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今こそ学んでおこう「アンガーマネジメント」

先日の記事でも「子供につい鬼の形相で叱る機会が増えた」と書きましたが、それを仕方ないことだと看過していいとどうしても思えず、モヤモヤしてました。

そこで、気になってたアンガーマネジメントについて学んだことを整理して公開します。

アンガーマネジメントとは

怒りの感情を把握&コントロールするための体系的なフレームワークを指しており、ある程度の歴史がある学術分野とのこと。

アンガーマネジメント:認知行動療法がベースとなり、1970年代アメリカで精神療法を受けている人や感情労働に携わる職種についている人を対象に開発され、実施されてきました。(中略)
アンガーマネジメントは、まず自分の気持ちに気づき整理することで(自己理解)、他者の気持ちも理解できるようになり(他者理解)、お互いを理解し(相互理解)、その場にふさわしい方法で自分の気持ちを表現する対人関係に必要な技法であります。
出典:アンガーマネジメント協会HP

6つの怒りのタイプ

6種類の怒りパターンがあると言われており、人によって傾向がことなるそうです。

◆1、公明正大タイプ
自分の考え方や信念を大切にし、定めた目標に向かって努力するタイプです。正義感が強く、道徳心も高いので、他人から頼りにされるという長所を持ちます。しかし、それゆえにルール違反や規則に従わない人を見ると、怒りが沸き、公共の場でも迷わず介入する場合もあります。
◆2、博学多才タイプ
向上心が高く、何事も挑戦しようという前向きなタイプ。完璧を追求し、困難な状況下でも物事をやり遂げようとする点が長所です。しかし、完璧主義が災いして、自分にも他人にも厳しくなりがちです。優柔不断な人や考え方が違う人に対して、怒りを感じることが多いといわれています。
◆3、威風堂々タイプ
自分に自信を持ち、リーダー的素質を兼ね備えるタイプです。頼りがいのある雰囲気に憧れの目で見られるときもあります。しかし、プライドが高く、思い描いていた方向に物事が進まなかったり、自分への評価を低くされたりすると怒りやストレスを感じます。
◆4、天真爛漫タイプ
自分の気持ちを正直に伝えることができ、行動力もあるため、人から羨ましがられる存在であることも多いタイプです。ただ、素直すぎてストレートな物言いをし、空気を読むことが苦手なので、制限がかかる状況に身を置いていると、不満やストレスを感じてしまいます。
◆5、外柔内剛タイプ
外見は穏やかに見えますが、確固たる自分の意思を持っているタイプです。自分の決めたことはやり通すことを信条にしていますが、その雰囲気ゆえに、他人から何かを頼まれることも多くなりがちです。したくないことをしなくてはならなかったり、自分のルールに反している物事に出会ったりするとストレスの原因となり、ささいなことで怒りが生じることがあります。
◆6、用心堅固タイプ
真面目な性格で、物事を自分自身で客観的に判断できるタイプです。慎重に行動するため、冒険は好みませんが、周りに頼ることが苦手なため、ストレスが溜まることが多いのが特徴です。また、他人にレッテルを貼りがちで、自分と比較することで、ねたみや怒りの感情を感じることもあります。

いずれも「こうあるべきだ」というバイアスに対して実情が異なると苛立ち、また状況をコントロールしたいけどできないフラストレーションから怒る、というメカニズムに見えます。

(そしてこの辺りの内容と孫子兵法・九変編がすこしオーバーラップしますね)

よく陥ってた怒り

改めて整理すると以下のパターンの怒りが子供に対して起きているなと。

1. こうして欲しいということになかなか応じない系フラストレーション
2. しないで欲しいをされてガッカリする系フラストレーション
3. そもそも満身創痍で自暴自棄系フラストレーション
4. 嘘やごまかしなど不正検挙系フラストレーション

特に午後や夕方など疲れが蓄積していると苛立ちでおさまらず、激昂となるケースもしばしば。何度号泣させたことか…。

腹が立ったときは

以下のことをすると良いそうです。

◆1、怒りを感じたら6秒まつ
6秒辛抱することで怒りのピークがすぎるため

◆2、制御可能か不可能か整理し不可能なら諦める
そもそも制御できないことに怒りの感情をもっても意味がないため

◆3、重要度を考える(不要不急なら先送り)
大して重要でもないことに目くじらを立てる必要はないため

◆4、怒る際に持ち合わせていた「〇〇すべき」というバイアスに気づく
怒りの発端は自分の中の「べき論」なので原因を抑えれば楽になる

事前準備として「許せる範囲を広げる」というのがあるため、次は叱る際の閾(しきい)をどこに設けるかを考えてみます。

子供のために「叱る閾値」を定義する

子供本人と子供と関わる人たちのために許してはならないものは何か、から見定めると以下の通り。

- 本人ないしは周囲を傷つけるまたは不快にさせる言動
- 看過したら信用毀損や損害に至る不正
- 著しく健康を害するまたは死に至る行為

こんなところでしょうか。それ以外はよく考えると「場合によっては叱るけど概ね放っておいていいもの」と言えそうですね。

なので、散歩の道草はすべて許可しようと決めました。そして、急いでない日は玄関での靴選びにモタつくのも許容しよう。

さいごに

あくまでここでまとめた内容は幼児教育などの文献をあたっていないことから「仮説」でしかないことを留意したく。

しかしそれでも、今日も明日も子育てをするわけなので、仮説とはいえ実践導入していきます…!

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やっさん(Yasuhiro Ishikawa)
サポートいただけたら、嬉しくて本屋に行くと思います・・・笑