【居宅介護】食べる力
寒くなってきたからか、すこ~し落ち込んでいる父。
お風呂大好き父。
金曜日、訪問看護師さんがつきそいの入浴だったけれど、
入浴を拒否したと日誌にあった。
むぅ・・?
昨日、土曜日。
午後から大学でのゼミがあったのでそこにでかけたムスメ。
15時から訪問リハビリ。
歩行練習は拒んだ、とのメモが。
まぁ、寒いと去年も嫌がったしね~。これについては、PTさん、OTさんも把握してくれている。
土曜日は、近くの商店街が開いているので買い物をしてきていたムスメ。
晩御飯にと、父が少し前にいっていた「レバーを焼いてくれ」のリクエストにこたえて、
お肉屋さんで、鶏レバーをひとにぎりくらい買ってきていた。
わたしが帰宅したのに気づいたか、トイレにだか起きてきた父、
「おとーさん、もうだめや、なんもたべとうない。もう老衰や」と
自力でおきあがり歩いてきた97歳がいう。(どの口が言ってる?)
夕食の時間になり、とりレバーを焼いた。
とりレバーを焼くなんて初めて!!
しっかり火をいれないと、こわいやつ?
煮たほうが簡単だったかな、
こしょうだけでいいのかな?塩もかな?と思いつつ、
塩分ひかえめよね~とこしょうだけをふってみた。
(どう?どう?こんなでいいの??)
ゆっくりじっくり焼いてみた。
いやぁ、柔らかくておいしくてびっくりした。
ちょっと自分用にリピするかも。
父の部屋にいって「ごはんたべて~~」という。
案の定、「いらん~」と手を振る。
父:「老衰や~」とまたいう。
ムスメ:「うん、老衰だったら、まだ1週間以上はあるから、おきて食べて~」(適当)
「1か月以上あるかもしれんよ~」(これも適当)
父:「1週間あるんか~」(ちょっともちなおしたような表情になる)
「レバー、買ってきたよ。やいたらおいしくてびっくりした!!」といったら
なんとなく耳がぴん!としたような笑。
もう一度、同じことをいったら、うすく目を開けた!!
「レバー?」
「うん、買ってきてっていってたやん?おいしかったよ~」と再度言った。
「そ、そうか。じゃ、たべてみようかの~」とぱっちり目を開けた。
ふとんをはいで、起きる姿勢になった。
おおっ!
「たべるんかーい」
にんまりするムスメ。
しおをふってないから、
「味がない・・・」とはいわれてしまった。
ふむ、味覚はしっかりしているようだ。
するどいぞ、父。
す、すごい。レバーの力。
いや、食べ物の力。食べる気力、というのだろうか。
ニンゲン、食べること大切、ね。
そして、「食べたい」という気持ち。大切ね。
改めて思った。
かかりつけ医は、血液検査の結果から、
お薬の調整をこまかくしてくれている。
受診した翌日、電話があり、「薬をへらす」旨の指示をもらった。
毎朝、個包装してもらっている中から対象のクスリをとりだしておく。
次のかかりつけ医受診は、今月末。
あぁ、いよいよ年末。
年越ししますよ、おとうさん。