習い事探偵は今日も行く
発達凸凹のある長男。
彼にとって1番の問題となっているところは、コミュニケーションの困難さだと思っています。
息子の言葉を借りれば、「人付き合いが苦手。」
相手の気持ちが分からない。何なら自分の気持ちもよく分からないといいます。
更にこだわりの強さがあって、切り替えが苦手。
だからなのか不快なことへの訴えは強くて、自分の思いが通らないとパニックを起こして強い言葉が出たり、手が出てしまったりすることも。
親としては、この問題点によって彼のたくさんある良いところが見えづらくなってしまうことが1番悲しいのです。
長男の良さをもっと伸ばしてあげたいし、苦手なことへの対処方法という引き出しを何個か用意してあげたいと思いながら接する日々です。
発達障害児の習い事は難しい
そんな難しさを抱える長男の習い事事情。
それはもう、悩みに悩んでいます!
ネットで集団行動が苦手であっても対応可能であるか探したり、そもそも発達障害児向けの習い事を探してみたり。そんな私はさながら探偵のよう。
習い事の多くは集団行動が必要で、その点が弊害となり中々はじめさせてあげられないのが現状です。
できれば集団での喜びも知って欲しいなぁという親のエゴもあって、個別指導型は最終手段と思っています。
だいすきなフットサル選手に憧れて
いま彼はサッカーがやりたいと言います。
あるときフットサルを観に行って、憧れのフットサル選手が出来た長男。
そこからサッカーへの興味が出てきたようです。
小学生の間はたくさん身体を動かして欲しいと思うし、好きなことはやらせてあげたい!のだけど…。
一度体験に参加したときには、集団行動の難しさ本領発揮で愕然としてしまいました。
これは毎年運動会でも思っていることでもあるので、集団での運動シーンだと目立ちやすいのかもしれません。
コーチの言っていることをほとんど聞いていない。
指導された内容が出来ない。
切り替えが出来なくて1人だけ違うことをしている。
なぜか途中からゴールキーパーをし始める。笑
ゴールキーパーに関しては体力のない長男なりのセーブ方法だと思うので、微笑ましさはありましたが、それにしてもこんなに集団行動ができないのか!と、定型発達の子どもたちとの差を感じさせられる体験となりました。
それでも長男なりに集団に合わせようと、かなり頑張っての結果なのは、見ていてよく分かるところでした。
そんな長男がサッカーチームに入ると、長男の切り替えの悪さや癇癪で中断となることが頻発することは容易に想像できるので、他の子どもたちの学びや、やりたい思いへの妨げにしかならないよな…と及び腰になってしまいます。
勿論、発達障害があることを事前に伝えた上で、受け入れていただけるのかを確認してから始めようとは思うのですが、それでもどこまで大丈夫なのだろうと迷ってしまう心があります。
気にしすぎなのかもしれません。
世間の目を恐れすぎているのかもしれません。
それでも、いっしょに過ごす他の子どもたちに我慢を強いるのも違うのではないかと思います。
正直答えは見つからないでしょうし、始めたとしてもずっと悶々とするのだと思います。
子どもには色々な経験をさせてあげたいし、好きなことは伸ばしてあげたいけれど、それは発達障害児において容易ではない側面があると感じています。
習い事探偵は日々学び中
子育てって難しいし、ままならないけれど。こうやって考えることで私自身もたくさん成長させてもらえる機会を得ているので、だからこそ楽しいのだと思います。
子どもといっしょに自分も悩みながら学んでいきたい、そしてお互いにとって良い場所が見つかりますように。
そう考えながら今日も習い事探偵は行くのです。
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