タイトル

飲食事業は4つのValue構造で出来ている

現在、宮城県の仙台にてレストランを1店舗経営しております。
そんな中で毎日順風満帆なわけはなく、トラブル/問題がコンスタントに発生するのです。

「足腰が痛む」というときに湿布を貼るような対処療法も一時的にはいいのですが、恒久的には延命措置でしかないので、根本解決に目を向けざるをえません。

そんなときに事業の問題点を探りながら「飲食事業って4つのValue(価値要素)の組み合わせで構成されているのか!」と気づいたので、今日はその話について。

事業の良し悪しを決定づけるValueの構成は図解するとガチャポンカプセルに似ている

「事業に何かしら問題がある」という曖昧な状態を明細にするため、課題を分解&整理した時に気づいたのは、飲食事業の良し悪しを判断する上で、主に以下の4つのValueを見ればいいということでした。

【Taste】提供する料理は美味しいか
【Service】接客サービスはお客様をときめかせてるか
【Branding/Marketing】ブランド認知戦略は十分に行えているか
【Management】CF/PL/HRは十分にレビュー&マネジできているか

前者2つはコアとなるもの、後者2つは外殻となるもの。皮と具の関係のようだなと思って書いたのが以下の「ガチャポンカプセルの断面図」のようなものでした。

良い具は現場がつくり、良い皮はマネジメントがつくる
(Internal Value ←→External Value)

上図のように具と皮に分けたときに「具の部分のValueは現場の人間が影響を与えやすい」「皮の部分のValueはマネジメント側の人間が影響を与えやすい」とも気づきました。

となると課題に取り組むときに「これはInternal Valueの部分の改善だから、現場に協力を願わねば」と整理がつきやすくなりました。

飲食事業の2x2評価マトリクス

具の良し悪しと皮の良し悪しの組み合わせで、事業の評価もしやすくなりました。

見ての通りですが、優先度としてはインターナルバリューを高める方を優先すべきということです。

見栄えが良くて広告もバンバン投下できていて、資金面での見通しが立っていたとしても、サービスも悪く味もイマイチであればバイラルマーケティングとしてはマイナスなので、じきにブランディング/マーケティングにいくらお金をかけても意味がなくなっていきます。

たしかに経営の大原則として、「資金が底を突かなければバッターボックスに立ち続けられる/バッターボックスに立ち続けなければチャンスには出会えない」と言われますが、悲しいかな。

そもそも魅力がなければ誰も助けちゃくれない

これにつきます。

マズい店/お客さんに興味がない店、人に紹介したいと思えない店に、融資なんてだれもしたいと思わないじゃないですか。。。(自戒x1M)

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やっさん(Yasuhiro Ishikawa)
サポートいただけたら、嬉しくて本屋に行くと思います・・・笑