WBC観戦記
第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は日本の14年ぶり3度目の優勝で幕を降ろした。
今回は自分がこの大会を見ていて感じたことや考えたことを書いていく。
ムードの重要性
第1ラウンドは組み分けが緩かったためか、選手たちが楽しんでプレーしているように見えた。
リーグ戦において、勝つことは世界一になるための手段であり目的ではない。
世界一になるためには極限状態の中で、ハイパフォーマンスを発揮することが必要だ。
日本代表の選手のレベルは十分に高い。
ただそれが本番で出せるかは別問題である。
そこで必要となるのがムードである。
良いムードは、本番でいつも通りの実力を発揮するメンタルを作ってくれる。
だから自分を追い込みすぎることは、自分にとっても周りにとっても良くないと感じた。
自分の追い込まれている心情が態度に出てしまい、伝染してしまうからだ。
追い込みすぎていないか自分を客観視してみるのもいいかもしれない。
ワンポイント禁止ルール
自分はワンポイント禁止ルールを変更すべきと考える。
このルールは「打者3人と対戦するか、イニングを終えるまで投手を変えることができない」というものだ。
メジャーリーグのルールに準じた形だ。
おそらく、投球練習を削り、試合時間を短縮することが目的と思われる。
しかし、3人に満たないうちに制球を乱したり、打ちこまれたりするケースが目立った。
そうやってランナーが増えれば増えるほど、試合時間短縮の効果が薄まるのではないか。
また、投手乱調による失点をカバーできるバッターがいればいいのだが、戦力的な偏りがあるためそうはいかない。
正直、選手層の薄い下位チームにとってはこのルールは酷なのではないかと感じた。
ハンデとして上位国のみ適用としたらどうか。
上位国とは、予選免除国(16か国)なのか、世界ランキング上位12か国なのかは調整の余地がある。
しかし、そうやって弾力的な運用をしていくことで、娯楽性が増し野球の普及にもつながるのではないだろうか。
終わりに
テレビ中継は毎試合視聴率40%越えを連発。国民的イベントだった。
特に決勝戦は、組み合わせといい大谷VS.トラウトといい
正直、ストーリーとしてできすぎていたなと感じた。
すごいものを見せてもらった。
早速、選手はそれぞれのチーム(あるいは本職)に戻っていく。
私たちも「WBCロス」に一区切りつけて、新たな一歩を踏み出そうではないか。
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