水道、再び公営化!公共政策研究者、岸本聡子氏、杉並区長に
【#杉並区長選挙】#自治体主義
昨日投票日だった杉並区長選挙、つい先ほど開票が行われ、見事自分が応援していた岸本さとこさんがわずか187票差で勝利しました。
投票率38%、結果で見れば薄氷を踏む勝利でしたが、選挙2ヶ月前での発表、そしていわゆる落下傘候補ながら現職を破り、勝利したのは見事だと思います。
落下傘候補といいながらも岸本さんは正式に立候補を表明した4/24の集会後、日々街宣と共に杉並の街を歩き回り、「いま、杉並区では何が問題なのか?」という住民の方々の声を聞いて回っていました。
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5/15に行われた「高円寺再開発反対パレード」にも参加し、デモに参加した岸本さんの感想は、「私が結構ショックだったのは、道路の半分以下しか歩いちゃいけないって。デモっていうのは、通りを占領するためにやるんですよね。私達の意思を表現するために、道路を占拠して交通を麻痺させるのがデモなんですよ」とまで語っていたそうです。
岸本さんと言えば、「水道、再び公営化!」の著者でもあります。
この著書は、世界各地の水道再公営化運動を紹介するとともに、いまの日本の最大の問題点の一つでもある、「公共事業の民営化」にも焦点を当てた一冊。
「ミュニシパリズム」という国や世界の投資家たちから押し付けられる「公共サービス(公共財)の民営化」からどう自治体が立ち向かい、どうやって住民や地域の自治権を自らの手に取り戻すか、という世界各地での運動の模様を掲載してます。
世界レベルでの新自由主義的政治思想に対抗するには、自治体の住民たちが手を取り合い、各々の政治的思想は一度横に置いて、そこの街に住む住民にとって、何が一番幸せなのか?を各々が考え、どう対抗するのか?をそれもまた各々が考え実行する。
自治権を取り戻す
いま、日本人が忘れ、奪われようとしている自治権を地域の人々が立ち上がり、取り戻す。
いまの日本にとって一番大事な事ではないでしょうか。
その地域のことは、その地域の人々が決める。
そんな政治を杉並から、東京から、日本全国に発信する。
そのためにはまずは首長を変えるのが一番先です。
奇しくも岸本さんは、「国の言うことを聞かない自治体」と事あるごとに口にしています。
なんて心強い言葉。
水道以外にも道路拡張、公共食、保育、介護、などなど私たちの生活に絶対必要な公共財が企業に売り飛ばされています。
それを取り戻すには私たち一人ひとりが政治参加し、強い気持ちを持つこと。
そして住民が選んだ首長が住民の意見を聞き、政治を行う。
一部の既得権益層の為の政治はもうコリゴリ。
投票率が38%というのが少し気になりますが、まずは岸本新区長誕生を祝いましょう。
そして、最も忘れてはいけないのは、これで終わりではないこと。
政治家を見張り、道を正すのも主権者である我々国民の役割です。