春めく日々
最近、とても温かい。春の到来を、私の背中を押す風がそっと、しかし確実に教えてくれる。あ、春だ。とある日急に気づく。
季節の変わり目は、いつも少し感傷的になる。何故だろう…と思って考えてみたけれど、それはたぶん、過ぎゆく季節に愛着を持っていたからかもしれないと思った。愛着なんて持てそうにもないくらい苦しくしんどい事があったにしても、それは今の滋養となっていて、何だか離れがたくなってしまうのかもしれない。
日々があっという間。まばたきする間に、時はどこに隠れるのかな。過ぎ去った時と、確かに今いる、今を生きている自分。自分のそれまでとこれからは、もしかしたらひっそりと今の自分を見守っているのかも。なんて思った春の夜。
もう春か、と思いつつ、春だ…!という、温かい春を待ち焦がれていた冬眠中のくまのような、嬉しくどきどきしてしまうような気持ちにもなるから不思議。
毎日を、今を、大切に大切に。
今夢中になって読んでいる小説を早く読みたいナア。この焦がれる気持ちは幸せと同義語。♡
missin
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