駅伝ファンよ、自らを省みよう
注意
あくまで私見。
クソでか主語なので注意。
あくまで極端な例を挙げているが、思い当たる節がないか
自分の言動を思い返してほしい。
私は「駅女」という単語をこの記事の中で用いるが、
それを駅伝ファンの女性全体を指す言葉としては使っていない。
①駅伝ファンで②わがまま(迷惑)である人に、「たまたま」女性が多いので、この単語を使用している。
この記事を執筆する目的
自分は他人に不干渉である。
だから自分と違うチームを推していようが、推すのをやめようが、推しチームが変わろうが何とも思わない。
しかし、自分には駅伝ファンのなかで1つだけ嫌いなものがある。
わがままな駅伝ファンだ。一般に「駅女」と言われているのがそれである。
なぜ嫌いなのか。
それは、選手の迷惑になるかどうかを考えもしない浅はかな行動が多いからだ。
元陸上選手であった自分からすると、「嫌だ」「邪魔だ」と思えるのだ。
これからその人たちのどんな行動を嫌いと感じるのかを書くことによって、
自らの行動を省みることとする。
読者の皆さんもぜひ振り返ってみてください。
まずはこれを見てほしい。
あくまでも選手は大学生であり、芸能人ではない
これは大会終了後、ファンサービスを受けるためにファンが選手に駆け寄る様子である。
まるで半球状のバリアが消えたかのようである。
これをみて異常だとは思わないのだろうか。
整列するのでもなく、数十人が我先にと駆け寄る。
しかも、芸能人ですらない大学生に、である。
それに加えて彼らは、ファンサービスするためにそこにいるのではない。
「走るため」や「結果を出すため」にそこにいるのである。
想像してみてほしい。
外出先で数十人の人だかりが突然自分目がけて走ってくることを。
恐怖である。
そもそも一大学生を多数の人間がとり囲んでいる(バリアがある状態)ことも異常だ。
選手と他人との2ショットを撮影して何になる?
駅伝の中継所で青山学院大学のK選手とその交際相手の撮影会が始まる、ということがあった。
「撮影会」というからには、複数人撮影者がいた、ということになる。
依頼者からいえば、記念撮影を複数人にしてもらうことには合理性がない。
(例えばデートに行ったとして、同じ日時で写真を複数人に頼むか?)
(いや、頼まないだろう)
正直、撮影する側のエゴ(撮影したいという欲求)を満たす以外の理由が
この行為には私は見出せない。
ここで、なぜこのようなことが理由をいくつか考えてみよう。
1つ目の理由は、小ネタの需要がある、ということだ。
増田明美さんの影響もあるだろうが一番は競技特性だと私は考える。
数時間ただ人が走るのを見るのは普通の人にとっては苦痛である。
尺を埋める手段としての小ネタ(プライベートの開示)が長距離には必要なのだ。
2つ目の理由は希少性である。
長距離選手はプライベートをSNSで自ら発信することが多い。
例えば、東海大学とか、神奈川大学とかは選手がガンガン発信している。
(それをマスコミが流すこともある)
しかし、青山学院大学はあまりそういったことがなかった。
テレビ出演以外では、その存在をほとんど明かすことはなかったのだ。
彼らは良くも悪くもアイドル的存在だった。
K選手の場合はマスコミが初出でない、かつ本人が交際を認めた(恐らく)チーム初のケースであった。
それを写真に収めておきたいエゴが強まったのかもしれない。
それ、著作権法違反になる可能性ありますよ
長距離ファンは雑誌の写真を無断でSNS上に送信したり、
レースのダイジェスト動画をMADとしてアップロードしたりなどしている。
れっきとした著作権侵害である。
特にMADは音源、映像の2つで著作権を侵害している。
(さらに著作物の改変は著作権の一つ、同一性保持権の侵害である。)
ただ、著作権法違反は親告罪であり、権利者の主張がされて初めて違法となる。
したがって、MADが削除されないのは「合法だから」ではなく「違法な状態だがまだ権利が主張されていないだけ」である。
いわゆるグレーゾーンである。
まとめ
解決策は一言で言えばコンプライアンスの遵守である。
具体的には以下のような事柄をあげることはできる。
あくまで友人、知人ではなく、選手とファンの関係である
選手が上、ファンが下の関係である
相手はあくまでも一人の大学生であることを忘れない
著作権侵害をしない
出しゃばらずマナーを守れば、以上のことは容易に実現できると私は考える。
わがままなファンはライト層が中心である。
したがって、そのようなファンはメディア露出で絶対数やライト層が多い青山学院大学のファンが大半だった。
しがし、近年の成績向上によって、駒澤大学のファンにもそういった人が現れ始めている。
正確にいうと「どのチームのファンが」というよりは
コンプライアンスを守れない人、自分勝手な人がチームのファン層の拡大(ライト層の拡大)に伴って加速度的に増えていくイメージだ。
推し方、応援の仕方は人それぞれだ。
しかし、最低限の節度は守っていだだきたいものだ。
P.S. 自分のスタンスについて
自分はあくまで一ファンであるという自覚を持ち、
筆者は自分に以下の2つのルールを課している。
選手にこちらから接触しない
興行として選手たち立場上ファンサービスを嫌だと言えない。
それを利用して歯止めが効かなくなることを防ぐために、こちらから接触しないようにしている。
自分はあくまで選手が記録や順位を追い求めるのを「見るだけ」である。
このスタンスになったきっかけは、私が大学生時代に選手との近さに恐怖を感じたからだ。
大学1年のときの関東インカレで、私はゴール付近で観戦していた。
駒澤大学の選手たちは真後ろを通るわ、田母神選手が近くに座ってくるわでそれまで画面を通してしか見られなかった人たちが目の前に突然現れ、私は正直、かなり舞い上がってしまった。
(その日のツイートを見たら「固まってしまった」とあったので、被害はないと思われる)
さらには、日体大記録会で「自分の後ろでウォーミングアップ、前に選手たちが走っている」という状況になった。
そのときに「何かの拍子にバランスを崩してしまえば、接触してしまうかもしれない」という恐怖があった。
もし自分が何かやらかしてしまえば、取り返しのつかないことになってしまう。
だから、自分はファンサービスを求めず、見るだけにしようと決めた。
著作権を侵害しない
著作権法には、著作物の私的利用は違反とならないと定められている。
しかし、SNSへのアップロードはその範囲を逸脱する。
だから、著作権侵害をしないということは、SNSにおいては
著作物の画像をアップロードしないことと同義だ。
こちらで要件を確認してほしい、
著作物が自由に使える場合 | 文化庁 (bunka.go.jp)
著作権を侵害すれば、著作者に損害が発生する。
その損害は回り回って自分への損害となる。
なので自分はその発信や発信者に対して、フォローやいいねもしないようにしている。
(もちろん例外はある)
読者の皆さんに強要するつもりはさらさらないが、
参考になれば幸いである。
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