micann54_

日記 みかんです

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江戸時代 文学作品の変遷

 前半の仮名草子や浮世草子や読本では教訓的・実用的な作品が描かれ、文体が洗練されている。主にこれらの作品は京都や大阪で出版されていた。一方、後半の談義本、黄表紙、滑稽本、人情本では世俗的に当世風の文体で描かれている。主にこれらの作品の舞台は江戸であり、江戸で多くが出版されていた。  仮名草子では教訓的な作品が多く、木版という技術により世間に大量に広まるようになった。内容は教訓を施す物語や説話集が見られる。仮名草子の『伊曾保物語』は、仮名草子の中の種類では啓蒙教訓的なものに分

    • 『性的モノ化-ヌスバウムの視点から-』

       私は本レポートで、性的モノ化についての問題を、ヌスバムウムの理論の立場から論ずる。まず、ヌスバウムが論じた理論とヌスバウムが提唱する悪い性的モノ化をとりあげる。次の段落では、現実で性的モノ化として問題になる事例をとりあげる。さらに次の段落で、ヌスバウムの理論から全段落で述べた事例を分析し、考えを述べる。最後に、自分の意見をまとめる。  ヌスバウムは性的モノ化を、問題となりうるのは、文脈によって変わり、モノ化する人とモノ化される人の関係性によって道徳的に悪い性的モノ化と、悪

      • 習作:10/24

        理由のないならもう、お日さまに手を触れた瞬間、いらないと言われて、静かな夕凪のまま、僕は恋をした。道行く人の感触を手にしたいと思った、それは悲しくてしょうがないんだ、また恋だろうか。あなたに恋をしてきたのだろうか、あかね差す頬に触れていたら気づけていたのだろうか。視力が消滅していく、死人は口をきかないと実感した日、僕の愛だったのだろう。

        • ❄️©️

          1人白線の外側に立っていた、何か思い出した、通過列車が通り過ぎた、仰向けになって、降り積もるメイクをしてあげる。街角にフォーカスを当てたフィルムの内側に、その気になれば入れるんだ、その時は起こしてね。

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        江戸時代 文学作品の変遷

          笑って:8/15

           君のタバコの吸い方は憎いほど脳裏に焼き付いて離れない、さっきからチラつくパーティはもう死んでいる、寂れたワンルームで拳銃を突きつけられているようだ、ハンバーガーが食べたい気分でコーラも飲み込みたい、返しそびれた小説を見返す日々を背景に、君は憎い癖を続けながら逝けていない

          日記:10/4 新宿駅ホームにて

           誰かの好きな人と遊んでできるだけ誰かの好きな人と幸福を交換できるのならば別に何もどうだっていいんだよって通りすがりの人が言ってた、夜更けに上りの電車に乗ってそうしたら知らない人と愛し合えますように お互いを恨み合うという駆け引きに秋の訪問を断った前の夏を思い出せない、記憶の分離を。

          日記:10/4 新宿駅ホームにて

          6/15 脱色

           干からびた髪色をだらしなくぶら下げて明日はどれにいたしましょうかって家についたら、ヒステリックな空気がお前のものなんだって語りかけてくるから、電車に乗りたく無い女の子、男の子。駅前ではそんな人たちで溢れかえっている。渋谷駅に人がごった返してるのはそういう理由。

          6/15 脱色

          6/5 餞別

           私の綺麗は世間的な帯を纏っている。綺麗なものは好きだよ、人は瞼の裏から見える光の筋を美しいと比喩するそうだ。永遠の愛は存在するとして、それは見失うことでしか得られないだろうね。君は私がいたことを、記憶を喪失して見失うことができる唯一の君であった。別れに餞別の言葉も感謝の言葉も口にすることなく永遠を保っている私は青春を駆る獣だった。

          6/4 終電から始発まで

           子供もころは月だって歩けた。夜だって切り取り線に沿って一つ一つ取り出していくの、僕は何か忘れていましたか。いつまでベットの上で眠れていられるのか、止まない雨はないと言うけど憎んで雨に唄えば爆弾同士始発を待つことがいつかできたなら、制限時間内に最初が存在しないから終わりもないでしょう。半世紀前の朝は夜明けと言わないように僕は花火が嫌いで海も嫌いで夜や星も好きじゃない僕は、人と言わないから空を見る。コペルニクス的転回で何か忘れて夜空が好きになれたらいつかは長く眠れるといいな。

          6/4 終電から始発まで

          5/28 きらきら109

          足元のスピーカーに立ち止まる駅前の人たちと一緒に、一瞬思い出した様な気がしたがバイト終わりを待っていた、同じ挨拶を繰り返している、おびただしい名前の知らない植物を見ていたように、目を合わせた瞬間の意味を私は分からないけれどまた会える時を祈りながらここにいたことをただ残すように、それは宝石の輝きを持つ呪い

          5/28 きらきら109

          5/15 エモエモのエモ

          エモいって言葉で心を騙して、各駅電車を待っている、校庭で宇多田ヒカルを思い出すのはエモい全部エモい、僕は考えすぎみたいで、眠れない3時と夜の街が混ざる時、コンビニは水槽になるから、軽やかにステップを踏んで雨水を垂らす、降り出した雨だけでも止まないで。若さを売りにすると得をするって指を刺されてる感覚ごと電車に飛び込んでみたい。

          5/15 エモエモのエモ

          5/14 嗚咽

          胃酸で愛は語れない、勇んで煙が消えていくように愛から目を逸らすなよ、ぼくの魂抜いてくれる人ならだれでも良いからここに居て、晴れのち曇り時々雨と天気予報が伝えた空より気まぐれな君、クラブの熱を避けて酔いが覚めた頃、マスカラの涙と朝が来た、始発を待つ私はどう見えてるんだ、滲んでる静寂にただ揺れていくだけ、海を泳いでいるだけ、夢を泳いでいるだけ、まだ灰色の夜空に足はつくのに、マスカラの涙さえだけも気づかない。

          5/14 嗚咽

          5/12 サラブレッド

          脱色しまくった髪みたいな痛み方だねって誉め言葉になる、穴の空きまくった腕はおしゃれで開けまったピアス穴みたいにファッションになってることに気づいて、分かってるように振る舞ってるけど、あんたは不安定にダメージの間を過ぎ去ってたださすらうだけ、とけていくだけで何一つ煙が立たない、あんただけは教室の窓も割ったことないのに、盗んだバイクで走り出したこともないのに尾崎豊を死でもって称賛する人にならないで。

          5/12 サラブレッド

          5/7 Mac

          一瞬でも若さを売りにしていくことは、馬鹿みたいな味のジャンクフードに良く似ている、落書きだらけの裏道を通ることと、ビルから飛び降りることは同義で、線路に飛びますってSNSの投稿は1日に何件あるのか考えることは忘れかけていた君を思い出させる。安定剤から得る明日の不安定に、ただ静寂に揺れるだけで夢が覚めない、嫌だ。嫌いだ。1日に10万人が飛び込んでいたら投げ捨てないで、綺麗だと思う。

          日記:5/5 鎌倉

          月が綺麗ですね、なんて台詞古くさくてつまらないと思うだけで今でさえ埃の被った本棚を拝見していつから村上春樹の面白さに気付けなくなったのか、心ってやつを探って。ずっと、夜祭り前を待っていた人は命日まで待っていた彼岸花、昨日を待つまで君が消えていくことになんのためらいもない。夏なんて消えて静寂となって思い出さずに掘り出すことのないタイムカプセルに捨ててしまえ拝啓、神様。知らないあの子の瞳に映る君を祈っています。

          日記:5/5 鎌倉

          日記:5/4 道玄坂

          渋谷のネオンに逸らされたあの日の言葉、散々とすぎていく、愛しているという度に血が流れていく、言葉の血液に溺れていく様はだらしく、殺して、死んで、泳いで、死ぬから、走って、殺して、私は性欲よりも強い感情で支配されていて、許されない嘘だって誰かのせいだと言ったんだ、最終列車で行くあてがないから渋谷道玄坂で横になる日は夜の帳が上がり、朝のひばりが鳴けば、春のように優しかった。

          日記:5/4 道玄坂