見出し画像

アルコール依存症者と家族

今日はアルコール依存症者と家族について考えたいと思います。

私のnoteではしばらく過去に投稿したブログを引用しながら、今そのブログを読んで客観的に考えたり新しい見方を加えたりしながら投稿していきたいと思います。

ぜひ読んでいただけると嬉しいです☺️

以下ブログ記事からの引用です。


アルコール依存症者と家族
(21,9,15)断酒1年と1,5か月の記録


私はアルコール依存症者であり夫がいる。

そして兄(独身)もアルコール依存症者である。

つまりアルコール依存症者でありながらアルコール依存症者の家族でもある。

兄は『飲むなって言われたらよけい飲みたくなるよね』と、いつも気持ちをわかってくれた。

嬉しくて今でも覚えている言葉。誰でもいいからわかってほしかった。飲まずにいられないこの気持ち。


飲みたくて仕方ない。飲まなければイライラする。飲まずにいられない。

そこに追い打ちをかけるように家族の『飲むな』という言葉・・

なんで飲んだらいけない?
違法じゃない。
迷惑かけてない。
飲むしかない。
あなたに飲むなって言われて増えた酒はあっても減った酒は一滴もない!
やめれというならやめ方を教えて!

誰にも止められない。

アルコールへの依存。

病気なのにわかってもらえない。
たしかに初めは好きで飲んでいた。楽しく飲んでいた。でもだんだん増えてって止まらなくなって、自分でもどうしたらいいかわからなくて。

このままではいけない。このままでは死んでしまう。わかっていても飲むしかなくて。


でも今アルコールの呪縛から解き放たれてわかること。

私達に必要だったのはアルコールから抜け出せない、苦しい、やめれない。と思いながらも抜け出そう、やめよう、頑張ろうと思う気持ちと努力し続ける心。

そして。

それを暖かく見守る家族の心。
家族が責め続ける限り回復はない。『また飲んだの?』『また約束破ったの?』そう言い続ける中で回復できた人を私は知らない。


周りがいくらがんばっても回復はできない。回復しようとするのは本人であって周りではない。

家族にできることは本人を認め、励ますこと。

以前断酒をしながらブログにも書いていたが断酒をしつつも私は“いつ断酒をやめるかはわからない”“今日かもしれないし明日かもしれない”
“もしやめたとしても絶対責めないで!そのときは頑張ったと褒めてほしい。そうしたらまた新たに頑張れると思うから”と何度も言った。


断酒を試みても失敗したからと言って怒られたり呆れられたりしたなら、

やらないほうがマシだ。
やっても無駄だ。
自分にはできない。
と言う気持ちになる。
それが褒められたり励まされたり。“今回こんなにできたんだから次もここまではできるってことだよ!またがんばればいいじゃん!”て励まされたら次こそは!とまたチャレンジできるのです。

家族との信頼関係は断酒に最も重要だと思うのです。


ここを読んでくださっている方に家族がいるかはわかりません。いない方、失ってしまった方も少なくないと思います。

私はこのブログ記事で“家族との信頼関係は最も重要だと思う”と書きましたが、断酒1年に到達するまでに何度も家族という存在に苦しめられました。

いくら協力してくれようとしてもその姿に苛立ち、家族がいたら断酒できないのではないかと苦しみました。ないものねだりかもしれませんが、当時の私は家族がいない方が断酒しやすいと感じていました。私とは逆に、家族という支える存在、支えてくれる相手がいないから断酒ができないと感じている方も多いのではないでしょうか。

その全てはアルコールの力なのです。酒を飲むために自分の環境は断酒に適していない、断酒が継続できないのは○○のせいだ、だから私は飲んでもしょうがない、と飲むことを正当化して飲ませようとしてくるのです。

でもそれを全面否定するのは自分がしんどいと思います。だからそれを一旦受け入れたあと、でもこの思考は全て酒のせいだというところまでひとまとめにして考えてみてください。

絶対騙されない、負けたくない、戻りたくないとあの頃を思い出し強く願ってみてください。

少しだけでもその思いが、あなたの断酒の助けになれば嬉しく思います。

本日も最後までご覧頂きありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?