4/17:連詩 (Pisces205さんと)
「煙」
タバコの煙が頬を撫でる、いつ
もの日差しがやけに眩しいのはタバコのせいだ、タバコの煙の先に見えるのは、青白い光だ、どこまでもどこまでもつづく、交流電灯の青い光だ、煙はどこまでも追いかけてくる、東京、カナダ、サハラ砂漠、宇宙の果てまでも追いかけてくる、これからもずっと、
「道草」 あちらこちら歩きながら、曲がり道して空をみる、空が落ちてくるのはいつだったか、空に吸い込まれたのはいつだったか、忘れかけてた、道草のせいだ、いつも歩いている道なのに、ふと立ち止まった道草が素敵だったから、あなたにはその草の名前を知らないでいて欲しい、綺麗なものが多すぎて殺されるから。