これだけがわたしの、心の支えでした。学校では「キモ~い!こっち見んなよ!見ると臭いんだけど」などとキラキラ女子たちに言われる日々にあって、この男子との会話の時間は、控えめに言って、自分の生きる希望でした。

そんなある日、その希望の男子に誘われたのです、自転車で近くの公園に行こうと。わかりますよね、みなさんにも…それが沼の日々を送る自分にとって、どれほど嬉しかったのかが…自転車を漕いでいたら、そのまま天空に駆け上がってしまいそうでした…え?いや、断じてそれと天空のトウマは関係ありませんぞ。とにかく、そのくらい浮かれて現場に行ったのです。

そしてサイクリングとお散歩です…ただの無駄な、他意のない、冬ソナ超えのピュアな公園デートです。

そしてあたりも暗くなってきた頃、何故か彼に植え込みの中に誘われたわたしは、え?何のためにこんな、犬のおしっこのかかっていそうな場所に入るのやら…?と思いながらついていきました。そして、彼がしゃがんで植え込みに隠れたので自分もそそくさとウンチングスタイルをキメて、「この隠れんぼin公園の植え込み、いくらなんでも幼稚すぎね?無駄に窮屈じゃね?」と思いながら普通にお話をしていたのです。すると彼がいきなり立ち上がって、帰ろうぜ、と。。。。。
なんか急に用事でも思い出したのかな、と思いながらそのまま帰って、どことなくそれが心に引っかかったまま、しかしその晩は、いやはや、今日はいい日だったな~と思いながら眠りにつきました。

しかし、なんとその次の塾の日から、彼は二度と帰りにわたしと話をしようとしませんでした。わたしは始めのうちこそ「調子でも悪いのかな」「用事があって急いでいるのかな」などと思っていましたが、次第に理解が浸透してきました。彼は単に、自分と話すのをやめたのです。この理由がわからなくて、その後中学を卒業するまで、卒業してからも、苦悩しました。一体自分が何をしてしまったのか。怒らせたつもりも、嫌なことをしたつもりもなかったので、本当に不可解でした。

この原因について、ずっと時間が経ってから納得しました。ああそうか、あのとききっと彼は、植え込みの影に隠れて、なにかちょっとエッチっぽいことを試してみたかっただけなんだなと。そういえば彼はあの場で「キスってしたことある?」と訊いてきたではないか。わたしは、こんな歳でそんなのあるわけ無いじゃん…どういう質問?…と思って「え?ない。」と答えてしまった(死にたい)けれども、どんだけ、どんだけ鈍感だよ。当時の自分、頭に包丁が刺さっても気がつかないだろ!!でもきっと、キスの練習台になったらなったで、そのあとやっぱり、もう話をしなくなったのだろうな。

そんな自分でしたので、色恋事への不自然な苦手意識ができてしまい、カッコいい男子と目が合うと、もう光の速さで自分を恥じるという反応が起こるようになってしまいました。男子が近くを通るときなどは、顔を見られないように避けたり、下を向いたりして、自分という恥存在を誰にも認識されないように隠そうとするガラスの10代…(身長高すぎ+ニキビ面+猫背+ひどいくせ毛+恨みがましい魔太郎的上目遣い+私服ダサめ)

もし男子に壁ドンされたとしたら、きっと死んでも目を合わせられないだろうという、壁ドン耐性ダダ低の、ド隠キャ女子(元天空のトウマ)のできあがりです。カハッ…(吐血)きつい思い出を書かせるじゃねえか…

が、そこから自分は、ほぼ転生と言えるだけの転身を遂げました。
なぜって、わたしはその自分が嫌だったから、です。ビクビクオドオドしていたくなかった。キモいとかウザいとか臭いとか言われたくなかった。惨めなのはもう嫌だった。もうお年頃なんだし、もっとオサレもしてみたかったし、普通に男子と話してみたかったし、あわよくばいつか恋をしてみたかった。わたしは、女子であることを今までとは別の形で楽しみたかった。言うならば、壁ドン耐性を上げたかったのです。

今のわたしは、グッドルッキングガイズに英語やイタリア語で話しかけられても困って下を向いてしまわないし、いい雰囲気になっても戸惑うこともないし、むしろきっと逆顎クイをかましてもなんともない人になりました。これを当時の自分に伝えたら、仄暗いヲタク沼の底から「貴様…嘘ハヤメロ…万死ニ値スルゾ…」と言ってきたに違いありません。それだけわたしは、自分の印象が真逆になるような変化を体験しました。

それだけの変化を遂げてみてやっと悟ったこと。それは、人って本当に、変わりたいと思った方に変わることができる、ということです。わたしたちは、もし本気なら、いつでも自分の好きなときに、好きな方向に変わることができてしまう生物なのです。

そしてなにより大切なのは、このことを単純に朗報だとして受け取ること。ごちゃごちゃ疑わずに、「そっか!いざとなったら変われちゃうんだな!」と、素直に都合よく気楽に前向きに受け取ってしまうこと。今の自分のあり方だって、誰からも強制などされておらず、あくまでも自分の選択であると知ること。

自分のあり方って、変換可能なことなのです。しかもその変換をするのに、誰かやってもらえる人を探して頼まなくてもいいし、いつでもどこでも自分の好きなときに自分だけでできる。そうとくりゃあ、もうぜんぶこっちのもんです。自分のあり方、完全にこっちのもんです…!!これが朗報でなくて、一体なんだというのでしょうか?!やったぜ俺たち、自分を好きにしていいんだぜ…!!たまらんことじゃないですか!(元天空のトウマの説得力)

もちろんね、人には皆、”生まれついたもの”ってあるんです。
それは変わらない。それは自分がそれを持って生まれることを望み、この世界で体験したくて、神さまからもらったものだから。そのままでいいのです。でも、もしあなたが「こうなりたい!!」と無性に感じる憧れというのは、それもまたこの世で体験してみたいこと。とくに、女性の感じる、もっと輝きたいな、もっと素敵に美しくなりたいな、男性とときめき合いたいな、そこで喜びを循環させたいな、という望みは必ず叶います。諦めなくていいこと。それはまた、周囲の男性の能力の発揮にもつながることです。

だから女性は、輝きたいだけ輝いていい。遠慮はいらないのです。それを望む自分さんの味方をして、どうぞ協力してあげてね。

というわけで今日は、女子は自分さえ許可できれば、自分の魅力を自分で引き出すことができる生物ですね!という、地球人の持つ輝かしき特徴についての、自分の観点のシェアでございました。地球人女性は、宇宙最強の生物なんですよ。死ぬまでのあいだ、そのことを存分に満喫しましょう!

それではまた、明日ね!


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菅 美智恵 (壇珠-たんじゅ-)
毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)