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通院から解放された日(最初に罹った心療内科編)
8月後半、私の心療内科受診とカウンセリング4回の全てが終了となった。
一番初めに受診した心療内科では、先生との相性が合わなかった。
「違う心療内科に行きたい」
と、藁にも掴む思いで評判の良い心療内科に予約を入れた。
人気のある病院だったので予約は一か月後。
その一か月の間に、一番初めに受診した病院へ行かなくてはいけなかった。
療養期間として出してくれたのは6月の一か月だけ。
療養期間中も、なんだかソワソワして落ち着かない。
でも、「せっかく休みに入ったのだから、動けるうちに行きたい所に行って気分転換しよう」
と、今まで行きたかったところへドライブに行った。
私のように適応障害で休養になった人のブログを見ると、体が言うことを聞かず動けない人もいた。
私の場合、息子たちを送り出すために、朝起きなくてはいけないという使命感で動くことができた。
「もしかしたら、症状としては軽かった?それとも単に休みたかっただけ?」
と、思うこともあった。
とにかく、動けるなら出かけよう。
と、大好きなデイキャンプをしたり、海を見に行ったり、道の駅で美味しいもの、食べたいものを食べたりして気分を紛らわせていた。
でも、そのときはいいんだ。
だけど、やっぱり【休んでる】という罪悪感は消えない……
「また、あの病院に行かなくちゃいけないんだよな」
「仕事にも戻らないといけないのかな」
時々凄く不安になるときがあり、どうしようもなくなって占いに行ったり(この時のことはまた今度書きます)、いのちの電話もかけた。
いのちの電話にかけるのも、ほんとに勇気がいる。
家電を手に持ち、ボタンを押すまでに何分かかっただろう……
呼び出し音が鳴っている短い時間の中で、切ってしまおうかと何度思ったことか。
でも、かけてよかったと思う。
電話の向こうの人は、私を否定することなく『うんうん』と聞いてくれた。
私は話しながら、やっぱり泣いていた。
そして半月が過ぎた頃、職場から電話が入る。
「調子はどう?来月は仕事これそうかな?また病院行ってその結果教えてね」
もう、そこから落ちた。
「あぁ~また病院行かなくちゃ……」
と心の中がざわついた。
次の日、病院へ行く。
「なに?もう来たの?まだ二週間しか経ってないよ」と医師。
「『そうだよな…(心の中)』実は、昨日職場から連絡が入りまして、来月からの意向を聞かれました」
「まだ二週間しか経ってないんだよ」
「はい……」
「じゃ、あと二か月延長で療養休暇書いておくから」
「はい。ありがとうごいます」
という感じで二回目の通院は
二週間しか経ってないのに意向を聞かれるような職場なのか……
と、先生は少々私を憐れんでいたようみえた。
イヤイヤ行った病院だったが、何とかその日は終了。
二か月延長。ホッとした。
また、仕事に行かなくちゃいけないのかな……って、思っていたから。
そして、この後すぐ二番目の心療内科に予約を入れた。
約一か月後の予約だった。
しばらく病院に行かなくていい。
仕事も休める。
少し安心した私がいた。
*悩んでいる人、頼る人がいない時は、いのちの電話で話を聞いてもらってください。
聴いてもらうだけでも違うから。