人はあなたの〇〇を見ている
来週末に地元佐世保で私が所属するライブハウスのライブがあります。
今回も参加しますので、目下練習中です。
ある程度、選曲はお客さんの年齢層に合わせます。
年齢層は言わずもがな「なかなか高い」とだけ申しておきましょうw。
なかなかかな?
だから美空ひばりさんの「川の流れのように」や
坂本九さんの「上を向いて歩こう」などを
カバーして歌えば、もれなく大ヒットw。
盛り上がりなどに困ったときのお助けナンバーwとなっております。
来ていただけるお客さんはほんとにありがたいのです。
ただ、ちょっと思うに、
「よくもまあ、こんなアマチュアの、
たいして上手くもないライブを、
時間とお金(今回は無料ですがw)を費して、
観に来てくれるものだ!」
と。
やるほうの人間がこんなこと思っちゃ元も子もないんですけどねw。
いや、ほんとうにありがたいんです。
でも、思いません?
ひばりさんの歌なんて、私が歌うよりも遥かに本人歌唱のほうがいいに決まっていますw。
美空ひばりといえば、300年に一人出るか出ないかとまで言われた伝説の歌姫。
そんなひばりさんの歌なら、当然ひばりさんが歌う歌がいちばんに決まってるはず、
な の に です。
なぜか、私の歌う「川の流れのように」を聞いてくださる方がいる。
応援してくださる方がいる。
不思議ですね。
人はあなたを査定します。これは生物が持つ本能なので、仕方のないことです。
それにあなたも無意識に、人を査定しているはずです。
お互い様ですねw。
では、人はあなたの何を見ているのでしょう?
技能の素晴らしさを見ているでしょうか。
もちろんそれも見るでしょうが、それだけですか?
noteで言えば、文章が上手かったり、語彙力が高かったり。
確かに上手いに越したことはないのでしょうが、上手いだけの文章ってなんだか味気ないですよね。
査定されることで、人に見られることで初めて、生まれてくるものもあります。
それが、「感動」です。
たとえばあなたが真剣にがんばる姿だったり。
たとえばあなたの伝えたい想いの片鱗でも垣間見えたり。
そんな瞬間に、人は感動を覚えるのでしょう。
私はライブを始める前に、必ず集まっていただいたお客さんのひとりひとりのお顔を眺めます。
そうすると、だいたいのその方たちの考えや思っていること。
さらには人生まで、なんとなく見えてくるんですね。
「ああ、じゃあ今日はこんなふうに歌ってみるか!」とか、
「こんな感じで演奏すれば、喜んでもらえるかな?」なんてのが、
自然に浮かんでくる。
どうパフォーマンスすればいいのかが、自然に分かるのです。
そしてその通りのパフォーマンスをすれば、たいていとても喜んでもらえます。
自分の持つ気持ちやエネルギーなどを、そのままお届けする感じで。
それは感謝だったり、慈しみだったり、優しさだったり。
その時によって形はさまざまです。
ライブのお客さんたちは、そんな私の感動するさまを見て、それとシンクロして感動するのだと思うのです。
多少、カッコ悪くても。
時に、思い悩んでも。
人を感動させようとか、考えなくていいのです。
まず、あなたが純粋な気持ちで感動できますように。
その歩みを止めないでくださいね。
あなたの「感動」とシンクロしたい方が、必ずいらっしゃいます。
必ず、です。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。