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忙しい中で「勉強会」をどう開催するのか? [イベント登壇ログ]

本記事は2021年1月28日に開催されたリブセンス社内イベント「いい事例を聞きたい(第14回)」の登壇内容を書き起こしています。

※リブセンス社内で公開する承認を取得済みです
※以下、口語体で登壇時のトーンのまま記載します
※5分ほどで読めます



勉強会を開催すると、自分の成長にものすごく繋がる。

石川:早速ですが、本日のテーマは「忙しい中でいかにして勉強会を開催するか」について話していきます。

本日はよろしくお願いします。

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最初にみなさん、こんな疑問をお持ちだと思います。

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結論をいえば

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やるべきです。


なぜかというと、以下に示す3つの理由があるからです。

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特に大切なのは3番目

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実はアウトプットしないと、学習は完結しないのです。

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三者ともにWin-Win-Winな「勉強会

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やらない手はありません。


ではこの辺りで「やるべきだ」とわかったところで

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こうは思いませんか?

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今から順にお伝えしていきます!


開催する「決意」をデザインする

まずは、どうやって決意すればいいのか? です。

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まずは、この3つのマインドを持てば決意しやすいです、とお伝えします。

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正直、聞く人が1人いれば成立します。

そして、基本的には「悪いこと」ではありません。躊躇わずに全社向けにお知らせしてOKです。

そして何より、やってから後悔した方がマシです。


そしていきなり大きなイベントや勉強会を催すのではなく、小さく始めた方がいいです。

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実際、僕の勉強会は「1on1」に起因するので、とっても小さく始まってます。


なので、身近なメンバーや仲間からの「ちょっと教えてよ」をきっかけに、小ぢんまりと始めるのがオススメです。

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ニーズのある「テーマ」なら、わりと集まる

つぎに「何を話せばいいか」についてです。

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さっきの通り、周囲から「教えてよ」と問われた内容をテーマにするのが手っ取り早いです。

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あるいは、自分が最近学んだ中でのオススメについて語ってみて、食いつきがいい場合に、それをテーマに深掘りした勉強会をやればOKです。

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実際、個人的な感覚でも信じてる点ですが「1人でもニーズがあれば同じニーズを持つ人が一定数いる」というものです。

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なので、聞きたいと誰か1人でも言えば社内告知をしてOKだと思ってます。


しかし、やらない方がいいネタもあります。

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スライドの通りで、ニーズがはっきりしてないテーマ、あるいは自慢話ベースの勉強会はオススメしません。


勉強会は「7つのステップ」で構成されてる

次は「具体的にどのように勉強会を企画し開催するか」についてです。

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ここのセクションが少々長いので、お付き合いのほどよろしくお願いします。


まずはじめに言いたいのは、勉強会の規模と準備工数に変化はないよということです。

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基本的には7つのステップで勉強会を開催します。

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とくに重要なのはStep1とStep4なので、それぞれもう少し突っ込んで説明します。

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学習計画は、料理の「出汁」のように大事

まず「Step 1.学習計画」ですが、これはシンプルに5つの項目について明文化するだけです。

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勉強会の内容、開催背景、参加後に起こしたい変化、勉強会の時間や日数、絶対に伝えるべきこと、これらを予めはっきりさせます。


どのくらい重要かというと、料理における「出汁」と同じくらい大事です。

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ないと、企画立案も告知後の集客の歩留まりも変わってくるので、疎かにせず準備をおねがいします。


教材スライドは、まず「手書き」から

そして次に重要な「Step 2.教材準備」ですが、ポイントは3つです。

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スライド形式の教材を、手書きで準備をはじめて、一旦手書きの原稿でリハをしてからスライドデータをつくる、というのをぜひぜひ守ってください🙇‍♂️


まず、なぜスライド形式がいいのか?

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仮に、慣れない科目の授業をこれから受けるとして

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どちらの教材をもとに講義を聞きたいでしょうか?


おそらく多くの方は右を選ぶんではないでしょうか?

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※たまに左側がいいという方もいますが


科学的根拠がないんですが、スライド形式だとビジュアルに理解しやすく、受講者に好まれる印象があります。

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つぎに、なぜ手書きからはじめるのか? についてです。

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というのも、約3年前まではスライド資料をつくるときにパソコン開いてデータから作っていたんですが、その際に以下の3つの病にかかってることに気が付いたんです。

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パソコンを触ってると仕事してる感が出るので安心感を得られてしまうんですね。そして、それが悪く働いてしまってコンテンツの練度がなかなか上がりにくくなる、という問題が起きるんです。

と、これはあくまで「石川個人」の話で、特に立証されてるわけではないので予めご了承ください笑


その結果、時間があっという間になくなるんですね・・・笑

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なので3年前からは手書きで資料を書き始めるようにしています。


手書きで実際にやることは2つだけです。

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勉強会で話す内容を、大まかに書き出して目次をつくります。

そして目次をもとに、スライドの絵コンテを作成します。


スライドの「絵コンテづくり」が肝になる

実際にみた方がイメージ湧くので、まずは目次の実物から。

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今回の「いい事例を聞きたい」の話す流れはこのように作成しています。


そして流れをもとに書いた絵コンテはこちらです。

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文字はそこまで書き込まず、ざっくりとレイアウトと掲載したい画像イメージをメモしていきます。


例えば、この「絵コンテに仕上げる」というスライドだと

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大雑把に「実物の写真&『次に絵コンテ』という文字を載せよう」とメモ程度です。このくらい雑な仕上がりでOKです。


絵コンテまで出来上がったら、それをもとに一度リハーサルをしてみてください。

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この「絵コンテだけでリハーサル」というのがかなりキモです。


実際にやってみると「ここは間延びしちゃうからスライドいらないな」とか

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あるいは「話が飛躍しちゃってるからスライドを足そう」と不足部分もみえてきます。

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リハをして絵コンテを補正したら、ようやくここからスライドデータの作成開始です。

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「工数かかりすぎじゃない?」と思う方多いと思いますが。


安心してください。

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トータル工数は「いきなりデータ作成」よりも「事前に手書き」の方が本当に速いです!!


通常業務と家事・育児で忙しくても「実現させるコツ」

では最後のセクション、「忙しい中でどうやって乗り切るのか?」です。

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このセクション、私個人的にはイチオシ&大トロです👍


さぁ勉強会やろうとしてもですね、たくさんのハードルが目の前に立ちはだかるわけです。

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育児、家事、日常業務、突発業務と、さまざまな理由で立ち消えそうになるわけです。


たくさんの試行錯誤の結果、以下の3つの施策をやると、一気に実現性が増します。

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順にご紹介していきます。


まず進め方のコツですが、たった3つだけです。

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とかく勉強会やると決まったら、なるべくなるべく早めに目次をやってみてください。するとですね、分量や工数が見えるんです。

どのくらい日数かけなきゃいけないかが見えるので、どれだけ早くに目次着手できるかで実現可否がかわります。

そして必ず発表前日までに完成するように、工程を分解し、逆算して予定を組むというのがカギになります。


ちなみに今回の登壇は、実際にこんなスケジュールで進めていました。

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そして次は「割り切りマインド」が大事になります。

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特に2番目に記載の通り、本当に人生を前進させてくれるのは「緊急で重要なこと」ではなく「重要だけど急ぎじゃないこと」なんです。

勉強会はその1つ。

重要だが急ぎじゃないことゆえに「やるべき」なんです。


ちなみに社のためになる勉強会なので、私は資料作成などは原則オフィスアワーに行なっています。

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「そういうのは就業時間外にやってくれ」というマネジャーもいるかもしれないので、上長と念の為すり合わせておくといいかもしれないです。


最後は「業務ハックをして爆速化する」です。

個人的に試行錯誤した中で、かなり効果があると自信を持って言える業務ハック術5つをご紹介します。

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この5つは実施すると、数段ギアがあがって爆速化します。


というのも数年前までは真逆でして

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こんな状況で業務をしていた頃は、とってもゆっくりした業務の進め方だったなと自覚しています。

1、決めた時間はスマホに触らず超集中
2、毎日7~8時間しっかり寝る
3、前倒しで業務を消化しまくり
4、なるべくデバイス触る時間を最小化
5、スキマ時間は常に刃を研ぐ

この5原則は、もう猛烈に業務を爆速させてくれます。

大保証します!


さいごに

と、ここまで長らく4つのセクションに分けて話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

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結論ですが、

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ということで雑なまとめかたで終わらせていただきます!笑

ご静聴ありがとうございました!

〜終〜

スライド資料はこちら


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やっさん(Yasuhiro Ishikawa)
サポートいただけたら、嬉しくて本屋に行くと思います・・・笑