私たちの隠れ家 - オリエンタルハマムで究極のリラックス体験
パリもやっと暖かく気持ちの良い季節になってきました。
昨日は仕事帰りの夫と待ち合わせして、ハマムに行ってきました。
受付のあるホールは、オリエンタルな香りで満たされています。
男女別の更衣室が並ぶ廊下。
バスローブやタオル、サンダルなど全て清潔なものが準備されています
幻想的な雰囲気のハマム。
昼間は混んでいるのかもしれませんが、私たちが行く夜の時間帯は、いつもほとんど貸切状態です。
蒸気に包まれながら、オリーブが原料のサボン・ノワールを体中につけて、ゆっくりと寛ぎます。
体全体が温まってお肌がしっとり膨らんできたら、ミトンで優しくマッサージします。
その後、綺麗にシャワーを浴びて、プールで泳ぐのが楽しいです。
プールも幻想的な雰囲気で、のんびりプカプカ浮いているだけでもリラックスできますが、二の腕と太腿を引き締めたい私が平泳ぎで泳ぎます。
お腹周りを何とかしたい夫は、バタフライをしていました。
(二人とも完全に気休めレベルです。笑)
小さなプールだけど、二人きりなので迷惑になりません。
プールで泳いだ後は、のんびりフィンランド式のサウナで体を温めて、今度は、こちらのリラックスルームに移動します。
この写真では普通のソファが並んでいるように見えますが、実際はダブルベッドが何台か置いてあり、バスローブのまま寝っ転がって寛げるようになっています。
結婚前はこの部屋のことを夫は『salle de torture(拷問部屋)』と呼んで恐れていました。
なぜならこの部屋で、お互いの将来についてよく真剣に話し合ったからです。
何について話していたのかあまり覚えていないのですが、結婚前に話し合ってクリアにしておきたいことがたくさんあったのだと思います。
男性って女性から真剣な話を持ちかけられると緊張するみたいですね。
間違った答えを言ってしまうと怒られたりしますものね。
ミントティーを運んでもらってゆったりお茶しながら寛ぐのが本来の使い方です。(笑)
<追記>
結婚前におつきあいしていた頃から二人でよくハマムに通っていました。
『salle de torture(拷問の部屋)』ですが、大きなダブルベッドが置いてあって、バスローブのまま、寝転がっておしゃべりをしたり、そのまま仮眠しちゃう人もいるようです。
他にお客さんがいると静かにしないといけませんが、二人だけのときも多いので、結婚前のいろいろな真剣な話し合いをよくここでしたのも、今となっては懐かしい思い出です。
元記事:ハマムでのんびりリラックスタイム(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)March 18, 2017 09:47:14 テーマ:フランス生活