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ドイツ生活 543日目2024/09/09 イタリア旅行3日目🇮🇹土砂降りローマから小さな港町へ

今日はイタリア旅行3日目!
早い!
今日はお昼までローマにいて、午後はローマから電車で1時間ちょっとの場所にあるガエタ(Gaeta)という小さな港町に移動する。

会社でいろんな人に「休暇どこにいくの?」と聞かれて「ローマとガエタ」と言うと、みんなが「ガエタ?」と聞いてきた。
彼チョイスの目的地なので私もよくわかっていないが、「ローマとナポリのちょうど真ん中にある小さな港町」と答えていた。
今日も一日楽しみだ!

昨日朝ごはんを食べたカフェのピスタチオコルネット(コルネットとは、イタリア版クロワッサンのこと)が美味しかったのでまたそこに食べに行きたかったが、でも滞在しているホテルの近くのカフェも行ってみたい!ということで今日はホテルの近くのカフェに行くことに。

レオンという名前の可愛らしいカフェ
水色とグリーンと白で爽やかな印象
内装が素敵

彼はチョコレートコルネット、私はナッツの甘いパンを注文した。
カプチーノもふたつ。

やったー

パンはサクサクでおそらく焼きたてで美味しかった。サンドイッチなども売っていたが、店内ではほとんどの人が甘いパンを食べていた。
イタリア人は朝ごはんに甘いものを食べるのが普通なようだ。

そして驚きなのが、これで全部で5,6ユーロだったことだ。
おそらくカフェもパンも全部ひとつ1,4ユーロくらいだった気がする。
こんなに美味しいものがこの値段で食べられるなら、朝ごはんは作らずに近所のカフェに行くようになるだろうな。

そして朝ごはんを食べた後でスーツケースやリュックを持って地下鉄の駅に向かったら、なぜか地下鉄の入り口が封鎖されている。
なんでだろう?と思って彼が翻訳アプリで文字を読み取ってみたら、
「8時半から16時半までストライキ」と書かれていた。

イタリアだもん

じゃあバスに乗るか、と思ってバス停に行ってみるけど待っても待ってもバスは一向に来ない。バス停にはたくさんの人がいる。

15分くらい待ったところで、彼が「ここからローマ中央駅のロッカーまで1時間ちょっとだよ。歩いてみる?」というので、歩いていくことにした。

街を歩いているとバス停でたくさんの人がずっと待っているが、バスを一台も見ない。もしかしたらバスもストライキをしているのかもしれない。
それだったら歩き出して正解だったね、と言いながらひたすらローマの道を歩き続けた。

遺跡が街のあちこちにある
落ち葉を風で吹き飛ばすおじさん

ローマ中央駅の近くの道路はスーツケースを持っている旅行客で溢れていた。みんなきっと私たちと同じように地下鉄やバスで移動したかったのだろうが、歩くしかなかったのだろう。

なんてことだ

駅に近づいてきたタイミングでいきなり土砂降りで雨が降り始めた。
ちょうど大きな屋根のある建物の近くだったので雨宿りをした。

困ったな

少し雨が弱まってきたタイミングで急いで外に出て、結局なんとか1時間半くらいかけてローマ中央駅の近くのコインロッカーに到着した。荷物を置いて、フォロ・ロマーノというコロッセウムの近くにある遺跡にいく。
これはコロッセウムのチケットを買うと付属で勝手についてくる観光スポットだ。


その前にお腹が空いたのでまたパニーニでも買って食べよう、ということで近くのお店に入って注文した。

チーズやお肉が売っているコーナーがあり、そこに貼り紙で「チーズは真空パックになっていれば冷やさなくても飛行機で持って帰れるよ!」と書かれていた。

日本に帰る時、ヨーロッパのチーズをたくさん買って帰ろう!

今日食べたパニーニは、フォカッチャ、ナス、スパイシーサラミ、フェタチーズ?の組み合わせで、これもまた美味しかった。

パニーニの種類は無限大

私は本当はパンとかサンドイッチはそこまで好きではなくて、ご飯と麺派なのだが、イタリアに来てからパニーニの美味しさに目覚めた。特にソースなどが塗ってあることもなく、シンプルにパンの間にハムと野菜とチーズを組み合わせて挟むだけなのだが、それだけでとても美味しい。

日本のおにぎりの可能性が無限大なのと同じように、イタリアのパニーニの可能性も無限大なのだ。

そしてポツポツ雨が降り始めたタイミングでフォロ・ロマーノに到着した。

この遺跡の中を歩き回れるのだ

もうほとんど原型をとどめていないが、それでも壮大だ。
全てが残っていたら、一体どれだけすごいのだろう。

祈りも虚しく雨はどんどん激しくなる。
傘を持ってきていたので多少の雨なら大丈夫だが、それでもびしょ濡れになるくらい土砂降りに。

ヨーロッパでは傘を持っていない人が多い

写真で伝わるかわからないが、もう笑えるくらい雨が降った。
道はほぼ冠水して、普通に歩いたら靴が水没してしまうような状況だ。

おお〜

遺跡から発見されたものを展示している美術館も併設されていたので雨宿りがてら中に入ってみた。

すごい広い広場
発見された品々

美術館から出たら、さらに雨は激しさを増していた。
しょんぼり、というかそれをもう通り越して笑えてくるような雨だった。

なんという天気

靴も服もびしょ濡れで辛い状況になったが、朝ホテルから1時間半かけて歩いている途中に降らなくてよかったと思うことにしよう。

ローマから移動する前に、昨日と一昨日見たお店で買いたいものがあったのでそこにいくことにした。

かわいいジュエリーやさんで、お母さんのお土産のピアスを買う!
ガラスが使われているピアスのブランドだ。
イタリアで職人が手作りで400度で溶かされて作られるガラスらしい。

なんかすごそう
ガラス綺麗!

私が水色が好きなので、水色にした!
めっちゃ可愛い!から喜んでもらえると思う!

やったー

そしてジュエリーやさんから出たら雨は完全に上がって道路もちょっと乾き始めていた。よかった!

よっしゃー

そして昨日もきたジェラート屋さんにまた来た!
昨日と同じスイカ味が食べたかったが、今までに食べたことのない味にチャレンジしよう!ということで、今日はマロングラッセと「ローマの休日」味にした。

上に生クリームも添えられていた

マロングラッセのジェラートは、またこれも感動するくらい美味しかった。
ふわっと香る栗の風味が最高だった。
「ローマの休日」味は、いちじく?とキャラメル?とミルクのような味の組み合わせだった。食べたことのない味で面白かった。
彼はピスタチオとヌガーを注文していた。これもまた本当に美味しかった。

ローマに来たらぜひこのGiolittiというカフェのジェラートを食べてほしい!
また食べたい…

そしてそのあと昨日寄った文房具屋さんで迷っていたノートとカリグラフィ用のペンを自分へのお土産に買った。
あまりにもお土産を選ぶのに時間がかかりすぎてしまい、いつもは穏やかな彼が「間に合わなくなるよ!!!!」とちょっと怒ってしまった。

ごめん


初めて来たはずなのにほぼローマの道を記憶している彼の後ろ姿を追いかけながらロッカールームに移動して荷物を受け取り、なんとかまたローマ中央駅に到着した。

駅の中は綺麗
改札前の雰囲気
ガエタ行きの電車がきている!

無事に電車に乗って席に着いてお昼を食べた。
またまたパニーニと、モッツァレラチーズとトマトのサラダだ。
パニーニに入っているモッツァレラチーズ、周りが茶色になっていたので最初マッシュルームと思ったら、燻製されているものだった。

おいしかった

彼が「急がせてしまってごめんね」と謝ってきた。
私がお土産を長く選びすぎて予定が押してしまったのが原因なのに、なんて優しい人なんだ。


そして落ち着いたタイミングでお土産を開封して楽しんだ。
人に渡す予定のプレゼント、人にあげる前にもう一回中身を見ておきたくなる気持ちわかるかな!?

かわいいリボン。ピアスの色に合わせてくれたのかな?
うおーこれは可愛い

そして自分用に買った文房具!
アマルフィで職人が手作りした紙のノートと、カリグラフィのペンのセット!これは家に帰ったら中身を写真に撮ってお見せします!

嬉しい

そして1時間くらいすると海が見えてくる!

わーー

そしてついにガエタ駅に到着!!!!!

おおおおお
駅はこんな感じ

駅の目の前にバス停があると思いきや、意外とバス停は遠くにあるらしくそこまで歩かなければならなかった。

かわいい家

バス停は港の近くにあるらしい。

船がたくさん
バス停はここ

バスに乗り込んで、30分弱かけて宿の近くのバス停へ!

バスのチケットを本来はキオスク(イタリアではタバコ屋というらしい)か駅のチケットカウンターで事前に買っておく必要があったらしいのだが、ローマのキャッシュカード決済に慣れてしまっており買うのを忘れてしまった。

バスの運転手さんに質問しようと思ったが、乗り込む時に運転手さんはずっと窓の外の人とおしゃべりしていて話しかけられず、そのまま乗ってしまった。(そのあとチケットを買い直しました!!)

後から調べたところ、日本と違ってイタリアではドイツの運転手は運賃の支払いを確認しないらしい。その代わりランダムにバス会社の社員がバスに乗り込んできて、乗客がチケットを買って打刻しているかを確認しにくるらしい。その時にきちんと打刻したチケットを見せることができなかったら罰金になるらしい。(バスのチケットは1枚1,1ユーロで、最初に打刻してから90分間どのバスでも有効)

だからあの時運転手さんはお客さんが乗る時に何も見なかったんだな、と思った。

車内はこんな感じ
海だ

そしてついに宿へ!

楽しみ

宿はホテルではなくAirbnbで予約した。
ビーチまで徒歩3分の場所にある。

イタリア人の女性が出迎えてくれて、身振り手振りで色々部屋を紹介してくれた。
荷物を置いて、晩御飯を食べにまたバスに乗って旧市街地へいくことに。

空が本当に綺麗

旧市街地は宿からバスで10分、歩いて30分くらいの場所にある。
レストランやお店がたくさんあるので、ご飯を食べたいときはここまでくる必要がある。

本屋さん
かわいいマグカップを見つけた
雑誌コーナー
素敵な雰囲気
アンティーク雑貨屋さん
綺麗


そして晩御飯は海鮮が食べたい!ということで海の見えるレストランのテラス席で食べた。
ローマではたくさんパスタとお肉を食べたので、どうしても海鮮が食べたかった!

海鮮サラダ

彼の体調はほぼ回復して風邪薬を飲まなくて良くなったので、今日からお酒が解禁された。
美味しい海鮮と白ワインがとても美味しかった!

久しぶりにタコやイカを食べれてすごく幸せだった。
エビも旨みがあってとても美味しかった。もっと食べたい!

そして彼も私も人生で初めてイカ墨パスタを注文したのだが、これがすんごく美味しかった!!!!!

本当に美味しかった

毎度のことだが、まず麺がすごく美味しかった。
もちもちでアルデンテで、噛みごたえがあってすごく美味しい。
そして大量のオリーブオイルとイカ墨、イカが入っていて旨みが満タンだった。

オリーブオイルとイカ墨ってこんなに合うんだな、、すごい美味しくて感動した。イタリアは大都市から小さな町までどこで何を食べても美味しいのかもしれない。

イタリア人が全員子供から大人までこの味覚を持っていて、そういう人たちがお客さんで、そういう人たちが料理人で、農家で、漁師で、みんなが毎日これくらい美味しいものを家庭でも作って食べていて、、と考えるとすごい。

「イタリアってすごい…すごいよ…」と言いながら食べ続けた。


野良猫がたくさんいる街のようで、ご飯を食べていたら猫が近づいてきた。

気をつけてね

食事をしていたらまた雨が降ってきて散歩ができなくなってしまったが、もうかなり暗かったので浜辺にいくのは明日にしよう!ということで宿に帰ってきた。

そしたら宿の玄関の前にも野良猫がいた。
尻尾が途中で切れていて、険しい表情をしていた。

何もできないのが悲しい

このアパートの人が食べ物をあげたらしく、玄関の前の階段にキャットフードが置かれていた。
ちょっと食べたようだが、まだ残っていた。

玄関を開けたけど無理に入ってこようとはせず、遠くから私たちを見ていた。そしてドアが完全にしまったタイミングで、玄関の前にまた近づいてきて座ってこちらをずっと見ていた。

きっと許可なしに建物に勝手に入ってはいけないということはわかっているのだろう。だけど中に入れて欲しいから、こうして目で訴えているのだろう。

ポカポカ暖かくて魚もとれる港町なので野良猫は過ごしやすいのかもしれないが、それでもやっぱり毎日ちゃんとご飯が食べられるわけではないし、雨が降ったら寒いし、辛いだろう。

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