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【ジャックジャンヌ】PUPPET パペット感想。ゲームのネタバレ後半含みます。ここからネタバレあるよ!と表記しておくので未プレイの方はゲームプレイ後に読んでくれ。

※本記事は過去にふせったーにつらつらと書いたものを転記したものです。
 よって目次作成とか改行とかできていません。ユルシテ。


まずはゲームによる自分の中の先入観をなるべく排除したうえでの感想を申し上げるのですが。

こう……少しずつ田中右宙為という男がアンバーを侵食していくかのような、そんな描写がとても丁寧で、こちらの心も侵食されていくようだった。
上級生たちが抱く不信感?あいつそんなにすげー奴なの?みたいな、そんな認識とは裏腹に、続々と1年生が辞めていって……新人公演の描写が挟まっても、上級生からは「インパクトだけじゃん?」との評価。
しかし1年生の退学は止まらず。

やがて来る夏公演。
相変わらず先輩たちからは文句がちょこちょこ出ていて、主人公も「実験的」だという始末。ここの、先輩たちの感情がさ……なんだろう。多分、本気で田中右の魅力がわかんねって人と、わかってたまるかって人と、いたと思うんだよな。夏公演練習までの段階では。

でもなんか、我死也の舞台が終わった瞬間、無理矢理にでも認めざるを得なくなった、っていうのがひしひしと痛いくらい伝わってきて……ていうか私もカラーページ見て鳥肌立ったわ。

ね、根地さんも狂気染みてたし、田中右も怖かった。なんだあの舞台。カラーページ1枚だけでもその狂気や異常染みた恐ろしさというか、そういうのが伝わってきた。我死也の舞台、見たいような、見たくないような、いや見たい(見たい)。

なんか、さ。そんで、さ。
秋公演があるわけじゃん。田中右また金取るわけじゃん。他の人達がもう大絶賛の評価にどんどん変わる中、どこまでも田中右を認めたくないと足掻く主人公が、もう、なんか、辛くて…………。

そんな主人公がアルジャンヌですってよ。なんか、さーーーーー。
その時点で実力を認められて、先生が、田中右くんのとなりに立てる人間がいないって主人公に言うってことは、やっぱり、主人公くんにもきっと才能はあったんだと思うんだよ。努力を見てもらえてたところはあったと思うんだよ。
田中右くんさえいなければ。。。。。

そんな人間らしい感情いっぱいの彼が、ですよ。田中右くんと一緒に練習を始めた途端、操り人形のように体が自由に動かなくなるような、動かされているかのような、そんな描写になるのが本当に見ていられなくて……。
主人公、ジャックエースを夢見た彼が、この時から既に、まるで田中右の為の舞台装置のようになっている。ほんと、PUPPETというタイトル含め、ここら辺の石田先生の表現力よ……と辛くなっちゃった。

そしてジャックにこだわってた主人公くんがそれでも腹くくってなんとか頑張ってアルジャンヌやって、それでも個人賞には届かなくて、どこまでも挫折を味わい続けるという……もうやめてやってくれよ!!主人公くんのHPはもう0よ!!ってほんとに辛かった。

その後田中右くんの練習風景を見てしまってさ。きっと、彼が才能だけじゃなくて努力家であることも改めて思い知ってさ。え?主人公くんのメンタルもう無理だが?????って私が先に根を上げそうに……。


それでも立って練習を続けた主人公くんは本当に強いよ。偉いよ。
雪の降りしきる中踊っていた主人公くんの……「俺の夢はもうたぶんかなわない」と悟りながら踊っていた主人公くんの……表情が……あまりにも穏やかで、優しく見えて……
なににもなれずともやめないと決めた彼の決心が、あまりにも、こう……つ、つらい。

結局、最後、アルジャンヌすらも他の人の役目となり、顔も見えない、本当に、モブの一人となってしまった主人公くん。
か、彼に救いはないんですか…??????????す、救いは……?????????救いは…………。

競争社会なんだから、こういう役まわりの人がいるのもわかる。そういう役の人が舞台に必要なのもわかる。不要じゃない、必要なの。
それでも、本人がその役に納得して、そこに立てるかどうかというのはまた別の話なのであって……。

物語の冒頭。木、かな?生けてあったの。器に。葉っぱがいっぱいついてて。夏公演が終わった後だって、ついてた。葉っぱ。冬公演が終わって、葉っぱは散るどころか、枝が折れてしまっていた。ぼろぼろに。
けど最終頁、枝だけ、ちゃんと、残ってたんだよなぁ……。

あれは……主人公の中で、葉っぱはもうなくなっても、芯だけはまた再生できたという、せめてもの救いの描写なのだろうか……。葉っぱがまた生い茂ることはなかったとしても……ぼろぼろの、枝まで何もかも失われてしまっていたあの冬よりは、気持ちの整理がついている、のだろうか……救いは……ありませんか……。

この気持ちにどう整理をつけようかと考えながら、なかなか難しい読切だった。できることなら、主人公くんの未来に何かしらの救いがあってほしいと、願わざるを得ない……よ……。


ここから後半、ゲームのネタバレ含みますので未プレイの方はブラウザバックしてね。






















いやまさかゲームで名前すら出てこんモブが主人公と思わんやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

こっちは田中右パイセンのことも根地先輩のことも我死也のことも知ってるからよお!!!!!!!!!!冒頭から約束された敗北すぎてもう情緒がおかしくなるってもんなんだよ!!!!!!!!!!!!!!


てかちょっと脱線するけど昔のフミさん髪短めなのほんまに可愛い好き可愛いフミさん若いそりゃ若いんだけど幼い最高はああああああああああああああああああああああああああああああああああ供給あざますありがとうございますありがとうございますフミさんの何気ない一コマに救われる命がここにあります!!!!!!!!!!!!!!!!

んで根地先輩はまじで変わんねえな!!!!!やっぱ変人!!!!!そして天才!!!!相変わらず胸どうなってんだよだしジャンヌお綺麗ですね!!!!!!!!!ていうかそりゃ時系列追ったらそりゃそうなんだけど結構急に転科したんだね!?!?!?当方根地先輩ルート未クリアなのでまじでなんであの転科タイミングわからんすぎてあるえ!?ってなったよ!?なんか結構楽しそうに田中右くんと我死也してるくない!?!?!?なに!?!?!?!?根地先輩ルートちゃんとやるね!?!?!?


いやなんかさーーーーーーゲーム中はめちゃくちゃアンバーの3年生って影薄かったやん、全然出てこなかったやん、正直どんな気持ちなんやろなって考えたことがなかったわけじゃないんだけどそれにしたってこんなモブに焦点当たって話進むとは思わんくて俺は読んだ後本当に虚無になったよまじで。
凱旋公演の方の我死也のスチルは拝見するのゲーム以来だったわけですけど、あそこに腕でしか表現されなかった人もそりゃ当然いたわけで、その一人にまさかスポットライトが当たるなんて、思わん!!!!やん!!!!!!!!

あの主人公くんの努力は何だったの!?!?!?!?どうしてこんなに報われないの!?!?!?!?報われてよ!!!!!!って思うけどこのアンバーを最終公演でこてんぱんに叩きのめすの俺ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!

なんかそれこそ秋公演、田中右くん急に出演キャンセルとかかましてたじゃないですか、あの時だって主人公くんの気持ちどんなだったんや???????とか考え出すと情緒バグる。

てか!!!!!!!!名前を!!!!!!!!つけてやってくれ!!!!!!!!!!この主人公くんに!!!!!!!!!!人形に名前はいらないってか!?!?!?田中右を引き立てる舞台装置に名前はいらないってか!?!?!?!?んなわけあるかあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!


ウッウッウッ彼に救いを……お願いします……お願いします……ウッウッ

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