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教育学修士論文のテーマ・参考論文探し

9月16日 曇り
今日は午前8時までベッドの中でしっかり休んで、それから起きてシャワーを浴びる。お昼にランチの約束があるので、それまで寮の自室で修士論文の研究のアイディアを固める。先週金曜日の「Research Methods in Evidence-based Development in Education(教育学における実証的研究手法)」の授業で出された宿題は「修士論文研究のテーマを選び、関連する主要な教育の概念を2−3選んで、参考論文を3つ選んでレファレンス情報を抽出、さらにそれら論文の研究テーマへの有用性を簡潔にまとめよ」というもの。しかも締切は明日17日だ。とても教育学の初心者が2−3日で対応できる内容とは思えないが、とりあえずやってみる。

作業に着手してすぐに午前11時。今日のランチパートナーである法学部教授のフィリップに電話すると、ランチの約束をすっかり忘れていたという。僕も宿題をやっつけるのにちょうどエンジンがかかってきた所だったので、明後日水曜日のランチにリスケした。今日のランチはいつものヨーグルトで済まし、宿題を続ける。

僕の研究テーマはまだしっかり定まっていないが、漠然と「社会一般に存在する知識やスキルセットを、教育を通じてそれに興味を持つ人々に提供する」というビジネスモデルの構築に関するもので、そのためにAIやソーシャルネットワークなどの活用を想定している。ChatGPTにも手伝ってもらい、このテーマにおける主要な教育学の概念として、1)自己決定論、2)学習分析、および3)生成AIの教育分野での活用、を選んだ。自己決定論は先週土曜日に授業で学んだばかりだが、生徒だけでなく教師のモチベーションを与える・上げるという意味で面白いと思う。学習分析(LA)は教育学におけるデータ主導のアプローチで、特にLAを用いて、自己調整学習における他人からのガイダンスの有効性を証明する論文があったので参考にすることにした。最後の生成AIの教育分野での活用に関する論文は現在無数にあるのだが、よくまとまっていて2023年出版と割と最近の論文があったので参考にした。参考論文は3本には絞りきれず、5本選んで要約したが、まあ許してもらえるだろう。

ここまで簡単に書いたが、この宿題をやるというプロセスは実は簡単ではない。少し考えて書いてみて、ChatGPTに関連情報を訊ねて、また自分で書いてみて、少し部屋をうろうろして、思ったことを書き足し、さらには外に散歩に行ったりして、ここまでまとめている。

午後7時半、あとほんの少しで終わる、と思ったところで悪友のロバートから彼の授業が終わったと連絡が入る。(授業が終わったら連絡してくれと頼んでいたのは僕の方だが。)よし、じゃあ旧市街のKompressorにディナーパンケーキを食べに行こう、と決めてお店で待ち合わせる。30分弱で僕はお店に着いたが、なぜかいつも満員のKompressorは9月19日までお休み。ロバートに電話して、近所のパブ、Hell Huntに変更し、行ってみると向こうからロバートが歩いてくる。「なんとHell Huntも休みだったよ」と言われ、結局定番のMad Murphy'sへ。流石にここは休まずやっている。ロバートはハンバーガー、僕はコテージパイを頼んで、互いの近況をキャッチアップする。ロバートの今日の授業は「デジタル教育ゲーム概論」で非常に面白いらしい。この授業の教授の授業アシスタントもやることにしたそうだ。彼は基本的にアメリカ人のオタクで、軍事ゲームにも興味がある。僕が日本語で読んで面白かったマンガ「マージナル・オペレーション」を紹介したら最初の10巻購入して一気に読んだと言っていた。

トワイライトのビル塔辺り。昏れなずむ空が美しい
いつも大人気で待たされるパンケーキ屋のKompressorに着てみると
なんと9月19日まで休み!?
ロバートのハンバーガー。ポテトがごっつい!
僕のコテージパイ。要するに一番下はミートソース、中段がマッシュトポテトで、その上にコテージチーズがかかっているもの

今日はまだ風邪の治りかけなので大事をとってお酒は飲まないつもりだったが、馴染みのバーテンダーのアンドレが店の奢りだと言ってダブルのスコッチロックを持ってきたので、ロバートと一緒に飲む。常連客としての付き合いも大変だ。飲み終わって今日は早めの午後10時半に店を出る。それにしても夜の旧市街は美しい。ロバートとViru塔付近で別れ、トラムに乗って大学寮に帰る。

夜のラエコヤ広場。今日は結構空いていた。まあ月曜日だからね
帰りのトラム車内。こちらはいつも空いている

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