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断酒が目的だった過去




私は定期的に過去を振り返り、それを原動力に変えてきました。そんな過去の記録です。

以下ブログからの引用です。


依存症者と酒とのあゆみ
2021,8,12(断酒1年)

今月で断酒から1年経つと同時に、私の人生を変えてくれた【初診】から2年が経った。


初診までは精神科への不安や不信感でいっぱいだったけど、その日から何か変わろう、30代最後自分にとって最高の一年にしようと決めた。
沢山の不安もあったけど、希望に溢れていた1年前。1年前とこんなに違う!こんなに変われた!また1年後、少しでもいいから今と違う自分、いい自分でいよう!と目標を定めた。


だけど今はネガティブのサイクルにハマって抜け出せなくなっている。抜け出さずにいようとしている。


だけどこのままではいけないと思う。できなくなったこともあったしそれに気付かされることもあった。それでも1年前に戻りたいか?2年前に戻りたいか?と聞かれたら『戻りたくない。』


ただひたすら酒を補給することが正常で、飲まないことが異常だった2年前。そこから抜け出し、変わろうと必死にもがき続けた1年前。


思い出すのさえ苦しくて辛くかった過去。


『あの頃に戻りたくない』


私は酒が好きだった。好きと思わされながら陥れられるという薬物の罠にハマった。ほとんどの人は晩酌という上手な付き合いができるが、一部の人はアルコール依存症へ進行していく。自分の人生を崩壊し、家族を巻き込み、他人の人生を狂わせることもある。(事件、事故)


進行するのは一部の人だから『あの人はだらしない、常識がない』と思われがちだ。だけどそこには遺伝的要因と環境要因があり、それを持ち合わせた人が進行するべくして進行している。

私がアルコール依存症になることはわかっていた未来。なりたくなかったし、もっと早く気付きたかった。だけどいくら後悔しても何も変わらない。時間は巻き戻せない。
私に与えられた道は2つ。


ひたすら飲み続けて死ぬか、断酒するか。


薬物の汚染から手を引く自信はないし、酒のない未来を考えると不安だった。酒を飲まない人生なんて想像できなかった。そう考えると全く楽しめていなかった。そこには『渇望』しかなかった。


今は心から断酒を選んでよかった!
断酒を選択し酒に惑わされなくなった今、自分にはあの頃になかった可能性がたくさんたくさんある!

私は今予想していた未来と違っていて落ち込んだり悩んだりしているけど、明らかにあの頃より沢山のことができるようになったし、この先の未来を自分で選択できるところまで来た。

ここから正に進むも負に進むも自分次第。
もちろん振り返ったり立ち止まったりすると思うけど2歩下がりながらも3歩進む思いで新たな1年を断酒2年生として進もうと思う!


まずは自分を大切に、旦那を大切に。

最後に。

このブログは沢山私の思いや腐った裏側を書きストレス発散の場となった。とともにモチベーションの維持となり私が断酒を成功させる上で、また考えをポジティブに変えていく上でなくてはならない場だった。

なんの役にもたたないブログですが、いつも訪問して頂き、読んで下さりありがとうございます。


断酒をすること、それを達成することが目的になっていた断酒1年。

断酒は目的ではなく手段だという言葉は当時の私の心には響かなかった。だからきっと何か問題にぶち当たった時、「私は断酒してるのに!」と苦しんだんだと思う。

酒を飲まないことは目的ではなく、自分がなりたい自分になるための、目標を達成するための手段に過ぎない。“それ”が何なのかは人によって違うし、途中で変わることもある。

だけど間違いなく言えることは、そこに酒は不要だったということ。

私はこれからもシラフのままでその方向へ進む。

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