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哲学者に教わる、不幸から抜け出す3つの方法

面白くて、ほぼ一気に読んだ本があるのでご紹介します!

作者のオンラインセミナーを拝聴する機会があり(開催自体は数年前)、「なんて話がわかりやすいんだろう!」と思い、ものすごく興味を持ったので購入し、すぐに読み始めました。

苫野先生ご自身のストーリーが面白いの加えて、名前は聞いたことがあるけれど・・という哲学者の人たちが、この世界の問題、悩みにどう向き合い、何を発信したのか、ということが、ものすごくわかりやすく書かれています。

最近こちらの本を読んだときにも、「私たちが悩んでいるようなことって、すでに専門家の間では答えが出ていて、解説可能なことなんだなあ」と感じたのですが、今回もまさにそんな感じ。

苫野先生も書いているように、哲学って、今目の前の問題、普通に生活している私たちが悩んでいることに「役立つ」という風には思っていなかったのですが、いやいや、そんなことはない!というのがメッセージのひとつ。

中でも、私が一番印象に残ったのはこちらです。

「可能性をもってこい、可能性をもってこい、可能性のみが唯一の救いだ」 とキルケゴールは言った。ではその可能性とは何か?僕の考えでは、それは欲望と能力のギャップが何らかの仕方で埋められる可能性である。

そのための道は三つある。もう一度言うと、能力を上げる、欲望を下げる、そして欲望を変える……。 能力を上げることも欲望を下げることも絶望的に困難な時、僕たちには「欲望を変える」という道がある。このことを自覚しているだけで僕たちは ずいぶんと生きやすくなるものなのだ。

どうでしょうか?ここの引用だけだと、なかなかピンとは来ないでしょうか・・?

私がこれを読んで思い出したのは、10年ちょっと前、中国に住んでいた時に大ファンになった台湾のスター周杰倫(ジェイチョウ)の大ヒット曲「稲香」の歌詞の一説。

追不到的梦想 换个梦不就得了
zhuībudào de mèngxiǎng huàn ge mèng bù jiù déle
夢が叶わなかったら、別の夢を追いかければいい

https://lscc-toshi-sg.com/daoxiang-translation/

なんだか、軽やかだなあ!いいなあ!とその時は思いました。ジェイの曲は全部好きですが、中でもとても印象に残っている歌詞です。

日本では、「目標に向かって一途に頑張ること」が推奨され、そうやって夢を叶えた人がもてはやされるような傾向があります。でも、そんなことができる人は、ほんの一握り。10年後の世界がどうなっているかなんてわからないのだから、「欲望を変える」「別の夢を追いかける」ことで幸せになれるのなら、その方がずっとずっと良くないですか!?

今の自分が「不幸だ」とまで思う人は、そんなに多くはないかもしれません。でも、先が見えない状況で、海外への出発予定が延期になっている方、海外でも外出を制限されるなどして大変な方、モヤモヤしたり、不安になったり、毎日ため息をついている方、いますよね。

本当に本当に、お疲れさまです。という一言しかないのですが、もしよかったら、この

・欲望を変える
・別の夢を追いかける

という選択肢を持ってみませんか?

「今しかできないこと」は、意外とすぐそばにあるのかもしれません。「外国語を上達させて、たくさんの外国人の友達を作って・・・」という夢・欲望を「諦める」のではなく、一時的にでもいいので「この機会を利用して家族の時間を今までにないくらいたくさん作って、〇〇な家族になる!」「誰よりも今いる国のドラマに詳しくなるぞー」なんていう、別の道、別の目標を見つけてみてはどうかな!?

あるいは、もしこの話に興味を持ってくださった方は、ぜひこの「子どものころから哲学者」を読んでみてください。「今こそ、哲学の本を読んでみようかな!?」なんていう、思ってみなかった道が見えてくるかも?

最初はいろいろ見つけられていた「ステイホームの楽しみ方」も、そろそろマンネリ化(笑)。ひとりで煮詰まるのではなく、いろいろ情報交換したりしましょうね~!

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この記事もジェイを聞きながら書きました♪

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