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令和4年12月一般質間内容 理事者側の答弁含む

○6番(道端俊彦)
 議席番号6番 自民党・市民クラブ・無所属議員の会・道端俊彦でございます。
 通告に従いまして、河内長野の課題を一般質問、政策提案させていただきます。
 件名1.持続可能なまちづくりのための市政運営について伺う。
 要旨1.ふるさと納税の現状と今後の取組について。
 (1)本市のふるさと納税の活用状況及び収支状況について。
 (2)今後のふるさと納税、企業版ふるさと納税の寄附額増額への取組について。
 (3)ふるさと納税返礼品としてのNFT(非代替性トークン)、PayPay商品券、電子地域通貨モックルコイン等を活用した取組について。
 要旨2.電子地域通貨モックルコインについて。
 (1)現状の取組、さらなる経済循環促進のための課題について。
 (2)地域活動デジタル化推進(自治会やまちづくり協議会などが主催・共催する地域活動参加者のスマートフォンアプリchiicaに付与する活動を通じて、自治会等のデジタル化推進のきっかけづくり)について。
 件名2.河内長野の再生と地域課題の解決について伺う。
 要旨1.河内長野版モックルMaaS、次世代交通システムの具体的な内容について。
 (1)高齢者の移動手段確保のための未来型交通システムの構築について。
 要旨2.歩いて暮らせる環境づくり、千代田駅周辺通りの整備について。
 (1)河内長野市は都市機能誘導の考え方として、千代田駅周辺を市北部の地域拠点として公共交通を確保するとともに、日常的な生活機能がそろった利便性が高い、魅力的な拠点を形成します。また、大阪南医療センターを核として健康医療拠点の形成を図りますとありますが、現状の千代田駅周辺通りの整備について問う。
 要旨3.地震に強い安心・安全なまちづくりのため、旧耐震の分譲マンション補助制度の取組について。
 (1)大阪府では、分譲マンション補助制度のある市町に対して、耐震診断・耐震改修設計の最大6分の1、耐震改修工事の最大12分の1の額を補助しています。大阪府内市町村の旧耐震の分譲マンション補助制度の一覧を見ると多くの市町村が導入していますが、河内長野市は取り組んでいません。一軒一軒が着実に耐震化され、災害時に被害が抑えられるよう、耐震化を積極的に支援することにより、さらに市民の安心が高まるものと考えますが、市の見解をお伺いいたします。
 質問は以上でございます。答弁のほうよろしくお願いいたします。
○議長(桂  聖)
 総合政策部谷ノ上理事。
○総合政策部理事(谷ノ上浩久)
 私のほうからは、件名1及び件名2についてお答え申し上げます。
 まず、件名1.要旨1.(1)から(3)につきましては、相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。
 本市へのふるさと納税は、寄附者の意向により、応援主体事業にご寄附いただき、それぞれの基金に割り振った上で、新たな課題に対応する新規事業の実施や既存事業の充実を図るための貴重な財源として活用しております。
 昨年度の寄附総額は約4億5,300万円であり、経費や地方交付税を考慮し、算定すると、最終収支は約1億8,800万円の黒字となりました。
 今年度の寄附額は、昨年10月に行われた総務省による返礼品基準運用の厳格化による指摘により、それ以降は減少傾向になっておりましたが、様々な寄附額増加に向けた取組により、本年11月の寄附額は前年度に比べ増額に転じることができました。
 ふるさと納税の寄附額増額に向けては、大手ポータルサイトにおける返礼品の紹介内容をより魅力的なものになるよう工夫するとともに、多種多様な寄附者のニーズに応えられるよう、返礼品のバリエーションの増加に向け取り組んでまいりました。
 今後も引き続き新規事業者の開拓を行い、新しい返礼品を創出しながら、市の魅力発信に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、企業版ふるさと納税については、市外企業へ効果的な周知を図るため、対象事業の趣旨を十分に理解していただけるようリーフレットの作成にも取り組んでおり、新たな企業を発掘し、寄附額増加に向け鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
 NFTをはじめとしたふるさと納税返礼品の新たな形については、調査研究を進め、検討してまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 続きまして、件名1.要旨2.(1)についてお答え申し上げます。
 ご質問のモックルコイン事業につきましては、地域経済循環促進を目的の一つとして実施しているところであり、この効果を高めるため、商工会や商店連合会にもご協力いただきながら、現在までに約200の事業者にご参画いただいているところでございます。
 しかしながら、モックルコイン事業を進める上で、事業者・利用者双方における課題が生じております。
 事業者におきましては、カードによるモックルコインの発行増加に伴う各事業者の事務負担増加等の事例を多数聞き及んでいるところでございます。
 一方で、利用者からは、カード携帯での発行を強く要望される声を聞き及んでおります。
 これらの課題の現状を詳細に把握し、状況を分析した上で今後の進め方について検討してまいります。
 加えて、ポイント原資やシステム利用料等の経費に係る財源の確保に向けても、引き続き先進事例を含めて調査研究を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 続きまして、件名1.要旨2.(2)につきましてお答え申し上げます。
 ご質問の地域活動デジタル化に向けた地域活動デジタル化促進ポイント事業として、自治会やまちづくり協議会などの実施する活動への参加に対するスマホアプリによるモックルコインの付与に取り組んでおります。
 現在、141事業が付与対象として申請されており、一部の地域においては、本事業をきっかけとして住民同士がスマホの使い方を教え合うといったすばらしい取組も進められております。
 さらに、市内各所に臨時の出張サポート窓口を開設し、アプリダウンロード等の丁寧なフォロー体制を構築するほか、12月からは、新たにスマホを購入される65歳以上の高齢者にもモックルコインを付与する高齢者スマホデビュー応援事業も実施するなど、スマホ利用へのきっかけづくりにも取り組んでいるところでございます。
 しかしながら、ご高齢の方を中心にスマホのみの運用に対する厳しいご意見、カードでのモックルコイン発行に関するご要望も多数頂戴しているところでございます。
 現状では、国の臨時交付金等による財源措置がある場合を除き、今後、カードを併用したモックルコイン事業の継続は、経費や加盟店における事務負担を考慮しますと、非常に厳しい状況であると考えております。
 そのため、まずは自治協働課や地域福祉高齢課が実施するスマホ講座や事業者などとも連携しながら、スマホ利用を促進するとともに、地域住民のご意見をお聞きしながら、今後のモックルコインの仕組みを構築してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
 私からは、件名2.要旨1と、要旨3についてお答え申し上げます。
 まず、件名2.要旨1.(1)についてお答え申し上げます。
 本市では、今年度、市内の公共交通や観光の情報の取得、デジタルチケットの購入などができるスマートフォン向けアプリ、モックルMaaSの構築を目指しているところでございます。
 現在は、交通事業者や観光施設などと連携した企画乗車券や観光スポットを周遊するデジタルスタンプラリーの導入などを検討しており、今年度内の実装を目指しております。
 本アプリ導入の一番の目的は、公共交通の利便性の向上や移動需要を喚起し、市内外の人の移動を活性化することにより、公共交通の利用促進や観光振興を図ることでございますが、将来的には、このような新たな情報通信技術を活用することにより、高齢者の移動手段確保のための未来型交通システムの構築にも役立つものと考えております。
 今後につきましても、高齢者の移動手段確保のため、地域の支え合い交通なども含め、様々な交通モードと広く連携してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 続きまして、件名2.要旨3.(1)についてお答え申し上げます。
 本市では、昭和56年5月31日以前に建築された、いわゆる旧耐震の木造住宅を対象に、かねてより耐震診断等の補助制度を実施してまいりました。
 本市の特徴としましては、昭和40年代以降に大規模に開発された住宅団地を中心に、戸建て住宅の割合が非常に高いことに加え、分譲マンションにつきましては、これまで耐震化の補助に関するニーズを聞き及んでおりませんでしたことから、補助の対象としておりませんでした。
 一方で、国や大阪府では、分譲マンションの老朽化に伴う耐震化を含めた適正管理の促進に取り組まれており、市や町に対する補助制度が設けられていることも認識しております。
 本市におきましては、旧耐震の分譲マンションの数は少ないながらも、地震時の被害軽減や市民のさらなる安心の向上につながることから、旧耐震の分譲マンションにつきましても、来年度から補助実施に向け要綱の整備等を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部山田理事。
○都市づくり部理事(山田耕司)
 件名2.要旨2.(1)についてお答え申し上げます。
 千代田駅周辺は、鉄道やバスなどの公共交通のほか、店舗や銀行などの生活関連施設が充実し、大阪南医療センターを核とした医療機関が多くある市北部の地域拠点であると認識しています。
 ご質問いただいている希望ヶ丘病院住宅線の管理につきましては、除草については年間2回、剪定については年間1回を適期に行っているところです。しかしながら、除草業者のスケジュールや天候などの影響により時期がずれ、沿道の方にご迷惑をおかけしている場合もあることは認識しています。
 また、植樹帯内に樹木が自生したり、設置してあるフラワーポットにより除草しにくい箇所があるなど、お声も聞かれています。
 今後につきましても、歩いて暮らせる環境づくりに寄与できるよう、道路の損傷や段差などの通行の支障となるものの解消や、街路樹の適正管理を行うとともに、フラワーポットの配置を見直すなど、予算の範囲内で可能な限り効率的かつ効果的な維持管理に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 答弁ありがとうございました。では、順次、質問と要望をしてまいります。
 件名1.要旨1のふるさと納税に関してでございます。
 ふるさと納税の拡大には、いろんな部分で努力されているのは理解できました。ふるさと納税の拡大にはさらなる戦略的なマーケティング施策が必要かなと私自身は思っております。そして今、楽天とかふるさとのいろんなサービスを使う中で、口コミやレビューについて取組が必要だと、私は拡大には必要だと思っていますが、その点、どのようにお考えでしょうか。
○議長(桂  聖)
 総合政策部谷ノ上理事。
○総合政策部理事(谷ノ上浩久)
 口コミ、レビューのところですけれども、ふるさと納税にはいろんなサイトがある中で、特に楽天というのは特殊なサイトになっておりまして、そちらのほうは特にそういうレビューとかを見られて選ばれるケースが非常に多いかなと思っておりますけれども、現状としましては、まだちょっとそういうところまでのレビューを増やすための何か取組というのはできておりませんので、今後、そのあたり、しっかり見ながら、レビューを増やすための取組をちょっと研究してまいりたいと考えております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 その点、よろしくお願いします。お買物上手になっている方が多いので、やはり買物される方は口コミ、レビューを見る方が非常に多いというのが特徴になっておりますので、ぜひよろしくお願いします。
 このふるさと納税の返礼品のことですけれども、NFTという非代替性トークンについて、これは皆さん理解されているのかなという、特別職の方とか、ちょっと皆さん目を合さんようにしてはるんですけれども、大丈夫ですかね。大丈夫ですか、市長、目を合わさないですけれども。しっかり勉強していただいて、太子町とか泉佐野とか、各地でNFTに取り組んでいます。僅か数分で売り切れるような返礼品でございます。この点しっかり勉強して研究していただきたいと思いますけれども、理事のほう、いかがお考えでしょうか。
○議長(桂  聖)
 総合政策部谷ノ上理事。
○総合政策部理事(谷ノ上浩久)
 近年、そういうものが急に出てきたということで、NFTの内容も今勉強させていただいたというところでございますけれども、こちらのほうはやっぱりこういう唯一無二のそういった芸術アートを返礼品で取るということができるということで、ただ、よく調べてみるとやっぱりそういう一つのアートについて、コミュニティがどうもあるようで、そういうファンがあるアーティストがつくったものというのは、そのアートを集めたくなるというようなもののようですので、やっぱりそのアーティストのコミュニティの広さがこの返礼品として取れるか取れないかというところが一番のところかなと思いますので、そのあたり、市の特産物といいますか市の返礼品として、きっちりと言えるものがあれば、積極的に検討してまいりたいと考えております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 河内長野は本当に文化遺産も多いし、伝統のものがたくさんあるので、ぜひ研究していただきたいなと思います。
 そして、返礼品の一つで、もうここずっと取り組んではるところが多いんですが、PayPayの商品券という形で、昨日もニュースに上がっていましたけれども、自治体の中の19%がもう既に導入していると、総務省が1,718の自治体数のうちの327がもう導入されていると、55%がもう導入もしくは導入研究されているという形なんですけれども、河内長野はどのように考えているんでしょうか。
○議長(桂  聖)
 総合政策部谷ノ上理事。
○総合政策部理事(谷ノ上浩久)
 もともと、ふるさと納税の返礼品に商品券というのがなかなか認められるかどうかというのが非常に判断難しいところがございましたものですから、特にPayPayというと広く使われている中で、地場産品だけしかこれ、PayPayでもらえないというその仕組みづくりというのは相当事業者とも連携して構築しなければならないということがございますので、そういっても、やっぱり今PayPayはもう一般的に使われている電子通貨でございますので、このあたりはちょっと積極的に検討してまいりたいと考えております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 前向きな答弁ありがとうございました。
 11月、12月はふるさと納税のピークに入ってきますので、スピード感が大事だと思うので、どうぞよろしくお願いいたします。
 次、要旨2.モックルコインについてです。モックルコイン、1と2とお答えいただいたんですけれども、答弁は何かちょっと弱々しい感じがしたんですけれども、私は継続的にこのデジタル化の流れを止めてはいけないと、継続的にモックルの力というかモックルコインを推進することによって活用事例とかをどんどんやっぱり市民の方に知ってもらうことが大事だと思っております。
 そして、普及する仕組み、自治会、まちづくり協議会とかに推進サポーターとかモックルコインサポート隊とかサポートコーディネーターとかをつくることによって、推進することが大事だと思っております。その点、いかがお考えでしょうか。
○議長(桂  聖)
 総合政策部谷ノ上理事。
○総合政策部理事(谷ノ上浩久)
 今年度、大きくモックルコインを活用して、いろんな生活支援であるとか事業者支援、また地域活動の支援ということでやらせていただきましたけれども、特に地域活動に対する支援というのは、このモックルコインを使って新たな担い手を創出するとか、若い方にも参加いただくという意味では、非常に効果があるのではないかということで今回導入させていただきましたが、やっぱり高齢者の方にとってのスマホ利用の限界といいますか難しさというのも非常に感じているところでございまして、やっぱり地域でそれを使っていただくためには、ちょっと時期が早かったといいますか、やっぱりそれまでのしっかりとした地域に入った使い方の仕組み構築というのが必要だったのかなということで、そのあたりをちょっと反省しているところではございますけれども、何とかこれからモックルコインといいますか地域通貨事業を継続するためには、そういう取組、今議員おっしゃったようなことも含めまして、仕組みづくりを検討する必要があるかなと考えております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 ありがとうございます。これ各地方とか自治体、地域通貨には取り組んでいて、なかなか難しい部分はあるのは当然あると思います。ただ、コロナ禍でキャッシュレスが進み、デジタル化が進む中で、絶対大事なデジタル基盤だと思うので、諦めずにやってほしいなと思います。
 そしてまた、新しいことをトライするときには必ず声は、いろんな声が上がります。それにサポートする仕組みを行政がつくる必要は必ずありますので、ぼんと新しいのやったら、わっとなりますが、そこにサポートする仕組みをつくっていただきたいなと思います。どうぞ、その点よろしくお願いいたします。
 次、件名2.要旨1です。モックル版MaaSですね。これについては、私は大きく期待しております。デジタル田園都市国家構想の一つとして、予算が1,500万円、3年の事業だと聞いておりますが、この点、どういうように、さっきのモックルコインと同じようなことにならないように、やはり地域を挙げてそれを浸透させる必要があると思っております。その点、いかがお考えでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
 モックルMaaSという形で先行させて取り組んでおりますけれども、まずスマホとかを使っていただくということで、高齢者の方、これは移動が困難になっている方にも、こういうことで公共交通を使っていただきやすくしたいという思いもございますので、例えば説明会とか、そういうアプリの教室みたいなものとか、そういうことも含めて、広く高齢者の方にも浸透していただけるようにしっかりとアピールしていきたいと思っております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 各民間事業とかeMETROとかJR西日本とか、いろんな事業者がやられたり自治体がやられています。その中でやはり、そういう使う人のターゲットを狙ってやることが大事だと思うんです。河内長野は高齢者をどうターゲットとしているのか、どれぐらいの年齢層をターゲットとしているんでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
 まずは、市民の方に使いやすくしていただくと、使っていただけるということで、また公共交通の利用促進という面もございますので、高齢者の方に説明をさせていただいて使っていただきたいという思いがございます。
 あとはいわゆる交流人口を増やすということで、外部から来ていただいて活用していただきたいと、我々の観光のところにも着目していただいて使っていただきたいという思いもございますので、そういう情報も出しながら、そういう市内の方、また外部から来ていただける方というところで、しっかりと取り組んでいきたいと思っております
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 ありがとうございます。私が所属させていただいている都市環境経済常任委員会で金沢に行ってきました。そこにもMaaSという仕組みを導入されていて、金沢は観光都市ですので、いろんなところから来られた方が使われるということもよくお聞きしました。河内長野もそうなってくればいいかなと思います。ただ、河内長野は、スマートフォンアプリに関しては、もう過去にもいろんな出していて、今ほとんど使われていない、無駄遣いになったようなことがたくさんあります。そうなったのはなぜかということも考えることがすごく大事なんですね。業者任せにしたりしていて、結局は使っていない、それはもう無駄遣いになるわけです。この国家予算の中で、予算を1,500万円かけてやる中で、無駄遣いにならないような仕組みづくりが大事だと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
 現在取り組んでおりますモックルMaaSは、既存の乗換え案内アプリを使っております。通常に今市民の方も乗換えアプリ、いろいろと使われている方は使われていると思いますけれども、そういう中でもメジャーなもので使っておりますので、その中に河内長野の特設サイトを設けて、そこに入っていくと河内長野の情報が出てくるというものなので、非常に使いにくいというものではありません。一般的に普通に使っていただけるもので行っておりますので、一般的には親しみやすい形になっておるのかなと思っております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 さっき部長がおっしゃった親しみやすい、使いやすいということはすごく大事だと思うので、決済する中で、モックルコインは当然今まで市が推奨しているんですけれども、その決済はモックルコインでもできるようになるんでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
 今、既存のアプリで、PayPay、またクレジットカード、そういういろんな電子通貨と対応しておりますので、そういうものは使っていただけますけれども、実はモックルコインについては、これ地域通貨のchiicaの仕組みを使っておられるので、これが実は今は連動しておりません。そこをすぐにそういうふうに対応できるというのはちょっと難しいところがございますけれども、例えばスタンプラリーでやった後の特典付与とか、様々な形でモックルコインと連動できるような仕組みはつくっていきたいと思っております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 ぜひ市の縦割りではなくて横と連携をしてもらって、ぜひそれが推奨されて、デジタル構想にふさわしい内容になってきて、これが河内長野のデジタル化だと自慢できるようなMaaSにしてほしいなと思います。これは強く要望しておきます。
 次、歩いて暮らせる環境づくり、要旨2ついて、大体短期的なことは私、理解できております。千代田のまちというのは、寺ケ池の公園から大阪南医療センターまでの非常に環境が整った地域でございます。そこをしっかりやってもらうことが大事で、この書いている文章は、拠点形成を図りますというのは、担当部署がつくった文章です。それにふさわしい、短期的な保全ではなくて、長期的にこうなるんだよ、5年後10年後には千代田のまちはこうなるんだよという、この通りはこうなるんだよということを出してほしいなと思っているんですけれども、その点はいかがお考えでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部山田理事。
○都市づくり部理事(山田耕司)
 ご質問にもありましたように、千代田駅周辺なんですけれども、都市機能誘導区域になっております。それでまた歩いて暮らせるまちづくりになっております。都市機能誘導区域には、医療や福祉、商業施設などの生活、サービス施設が整うような生活拠点を誘導するために、こういう地域を設定しているというものです。そのためには周辺に人がやってくる、歩いて生活できる空間というのが必要だと思っております。そのためにも、歩いて暮らせる場づくりをするためにも、歩行者が安心して歩ける、そういう空間を計画的にきっちり維持管理していくのが私らの役目と思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 やれる範囲の中でやっていただいているのは十分理解できています。ただ、これから5年先、10年先を考えたときに、やはりこのまちの通りをどうするのかという計画が当然、総合計画とかあるわけなんですけれども、立っていかないと、気がついたら部分的な補修だけでどんどんまちが朽ちていくということになってくると、人口増とかにならないです。やっぱり人がここに住みたいなと思うところには将来よくなるという可能性がある。夢があるまちには人が集まってきます。当然、子育ての施策も必要でしょう。そういうのが河内長野に今必要だ、それは千代田だけではなく、河内長野駅前もそうだし三日市の駅前もそうだし南花台だってそうです。そういう計画があるところは地価が上がってきたり、人は増えてくるんですよ。そこに商売が増えてくる、盛んになるということなんです。そこをしっかりやってほしいからこの要望を出しています。地価が上がると必ず人が集まってきますから、そこをしっかり取り組んでほしいなと思います。
 また、そこの仕組みづくりを、私も昨日、商店街の理事の方ともお話ししてきました。東西の商店街の方、自治会の方、まちづくり協議会の方、学校関係の方、それと商業施設の方、住民の方と一体になってこのまちを本当にどうしたいのかという話し合える場が今必要だと思いますので、ぜひ積極的に市として取り組んでほしいなと。これは強く要望しておきます。
 また、千代田のまちには北部にはコミュニティセンターというのもありません。残念ながら。そういう部分の中で、長期的な視点が私は必要だと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 最後です。要旨3です。地震に強い安心・安全なまちづくりのため旧耐震の分譲マンションの補助制度の件です。
 他市が取り組んでいる中で河内長野がやってなかったということなんですけれども、今回、前向きにやっていただけると、時期は確認していますけれども、来年ぐらいという形でよろしかったでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
 答弁でも申し上げましたけれども、今年度、要綱を改正しまして、来年度から、特に診断のところについて補助制度を設けて対応したいと思っております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 前向きな答弁ありがとうございました。また補助金の申請とか素人の方がされるので、しっかりサポートしていただきたいと思いますが、その点いかがでしょうか。
○議長(桂  聖)
 都市づくり部長。
○都市づくり部長(田中博行)
 安全・安心に係るところでございますので、我々もしっかりと住民の方に利用していただけるように、丁寧な説明をさせていただきたいと思っております。
○議長(桂  聖)
 道端俊彦議員。
○6番(道端俊彦)
 ぜひよろしくお願いいたします。
 今回の答弁を通して、一般質問を通して前向きな答弁いただいて本当に心から感謝します。モックルコインに関しては、MaaSに関しても、新しいことを取り組むときにはいろんな声が上がるんですけれども、それをサポートしながらやることが大事だと思います。チャレンジすることを忘れるとやっぱり河内長野は衰退するので、最近、テレビとかでも話題になっている、アメリカではファーストペンギンという言葉があります。ペンギンというのは群れているんですけれども、最初に海に飛び込む1匹が一番大事なんですよ、勇気を持って。そういう気持ちを忘れずに新しい取組にチャレンジしていただきたいと思います。未来のデジタル化社会の可能性を信じて河内長野をブランディング化していただきたいと思います。
 以上、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
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