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リモートワークは自分らしい人生の選択を促す可能性を秘めている

前回、リモートワーク導入するにあたってのノウハウをお伝えしました。

お伝えしたかったのは、あくまでも、リモートワークは手段でしかない、ということ。だからこそ、このリモートワークを導入するにあたって、会社としての方向性やカルチャー、制度など、整えるきっかけとしていただけたら嬉しいな、と思っております。


さて、そんなわけで、今回は、【リモートワークを導入する企業の意義】【リモートワーカーになる個人の意義】について、記載しました。

▶企業の方:本格的にリモートワークを導入するか否かを悩み中
▶個人の方:リモートワークやってみたいけどどんな感じかなーと悩み中

そんな方々の一助を担えたら幸いです。


「コロナ終息=リモートワーク終了」でいいの?

あなたにとって、リモートワークは、何のために導入するのでしょう?コロナウィルス回避のため?通勤時間回避のため?…もちろん、それもあると思います。

が、しかし、これでは、働き方改革で、「ノー残業デー導入」「PCのログを取る」といった手段が目的のような形と一緒で、全然本質的ではない。おそらく、コロナが終息したら、またオフィス勤務に戻ってしまう。これは、絶対にそうなる。

・・・・・・え、待って!!!それでいいの!??

せっかく、リモートワークの風潮になってるのに!!??


例えば、毎日、東京以外の関東圏から通勤する人が300万人。この300万人が全員リモートワークになったら、300万人がラッシュ電車から解放され、生産性が上がり、自分らしい生活が出来ると思ったら、リモートワークをもうちょっと頑張ろうかな、って思えないですか??笑

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また、これは、関東だけの話。地方在住者こそ、リモートワーク。どこに住んでても、リモートワークで働くことができれば、仕事を諦めなくてもいいし、東京の水準で仕事を請けることもできる。

なので、リモートワークをやる意味から、考えていきたいと思います。


企業寿命25年、職業寿命50年

これから先、ますます不透明で不確実な時代になる。終身雇用は崩壊の一途をたどり、人口は減少=労働力は減少。

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だからこそ、大手だろうと、上場していようと、企業として未来永劫続くとは限らない。一方で、人生100年時代の今、50年近く働かないといけない。

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自分は、どんな仕事を選んで、どんな人生を歩んでいくのか?


人生における7つの役割

人間には、7つの役割があると言われています。労働者、家庭人、配偶者、市民、余暇人、学生、子ども。こちらは、スーパーという人が提唱したライフキャリアレインボーという概念。

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扇は年齢遷移。年齢によって、これら7つの役割の割合が変わってくる、ということが表現されている。10代は子ども・学生の割合が大きい、20代は労働者が大きい、30代は家庭人が大きくなり、70代までなると労働者ななくなって家庭人がほとんどになる。面白いのが、50歳手前で、労働者がゼロになり、学びの要素である学習の割合がグッと増える1年があったりする。これはすごく興味深いなぁ~と思う。

つまり何が言いたいかというと、【人生の幸せは、働く時間以外の役割も含めて、何を大事にするかというキャリアデザインをするべし】ということである。個人としても、その視点で自分のWILLを立てると良いし、企業としても個人から選ばれ続けるためにも「仕事以外も含めた」WILLを尊重することが大事である。


男尊女卑の歴史

日本は、「子どもは母親が育てるもの」「母親になったら子育てが最優先」「旦那さんの転勤で仕事を辞めざるを得ない」「親の介護による離職」など、まだまだそんな状態が根強い。

私は、一昨年、ベリーズという中米に住んでいた時に、現地のお母さんが、子どもを家族に預けて、ボディコンみたいなピチピチドレスで夜中のクラブに繰り出すとか、友達と泊りがけの旅行に行くとか、そんな光景を目の当たりにしていた。ルワンダに住んでいる友人は、ベビーシッターが当たり前の文化だと言っていた。

こんなにも、未だに「男は外で戦う、女は家を守る」という固定概念が強すぎるのは、日本特有のものだろうと思う。だから、今までは、そういった亭主関白な旦那様のところに嫁いだ奥様が、家事・育児のために、元々好きだった仕事を諦めてしまう風潮があった。

でも、そんなのは不幸だ。


リモートワークが自分らしい選択を促す

これから先、プライベートと仕事の両方が尊重され、エリアや時間に縛られることなく、働ける環境というものが、どんどん整備されていく。日本の労働力は担保され、チャレンジできる人が多くなる。そんな未来を、私たちが創っていくしかない。

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これまでは、ワークとライフがバランスよく保たれている状態が良いよね、とされてきた。更に、その円が重なる部分が出てくることでシナジーが生まれるようになってきた。例えば、好きを仕事にする人が出てきたり、副業もできるようになって可処分所得が増えるようになったり。

そして、最近では、ワークとライフがもはや交じりあうブレンドの状態になりつつある、と。
例えば、こんな感じ。

■とある在宅ワーママの一日
6:00起床(プライベート)
6:15メール返信(仕事)
7:00朝ご飯(プライベート)
8:00子どもの見送り(プライベート)
9:30戦略立案(仕事)
11:00オンライン商談(仕事)
12:00ママ友ランチ(プライベート)
13:30スマホでメール対応(仕事)
15:00買い物(プライベート)
16:00子どものお迎え(プライベート)
17:00子どもの宿題見ながら資料作成(仕事兼プライベート)
18:00夜ご飯準備(プライベート)
19:00夜ご飯(プライベート)
20:00寝かしつけ(プライベート)
21:00オンラインMTG(仕事)
22:00資料チェック(仕事)
23:00お風呂&就寝(プライベート)

完全に、プライベートと仕事がブレンドしている。


リモートワークが実現できること

・子どもの傍で仕事
・介護しながら仕事
・足腰弱っても仕事
・旅人しながら仕事
・海外ボランティアしながら仕事
・パラレルワーク(複業・副業)
・出産後好きなタイミングで復帰
・主夫実現
・田舎暮らし実現
・デュアルライフ実現
・アドレスホッパー実現
・パートナーの転勤があってもOK

全部うちのメンバーです!



繰り返しますが、リモートワークはただの手段。

リモートワークの先に、働く人のどんな生き方、生活、働き方を実現してほしいのか?このリモートワークの導入をきっかけに、社内の制度や風土をどうしていくのか?そもそもリモートワークを導入する目的は何か?
そんなことを見直す機会にしていただけたら嬉しいな、と思っています。


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