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散歩と授業とハシゴ酒の木曜日

9月19日木曜日 晴れ
今日の散歩は久しぶりにオドリオル公園の方に行ってみる。昇る朝日の木漏れ日、日本庭園の水面、海辺に立つルス・アルマタの天使、海浜に沿って伸びるランニングロード、今朝の風景は全てが新鮮で美しい。

大学寮からオドリオル公園に向かう道
オドリオル公園の日本庭園
海沿いのジョギングロード

寮に帰ってシャワーを浴びて、10時からの「修論の書き方」クラスに出席する。今日はこの前提出した、修論のプロポーザルに関して皆んなで議論する。僕のが最初のマテリアルで、若干のインフォーマルなプレゼンテーションの後に皆んなで内容を精査する。結論から言うとテーマの範囲が広すぎる。次回までにもっとフォーカスを絞って、その後で論文のイントロダクションを400−600字でまとめるという宿題をもらう。他のクラスメイトのプロポーザルはもう少し内容が具体的でやりやすそうだ。

僕の修論テーマを講師のアナ・リサがまとめたもの。内容が盛り沢山すぎるので絞れ、とのお達し。

この授業の後に教育学プログラム生4人(マリア・テレサ、ユリア、トゥレルベックと僕)で、エベレストというキャンパス近くのアジア料理レストランに昼食に行く。この4人で食事するのは初めて。ここはインド料理がメインだが、お店をやっているのはネパール人だ。僕はここではチキンマサラを食べた。7ユーロで結構食べ応えがある。

午後4時15分からエストニア文化・エストニア語の授業に行く。エストニア語の名詞の活用(属格)や動詞を学習した。ところが、午後5時45分まで通常の授業の半分を終えたところで、その後校舎で何かイベントがあるとかで、後半の授業が突然キャンセル、今日の予定は終わりとなった。せっかく空いた時間なので、ロバートを誘って飲みにでも行くか。

エストニア語の動詞。上から聴く(クーラ)、見る(ヴァータ)、待つ(オータ)、座る(イスツ)、立ち上がる(トウセプスティ)、こちらに来る(トゥレシーア)、書く(キリュータ)、読む(ロエ)

ロバートにはエストニアの短期居留許可証申請書書式のプリントアウトを頼んでいたので、彼の家まで取りに行く。その前にまずは僕の寮の部屋に戻って赤ワインのボトルを一本持参する。大学前のバス停から1番のバスに乗って彼のアパートの近くの停留所、アライクマ(変な名前?)まで行く。部屋に着くと申請書はすでに印刷してあった。あまり美味しくもないワインを飲みながら、ロバートが最近導入したプレステでのテレビ視聴アプリを試す。ただ、彼くらいのオタクになると日本のアニメは日本語音声に英文字幕でないと雰囲気が出ないらしい。エストニアで見れるアニメは大部分が英語吹き替えになっていると嘆いていた。

ワインを飲み終えるともう午後8時。ロバートと一緒に旧市街に繰り出す。この前休みで入れなかったHell Huntを目指すが、ラエコヤ広場で馴染みのアイリッシュパブMad Murphy’sのバーテンダー、ハリーに捕まる。彼は店の外で広場に面しているテラス席の責任者だが、他の店のテラスにはそこそこ客がいるのに、ここは誰もいない。「ウチは屋外の暖房設備なんかを用意しない分、酒代を安くしてるんだよ」と苦しい言い訳をする。まあ後でくるから、と言いのこして目的地のHell Huntに向かう。

Hell Huntはスポーツバーだが結構食事も美味しい。今日はロバートは「夜の朝食セット」、僕は「クリスピーポテトがミートソースとチーズにはさまれてるパイみたいなもの」を頼む。本当はマッシュトポテトの方が健康的(?)だと思うのだが(そのメニューも実際ある)、不健康な方が美味しく感じるのだ。程なくきた食べ物を食べると、やっぱり美味しい。ここでロバートは黒ビールを飲んでいたが、僕は我慢する。で、食後にMad Murphy’sに寄って、生の白ビールを飲む。飲み終わってロバートと別れ、電車で寮に帰ってくると、ルームメイトのミトラはもう寝ていた。

夜の朝食セット
クリスピーポテトがミートソースとチーズにはさまれてるパイみたいなもの
Viru Keskusから大学に向かう一番トラム

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