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モノの価値を決めるのは…値段?
お正月のTV番組で有名な「格付けチェック」。
私は去年までは観ていましたが、今年は何となくスルー。
ネットニュースを見ると、「ミシュランシェフの料理を選ぶ」というお題が出たそうだが、”比較対象”として出された料理を巡って、SNSで物議を醸しているという。
正解はミシュランシェフのもので、不正解は創業60年の老舗中華料理店の店主によるもの。そしてこの店主の方はなんと御年90歳。
創業から60年もの間、地元のお客さんに愛され続けてきた味を不正解としたところに視聴者が異議を唱えている。値段の高いものが、安いものより価値があるかのような扱い方は如何なものなのか。何を美味しいと思うかは人それぞれ。などなど。
正にその通りだと思う。
今の世の中、値段が高いものを価値のあるものと安易に捉えがちになる。
けれども、誰がどんな思いで料理しているのか。それが味に出るのではないだろうか。
それも含めて、お客さんはそのお店を選ぶのではないだろうか。
以前の投稿でもご紹介した、おばあちゃんのつくるパンは、おいしそうでたまらなかった。
そして、こちらで紹介されているお母さんのおにぎり。
どんな腕のいいシェフでも再現できないもの。
世知辛い世の中を生きていると、つい値段に気を取られ、お金のやり取りばかりに意識が向いてしまう。でも、自分ではない誰かのことを思って、丹精込めて作られたものを感謝していただくことが、本来の私たちのあり方なのではないかと、この一件は教えてくれている。
モノを手にする時にもっとお互いに感謝のやり取りができたら、この世界は本来の優しさをとりもどせるのだと思う。
値段で物の価値を判断するのはもう時代遅れ。
誰もが幸せを感じられる世界への転換点に今私たちは立っている。そのことを、実は多くの視聴者も内心気づいているのだと思うのです。
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