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ドイツ生活 544日目2024/09/10 イタリア旅行4日目🇮🇹海で泳いだ🌊
早いもので旅行も4日目になり折り返し地点に来た!
部屋は広くてたくさん部屋があるのであんまり使いこなせていないが、
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こんな感じだ。
キッチンもあって料理をしようと思えばできるのだが、美味しいレストランがせっかくたくさんあるのであんまり料理はしない予定だ。
朝ごはんを食べに外に出ようとしたら、昨日はなかった貼り紙が玄関に貼ってあった。彼が翻訳アプリで翻訳してみた。
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餌をあげると蟻が寄ってくるのでそれもやめてください。」
ふと足元を見てみると、誰かが猫にあげた餌に蟻がたくさん集まっていた。
宿のキッチンにも蟻がいたし、イタリアは蟻が多いのかな?
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朝ごはんを食べられそうなカフェを見つけたので早速入ってみた!
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彼はピスタチオコルネット、私はアンチョビとトマトのパイを食べた。
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イタリアに来てから朝ごはんにずっと甘いものを食べていたのだが、このカフェに美味しそうなお惣菜がたくさん売っていたのでそれを頼んでみた。これもすごく美味しかった!
けどアンチョビはコーヒーとは合わないことがわかった。(そりゃそうだ)
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食べた後はちょっとお散歩
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お散歩から一旦帰ってきたら、水着に着替えて海に行った!!!
ガエタの浜辺はセラポビーチと呼ばれていて自由に遊泳できるビーチなのだが、実際に行ってみたらちょっとショッキングだった。
この上空からの写真を見るとわかるが、ビーチの9割以上がパラソルや椅子で埋め尽くされており、ビーチと道の間には建物・駐車場が建てられている。
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実際に浜辺に行くとこんな感じで、ずらりとビーチパラソルと寝そべる椅子が敷き詰められている。
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浜辺と道の間に建てられた建物と駐車場のせいで、道を散歩しながら海を眺めることができない。お金を払ってその建物を通らないと海を見ることができないようになっていたのだ。
実際に私と彼が公共ビーチの入り口から浜辺に向かった時、男性が話しかけてきた。「パラソルと椅子いる?」
「いらない」と答えると、「じゃああなたたちが使える浜辺はここからここまで」と言った。たったの3メートルくらいの幅のビーチが、無料で使えるスペースらしいのだ。
浜辺で昼寝したり読書したりするには日差しが暑すぎるので、私も彼も泳いだらすぐに帰ろうと思っていたのでそれでも問題なかったが、ちょっと納得いかない。
するとその様子を見ていたのか、英語を話せるガエタの地元女性が話しかけてくれた。
女性:ハロー!あなたたち、どこからきたの?
我々:ドイツから来ました!私は日本から!
女性:さっきの話、聞いてたわよ。ビーチの区画のこと。
我々:私たちお金を払いたくないので、無料で使うとなるとちょっとしかスペースがないんですね、、
女性:イタリアの法律では、ビーチは国民全員のものなの。もちろんパラソルや椅子などを使うにはその会社にお金を払う必要があるけど、その敷地に寝転がったりすること自体は問題ないのよ。だからなんて言われても、自分の好きなところにシートを敷いて寝転がっていいのよ!
我々:え!そうなんですか!知らなかった!ありがとうございます!
そしてその親切な女性はおすすめの観光スポットなどについてもいろいろ教えてくれた。
そのあと海でたくさん泳いで(泳ぐというか、波に流されるだけ)、ちょっと休憩しようかということで、勇気を出して業者のスペースにシートを敷いてみた。
すると遠くからめざとい従業員の男性が「ノー!ノー!」と人差し指を左右に揺らしながら近づいてきた。チッ、バレたか
けどさっきの女性が教えてくれたことが本当なら、論破できるはずだ!という強い気持ちで「イタリアの法律では、どのビーチでも寝転がることが許されている!」と私と彼で反論した。
けど男性は「それは間違っている。」と言って聞かなかった。
私も彼も女性から聞いたことをそのまま言っているだけで、イタリア人でもなければ住人でもなければイタリア語もできない。
イタリア人から「それは間違っている」と言われてしまったら、もうこれ以上は何も反論できない。
悔しいが、シートをまとめてまた海に泳ぎに逃げた。
泳いでいたらまた女性に会ったので、「あのおじさんがここで寝転がったらダメって言いました!」と、まるで担任の先生に言いつける小学生のように愚痴った。
すると女性は「もしかしたらあなたたちが観光客だからかもしれないわね。地元住民だったらあの男性も何も言わないかもしれないけど、あなたたちがイタリアのこの街のことを知らない観光客だから強く言ってくるんだと思う。残念だけど、きっとそれはドイツや日本でもあるんじゃない?現地のことをよく知っている人が有利なんだわ」と言った。
確かにそうだな、男性に反論できるようなイタリア語能力も知識もないし、ここに数日しか滞在しない観光客でしかない。それなら潔くお金を払うか、3メートルしかないスペースにとどまるしかない。
それもそうか、ということで納得した後、一旦宿に戻って砂と海水を洗い流してお昼ご飯を食べにまた街に繰り出した。
イタリアで本当によく見かける、こういうチーズ・お肉・パン・お惣菜が売っているお店に入ってみた。
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パニーニ、ニョッキとズッキーニとタコのマリネ(これが美味しすぎた)、ナスとトマトのスパイシーオイル漬け、タコのサラダを注文して外のテーブルで食べた。
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海で泳いだ後なのでたくさん食べた。
店内には工事現場の作業着を着たすごく体の大きい男性3人組が同じようなものを食べていた。
こういう気軽に頼めるパニーニやお惣菜のお店は近くで働く人にとってとてもありがたい存在だろう。
美味しいものを作っている個人経営のお店があちこちにあって、それをみんなが毎日買って当たり前のように食べているんだな。
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家に帰って一息ついたらまた夕ご飯を食べに旧市街地へ!
ローマのバスは道が混んでいるのもあってかなり遅れていたが、ガエタのバスはほぼ定刻通りだ。道が空いているからだろう。
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旧市街地も海に面しているのだが、家の近くのように遊泳できる砂浜ではなく、船がたくさん停まっている港だ。
けど足を水につけてみたらすごく気持ちよかった。
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ぼーっとした後は散策
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6時を過ぎたら晩御飯を食べたくなってしまうのだが、イタリアのレストランは早くて19時、大体は20時にオープンする。
どのレストランで食べようか迷っていたら、ちょっとまた空が黒くなってきて雨が降り出しそうな雰囲気に。
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レストランが開きはじめる19時頃に雨が降り出した。
本当は宿のオーナーがお勧めしてくれたレストランに行ってみたかったのだが、ちょっと離れているので雨だと行きづらいからもうこの辺りで決めよう!ということで目の前のレストランへ。
これが大失敗だった。
本当は海が見えるテラス席で食べたかったのだが、雨が降ってきたからということで店内に案内された。これはありがたいし全然問題ないのだが、そのあと店内で席を移動したいと伝えたときに、すごいイラッとしたような反応をされてしまった。
まあいいか、と思ってメニューから料理を選んで注文した。
隣の夫婦が食べている料理がとても美味しそうだったのでそれについて質問したら、「これは観光客向けの英語メニューにはない!」とだけ言われてしまった。
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これはカラマリ(小さいイカ?)を固めてパン粉で揚げた食べ物で、ガエタで食べられる名物料理らしいのだ。
宿のオーナーにもこの料理をお勧めされていたので、それがここで食べられるならラッキーだと思ったのだ。
これは美味しかったけど、店員さんの態度が悪かったので味がよくわからなかった。残念
ピザ釜があるお店でピザには自信がありそうだったので、フォカッチャは美味しかった。
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そして一番ショックだったのがこのタコのトマトパスタだ。
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まずパスタに全く火が通っておらず、硬くて全然食べられなかった。
今まで食べてきたイタリアのもちもちパスタが嘘だったかのようだった。
イタリア全土でどこでもあんな美味しいパスタが食べられるわけないだろ!と殴られたような気分だった。
イタリアでもまずいパスタを作る人がいて、そういう人が働いているレストランもある、ということだ。
港町なのでタコだけは美味しくあって欲しかったが、モニョモニョしていてゴムみたいな食感で、生臭くて味はあまりしなかった。トマトソースと塩の味がしただけだった。タコの美味しいコリっとしていて噛みごたえがあって旨みのある部分ではなかった。
しかもサラダを一つ頼んでそれをシェアする、と伝えたのにふたつきた。
最初あらかじめ取り分けて来てくれたのかな?親切だな、と思ったが後からレシートを見たら二つサラダが計上されていた。
イタリアでこれまで食事したレストランでは店員さんが「お味はいかが?」と聞きに来てくれたりしてすごくフレンドリーだったのだが、ここは終始意地悪だった。
明らかにまだお皿に料理が残っているのに指を刺して「Finish?(食い終わったか?)」と聞いてきた。「まだ」と答えて唯一美味しかったイカの料理と栄養のためにサラダだけ完食して、パスタは「美味しくなかった」の意思表示のためにも無理して食べずに残してきた。
これだけ周りに超ハイレベルなパスタを出すレストランが溢れているイタリアで、私でも圧勝できるレベルの料理人がいることに驚いた。
もちろんセンス・感性など努力ではどうにもできない部分があるのはわかるが、パスタはメーカーが定めた茹で時間がパッケージに書いてあるだろう。それに従って茹でればせめてパスタは硬くならなかったはずだ。
しかも会計はなぜか今までイタリアで食事したレストランの中で一番高く、それも腹立たしかった。
なんでローマの絶品爽快パスタ、美味しい前菜のレストラン、昨日食べた最高のイカ墨パスタのレストランより高いんだ!そこではワインを飲んだけど今回は水しか頼まなかったのに!
レストランを出たら雨が上がっていて夜風が気持ちよかったので、彼とレストランの文句をずっと言いながら宿まで歩いて帰った。
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2人だと美味しかった時も不味かった時も感想を言い合って少し気持ちがスッキリするからよかった。
テンションが上がったので、浜辺に行ってみた。
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夜の浜辺の散歩はロマンチックかと思われたが、それ以上に暗くて怖くて、水の恐ろしさを感じた。
明日も海に来ようね!と話して宿に戻ったら、また猫がいた。
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ガエタには本当にたくさんの野良猫がいて、みんなすごく可愛いんだけど、みんなお腹が空いているようでとてもかわいそうだ。
魚がたくさん食べられたらいいのだけど、、
ベッドに入ってからもイライラが止まらなかったので、彼と一緒にGoogle Mapのレビューで今日のレストランに星1をつけた。
よくみてみると、同じように「パスタがまずい」「サービスの態度が悪い」というコメントがチラホラあった。
もっとちゃんと読んでからレストランを選べばよかった。
イタリアには本当に素晴らしいレストランが溢れていて、滞在期間中に到底全部行くことはできないから一食一食がすごく大事なのに、その大事な一食を、貴重な胃袋の容量をあのレストランで満たしてしまったことが腹立たしかった。
時を戻せたら、、別のレストランに行ったのに…