見出し画像

こどもの思いが見せてくれた世界

「地球は、かわいそう!
こんなに、モクモク、モクモク
煙だらけにされちゃって。
こんなに、たくさんの車に
からだの上をゴロゴロされて。
それでも、黙っているなんて!」

お出かけの途中、10歳になる娘ちゃんがボソッと言う。

ゴメン、そんな事、お母さん考えたことなかった。
いや、感じたことなかった。
否、意識したことすらなかった。
地球が自分と同じように生きているって認識しているんだね。

そういえば、夏の終わり、あちこちで虫さんたちが
仰向けになってコロンとなっているのを見つけると
娘ちゃんはサッと駆け寄っていって両手を合わせていたっけ。

動物も、虫も、お花も、石ころも、自然界に存在するもの
すべてが自分の仲間っていう感じだよね。

0308挿入画01

でも、もしかしたら
娘ちゃんこそが本来の私たちの姿なのかもしれない。
外見がどうであれ、みんなこの地球に生きているんだから。
誰が主役であるわけでもなく、脇役であるわけでもない。
まあるい地球に育まれて、生かされているのが私たち。

おとな達は、人間は偉いみたいに思い違いをして
自分たちのためなら、この地球上で何をしてもいい、
そんなエゴの思いで突き進んで来たのかもしれない。

うん。
お母さんは、娘ちゃんの言うことが正しいと思う。
無邪気な子どもだからこそ、真実に気づくことができる。

地球は生きている-。

0308挿入画03


いいなと思ったら応援しよう!

Mika Moriya*ミカモ
いただいたサポートは今後のクリエイター活動のために使わせていただきます。