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ドイツ生活 542日目2024/09/08 イタリア旅行2日目🇮🇹コロッセウムと最高のジェラート🍨

イタリア2日目!
1日目は活動時間が長くてかなり疲れたのですごくよく眠れた。
午後4時にコロッセウムの予約をしているが、それ以外は何も予約をしていない。いっぱい予定を立てて予約したりすると疲れる&うまくいかなかった時にストレスになるだろうから、今回の旅行ではそこまで綿密な計画は立てなかった。


朝ホテルを出て駅に向かっていたら、目の前の通りで本のマーケットが開かれていた。

おお〜

よく近づいてみると、小説や絵本などの普通の本屋さんに売っているような本ではなくて全部教科書やテキスト、辞書などの教育関係の本ばかりだった。後から聞いてみたらイタリアも9月から新学期が始まるらしく、そのために教科書を販売していたらしい。


今回の旅行では飛行機の持ち込み制限の関係で日焼け止めを少ししか持ってこなかったので、それがなくなる前にどこかで買う必要があった。
彼と「イタリアは日差しが強い国だし、きっとドイツよりも性能が良くて安い日焼け止めが売ってるだろうから、現地で買えばいいよね」と話していた。

ひとまずホテルの近くにあるスーパーに行ってみた。

チーズの種類はものすごい
日本では見かけない薄切り肉や、ボール状になっている挽肉も!
オリーブなどもたくさん!

大きめのスーパーの中の化粧品コーナーをくまなく探したが、日焼け止めが全く見当たらない。実は昨日も市街地を歩き回りながら探していたのだがなかなかいいものが見つからなかった。

色々彼とリサーチして調べた結果、イタリアでお手頃な日焼け止めを買うのが難しい理由がわかった。

以下の2点だ。

①イタリアには日本のマツキヨやドイツのdmなどのようなチェーンのドラッグストアがない。そのため個人経営の薬局やキオスクのような売店にいく必要がある。もちろん品揃えはそのお店次第なので、自分が買いたいメーカー・価格帯・品質の日焼け止めが安定して買える確率は低い。薬局に置いてある日焼け止めはかなり品質が良さそうだが20~30ユーロくらいするものばかりで、かなり高価だ。

②イタリアでは日焼けしている肌が美しいとされているので、日本のように日焼け止めをこまめに塗りまくる習慣があまりない。
なのでSPF30、50などの強い日焼け止めよりもSPF15、6などの(6は今までにみたことがなくて驚いた)かなり弱い日焼け止めが多い。
日本のように美白のため、シミ対策のための日焼け止めではなく、イタリアでは「皮膚がんにならないように、いかに美しく小麦色に肌を焼くか」ということに重きが置かれているようだった。

確かに街を歩いていても、日本や韓国のような肌の白い女性はほとんどいない。みんな小麦色に肌が焼けている。健康的で自然な日焼けはいいかもしれないが、たまに心配になるくらい茶色くて赤くなっている人も結構いた。
それでもとにかく焼けた肌が美しい!という感覚なようだ。


そんなこんなでまた地下鉄に乗って市街地へ移動した。
朝ごはんをまだ食べていないのだが、本屋さんを見つけたのでチラッと入ってみた。

もちろん全部イタリア語の出版物!!

イタリア語で出版されている本で溢れている空間に身を置いて、またなんだか感慨深い気持ちになった。自分の知らない世界で、自分の知らない言語で、これだけたくさんの本が出版されている、、という事実がとても不思議で面白い。


そんなこんなで薬局では手頃な日焼け止めを買えなかったのでどうしたものか考えていたのだが、ローマにはミニマーケットというこれまた個人経営の売店があちこちにある。そこなら売っているかもしれない!ということでミニマーケットに行ってみた。

かわいい看板

売店の化粧品コーナーはもちろんそんなに充実していないし日焼け止めも種類が少ししかなくて全部高かったが、そんなことは言っていられない。
大容量で18ユーロもする日焼け止めを買った。

イタリアに行く人は、日焼け止めを事前に買って持ち込むようにしよう!


そしてこれまた友達がおすすめしてくれたカフェで朝ごはんを食べた。

数年前に日本で一斉を風靡したマリトッツォ!

笑える光景

クリームはとても軽くて、この量でもなんとか食べ切れるくらいの軽さだった。これ以上甘い&重たい&量が多かったら食べきれなかったと思う。

そして最高に美味しいピスタチオクロワッサン!

うおお

とても美味しかった。
ガツンとピスタチオの風味がして、目を見開くくらいの美味しさだった。
思い出したらまた食べたくなってきた…


朝ごはんの後はまた街を散歩する。
昨日と同じくトレビの泉の近くだ。

なんだったか忘れたけど政府関係の建物だったはず
撮影OKしてくれたイタリアの警察官の方たち

イタリアの警察官の制服、かっこいい!
さすがファッションの国だ。


そして朝ごはんを食べたばかりだけどまたお腹が空いてきたので、パスタのお店に入ってみた。
外観からしてザ・観光客向けのお店!という感じだったが、店内で作っているパスタをすぐに茹でるので注文から2分半で提供する!というコンセプトのファーストフード店のようなパスタ屋さんだった。

店内は狭めだが、パスタを作る機械があってそこで実際にパスタが作られているのをみることができる。

小麦粉と水と卵を入れて、機械がそれをかき混ぜて、生地になって出てくる。

おお〜

その生地を実際のパスタの細さにカットする機械に通す

ワクワク

そして完成!

おお〜

カルボナーラもトマトソースも気になったが、新しいものを食べてみたい!ということでトリュフ味のパスタを注文した。

出来立てのパスタにトリュフソース、美味しかった

これで7,5ユーロ。
量は多めなのでお腹がぺこぺこでなければ2人でシェアしてちょうどいい量だった。
彼は注文前は「あんまりお腹空いてないよ」と言っていたが、実際に食べ始めたら美味しすぎて2人でパクパク食べた。

このクオリティのパスタを低価格でサラッと出せるイタリアの食文化の盤石さに感動した。

店内の壁に材料とパスタメニューの名前が書かれていた。

カチョエペペにグアンチャーレ(ベーコン)を足すとグリシア。
それにトマトを足すとアマトリチアーナ、卵を足すとカルボナーラになる、ということらしい。
ベースになっているのは全部カチョエペペというパスタらしい。


いっぱい食べたのでさらに街を歩いて消化を促す。

骨董品やさん
教会
ローマの不動産
お金があったらローマに物件を買う?

いろんなお店が集まっているかわいらしい通りに来た。

本屋さんがたくさん並んでいて、お店ごとに扱っている本のジャンルが全然違って面白い。

いろんな国の絵本がイタリア語に翻訳されていて感動。

日本人なら誰もが知ってる!馬場のぼるさんの『11ぴきのねこ』、なんとイタリア語に翻訳されてさらに特装バージョンで売られていた。

タイトル文字が日本語版に似てて感動
バイクが多いローマ。自転車はほぼ見ない


コロッセウムの予約時間までまだ数時間ある、色々街を歩いたしどうしよう?ということで、サンタンジェロ城に行ってみることにした。

サンタンジェロ城とは、、

135年ローマ帝国皇帝でいわゆる「五賢帝」のひとりハドリアヌスが自らの霊廟(ハドリアヌス廟(ラテン語: Mausoleum Hadriani))として建設を開始し、アントニヌス・ピウス治世の139年に完成した[1]。霊廟はきれいな円形平面をなし、太陽を象徴したハドリアヌスが戦車を引く像が頂上に設置された。しばらくすると軍事施設として使用されはじめ、403年にはアウレリアヌスの城壁の一部に組み入れられた。
14世紀以降は歴代のローマ教皇によって要塞として強化され、また、同時に牢獄避難所としても使用された。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%E5%9F%8E


サンタンジェロ城に向かう橋はこんな感じらしいのだが、現在絶賛工事中だったので全部覆われていて何も見えなかった。

引用元:Von Thomas Wolf, www.foto-tw.de, CC BY-SA 3.0 de, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=50109455


139年に完成、ということは1885年も前に作られた建物!?
こんなに古いものが改修されながらもずっと残っていることがすごい。

頑丈な石造り
天使の像

お城の中は美術館・博物館になっていて、昔のお城の様子がミニチュアで展示されていた。

天井画
壁のあちこちに描かれた絵が残っている
要塞だったので大砲も準備
上から見た眺め。バチカンが見える

工事中のローマの街を見下ろす。

東京のような高層ビルがないのが本当に美しい

頂上を目指して上に登っている途中でカフェテラスがあったのでそこで休憩することに。

ここでもまたパニーニを注文。6ユーロ

美味しかった

注文したらパニーニを焼いて温めてくれたので美味しさがさらに倍増!
少し食べて元気が出たのでまたお城の中を歩き続ける。

ゲストを呼んで自慢する部屋の天井
小さな窓がたくさんあって、そこからのぞいて敵を観察する

サンタンジェロ城を観光し終わった後は、そのままバスに飛び乗ってコロッセウムへ。

街のあちこちに売店があるローマ

バスに飛び乗って、と書いたがもちろん私は何もわかっておらず、どのバスにどこから乗るか、というのも全て彼がリサーチしてガイドしてくれた。すごい!

彼のおかげでコロッセウムの最寄りのバス停に到着!
すでに圧倒的な存在感を放っている。

本当にすごい!

コロッセウムだけは事前にチケットを予約しておいたので、それを見せてスムーズに入場することができた。

西暦80年に作られた競技場で、ここで実際に人や動物が命をかけて闘っていたのだ。しかも初期の頃は川から水を引いてコロッセウムに水を溜めて、船同士の戦いもあったらしい。

本当に大きい

こんな感じで半分は床があって、半分は床を取り壊して地下室が見えるようになっている。

落書きしたら5年以下の投獄と罰金1万5千ユーロ

ここに偉い人や庶民やいろんな人が座って、動物や人の闘いを楽しんでみていたのだと思うとすごく残酷だ。

罪を犯した人が罰として戦いに参加することもあったらしく、戦いのコーディネーターがその人の名前と犯した罪が書かれたプラカードを持って、対戦する人を引き連れて入場していたらしい。

動物と人間の戦いもあった

コロッセウムには猫が棲みついているらしく、この猫の名前はアウグストゥスというらしい。

猫にしてはやけにローマ人のように濃くて渋い顔


コロッセウムを見学した後は、事前に調べていた超美味しいと有名なジェラート屋さんに行くことに。

またバスに乗って移動
イタリアの警察官

Giolittiという名前のカフェだ。
ジェラートがとても美味しいことで有名なのだが、もちろんカフェやクッキー、バーなどもある歴史的なカフェだ。

楽しみ

フルーツ系からミルク系、チョコレートまで様々なフレーバーが用意されていて、選べない!
ジェラートがカラーコーディネートされて並べていて、見るだけでワクワクする店内。

フルーツ系
これもフルーツ系
ミルク、チョコレート系

私はスイカ味とストラッチャテーラ(バニラチョコ?みたいな味)を選んだ。
スイカは本当に実際にスイカを食べているような味だった。
ストラッチャテーラもドイツで何度か食べたことがあるが、甘さが控えめで上品で本当に美味しかった。

これは本当に美味しい

彼はヌガーとヘーゼルナッツ?(忘れた)を食べていて、それも味見させてもらったがすごく美味しかった。
やっぱりドイツのアイスよりも砂糖が控えめで、香料とかではなく素材をちゃんと使って作られているとわかる、超本格的なアイスだった。

ローマの素晴らしいお店に選出されている

店内にはアイスだけでなく焼き菓子もたくさん売られていた。
ただここのアイスが有名&暑いのもあって、焼き菓子はあんまり売れていなかった。

気になる、、買えばよかった!
バーでお酒も飲める

彼はここでもバーでカプチーノを注文!
ちょっとお高めのカフェだが、それでもカプチーノ一杯で1,8ユーロだ。

美味しすぎた

私は普段コーヒーを飲まないのだが、それでも「美味しい!」とびっくりしてしまうくらいの美味しさだった。
ミルクとコーヒーの一体感がすごかった。
本当にプロが作るカプチーノは全然違うんだなと思った。


そのあとさらにお店を見て回る。
かわいい文房具のお店を発見。

迷ったけど買わずに帰ってきた
イタリアのバス

食べてばっかりだが、そろそろ晩ご飯の時間なのでレストランを探して歩き回った。その途中で面白い空間を見つけた!
街の真ん中に廃墟があって、そこに猫が棲みついているらしい。

すごい
いた!


カルボナーラで有名なお店があると調べていたのでそこに一旦入ったが、周りでストリートミュージシャンが大音量で微妙な音楽を奏でていて、さらにテラス席では喫煙者の煙がモクモク流れてきたので、申し訳なかったがこっそりお店を出た。

そして何も予約せずにたまたま見かけたレストランに入ってみたら、とても美味しくて当たりだった!

大興奮していたので写真のピントが合っていないけど、前菜の盛り合わせが全部美味しかった。

美味しすぎた

この写真の一番奥にあるのが、パリパリのパイ生地のようなものと、ブッラータチーズと、アンチョビを合わせたものだった。
食べた瞬間アンチョビのガツンとした風味とブッラータチーズのふわふわ滑らかでみずみずしいクリーミーさが調和して、そこにさらに塩気の効いたパリパリの生地がサポート役として入ってきて、もう美味しすぎた。

パスタは昨日カルボナーラを頼んだので今日は食べたことのないものにしよう、ということで豚肉とズッキーニとチーズのパスタを注文した。

これもすごく美味しかった

イタリアのパスタはやっぱり麺が本当に美味しい。あとオリーブオイルの質がやっぱり違うようだ。

ほとんどのレストランでは手打ちパスタを作っているらしく、昨日のパスタも今日のパスタも全部麺がモチモチだった。

これが歯応えのある「アルデンテ」というやつなのだな。
単に火の通りを控えめにして歯応えを残すのではなくて、作りたてのモチモチ生パスタだからこそしっかり火が通っていても出すことのできる歯応えなのだとわかった。

イタリア料理の美味しさの沼にどんどんハマっていく。
なんでこんなに全部美味しいの?
素材それぞれも最高に美味しいのに、さらにその食材の組み合わせもセンスが良すぎる。全部が美味しい。


彼は今日も風邪薬を飲んでいたので私だけ白ワインを頼んでしまって、美味しい料理と街並みと雰囲気に酔っ払ってしまって調子に乗ってたくさんおしゃべりしてしまって、少し自分の声が大きくなっているのに気づいてなんだか恥ずかしくなったので食べたらそこそこにお店を出た。

バスがなかなか来ずに1時間以上かかったが、なんとかホテルに到着できた。
夜寝ていたらびっくりするくらいの暴風雨があってびっくりして飛び起きた。明日は天気が大丈夫でありますように、、と思いながら寝た。


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