教育におけるリーダーシップとは?
11月4日月曜日 曇り
午前7時に目が覚める。今日は10時15分から「教育学のリーダーシップ論」の授業がある。その前に散歩を、と思ったが、授業の内容を調べてみると、実はリーディングの宿題があった。残念だが散歩を取りやめて、論文を読み出す。リーダーシップ論関係のごっついペーパーが2本。1本は今日の講師のEve Eisenschmidt教授の論文だ。COVIDー19時の経験を踏まえた、問題対応のリーダーシップ論。もう一つは教育現場のリーダーシップ確立プロセスに関する論文だ。これらの内容をもとに、留学生として自国の教育関連リーダーシップ事例を特定・分析・紹介するまでが宿題だ。論文にざっと目を通して、日本の教育関連リーダーシップ事例を探していると、渋谷教育学園渋谷中学高等学校(通称“渋渋“)の田村学園長の記事が目に留まった。いろいろ調べてみると、実に興味深い。田村先生のリーダーシップの下、ラーナーセントリック(学習者中心)の教育推進の取り組みや先生方の勉強会など、この学校で行われているさまざまな活動は、エストニアの教育改革の取り組みに通じるものもある。授業中にクラスメイトに説明できるように頭の中でストーリーをまとめておく。
10時過ぎに教室に行ったが、例によって時間通りに来ているのは僕とアイゼンシュミット教授の二人だけ。パラパラと学生が揃い出して、のんびりと授業がはじまる。最初にまず、リーディング課題の論文の内容説明から入るが、中身の濃い論文だけあって、なかなか進まない。結局午後2時近くまでかかって、論文の議論で授業が終わり、各国の事例紹介は次回の授業に後回しになった。それまでに僕は、渋谷教育学園渋谷中学高等学校のリーダーシップの特徴をもう少し調べて次回の授業で報告することにする。
授業が終わって、大学寮の自室に戻り、読書などして時間を潰す。その後、午後4時半からのBFM合唱団の練習に参加するため、キャンパスに行く。今日はクリスマスコンサート用の新曲2曲を練習。午後6時45分までびっしり練習して、解散。僕は近くのスーパーマーケットSelverで買い物して寮に帰り、夕ご飯の支度をする。最近毎日食べている玉子料理「他人丼のアタマ」を作って食べる。その後は読書やゲームなどをして、のんびり1日を終える。