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夢の追い討ち
高校生のとき人生でも1番不幸だった時期
1番すがりたかった人には雑に扱われて
約束を信じ切ることができなかった。
卒業したらより戻そうなんて言葉信じて
まいにち朝まで泣いて学校で寝てた
家でも私の居場所なんてなくて
親の敷いたレールの上を少しでも外れると
殴られたり、私にはとにかく居場所が
なかった、そのときにちょうどみてしまったのが
飛び降りだった。彼女は亡くなった。
目があった。不運でしかなかった。
空き教室がたまたま上の階だった。
落ちてくる瞬間目があってまだ生きている
彼女を周りは写真を撮ったり面白がった。
真底こんな人間に囲まれて、家にも居場所も
なくて、学校に来たカウンセラーには躁うつだ
っていわれても病院にすらつれていって
もらえなかった。心なんてとっくのとうに
壊れちゃってた。だって私の話なんて誰も
聞かなくて意味がないのに殴られるんだもの。
早く逃げたかった。
ある意味で彼女は精神科から学校に通っていた
死にたくないって救急車の中で言ったらしい
カウンセラーさんが教えてくれた。
でもあの当時の私にとっては
すがる人もキープで家の中は劣悪な環境で
死に縋る気持ちがわかってしまった。
死をみて、共感力に欠けることはなかった
誰1人人が落ちてきたって言った時
信じてくれなくてPTSDで息ができなくて
保健室に行った。あの子もかわいそうだけど
死にそうになってからも面白がって
写真をとって晒しあげる行為をする人間が
非日常でもそれをできる人間の中にいたくなく
はやく卒業したかった。
家の中でも人の影が落ちてくる幻覚が続いて
縋ってた元彼に泣きながら電話してた。
頭の中おかしくなりそうだった
学校はそれでも行けっていわれて何回も
地下鉄に吸い込まれそうになった。
あの時通学一緒にしてくれてた男の子がいなきゃ
私も死んじゃってたと思う。
何年経っても夢に出てわたしと死のう?って
顔も知らない同じ年だけの腰がグニャッて
曲がって血が出ていた彼女がでてくる
わたし、何回も断ってたのに初めて
つらいよね、いいよねって手をとった。
でも飛び降りは他人を巻き込んだ。
そして巻き込まれた他人はまた私と同じ
思いを抱えながら手を取ってどんどん、
飛び降りる人が増える夢だった。
泣きそうになった。死ぬことが救いなんか
だったらどれほど良かったんだろう。
あの子のいくら辛い思いだって
手を取らないでわたしは飛び降りないよって
そう言えるくらいの気持ちを持たないと
負の連鎖するとおもった。
夢の中の人たちは沢山泣いてた。
こんなはずじゃなかった、お前のせいだって
でもわたしがそれは飛び降りた彼女に対して
思ってた思いと一緒だったから
繰り返しちゃいけない、いけないって
起きてから真っ暗な部屋でずっと考えてた
気持ち悪い夢から逃げたくてみた夢では
檻の中だった。
ptsdであたしはあれから付き添いがないと
電車にすら乗れないしパニックが起こる
果たしてそんな人間に価値はあるのか。
ないってわかっていても生きていてほしいと
言われたかった。
もがいてももがいてもまともには戻れなかった。
もし家庭内暴力がないただの青春なら
ここまで誰かに縋ることもなかっただろうし
ただ多感な時期にみてしまった。
ずっと近くなると引きずられている。
ただ手を取ったのは初めてだった。
何かの諦めだったのか、人生に満足したのか
わからなかったけどわたしの価値はない気がして
強迫観念で行かなきゃって思って。
ずっと衝動を止めててえらいって言われた。
でも夢の中では手を取ってしまった。
とてつもない他責思考の負のループだった。
亡くなったあの子はもう糾弾することも
許されないけどわたしの意識は糾弾される私を
離人症状をおこしながらみて
ごめんなさい、ごめんなさいってずっとないてた。
あと何回こんな夢を見て、何回苦しめばいいんだろう
必要だよって言ってくれる人がいて、幸せなはずなのに
あのときの周りの非日常みたいに死んだって
喜ばれたら、私はどんな顔すればいいんだろう。
自分で止めなきゃ行けない連鎖でも
心がついていけないくらい
もっと大人だったら割り切りをつけれたのに
何もかも信じていたかったのに
思春期にあんな事なければよかったのに。
北校舎にいくのやだっていったクラスメイトのこと
実はずっと恨んでる。
あたしだって嫌だったのに思い出しながら
ずっと生きてる気がしないまま学校に通ってるのに
あたしのこと精神的に殺したいのかなって
なんも知らないくせに面白がって笑って
他人の死は決してエンタメでもなく
いつ身近な人間に起きるかすらわからないのに
家庭内の事情なんて人に言うべきことじゃない
とおもってたから言わなかったけど
両親に殴られても見えないとこにしろって
いわれてももっと殴りたいなら殴ればいいって
親にも言ってたくらいにはもう毎日いやだったよ。
あと何回死ぬまでにあと1ヶ月この夢をみたり
繰り返したりこの時期を乗り越えていくんだろう
悲しいでも苦しいんでもなくて
ただただ諦めに近く、身近な絶望だと思う。
感受性豊かじゃなければこまらなかったなら
なんも感じない人間がよかった。
でも死のうと何回もしても死ねなかったから
色々体壊れちゃった今があるから
私もバカなんだと思う。
嫌な思い出を消せるなら
親のことも、学生時代も消しちゃいたい。
わたしじゃないわたしになりたい。
私って人間性よりずっとマシな気がして。
縋る神もいなければなにもないけど
人生っていじわるだね。
死ぬまでこれの繰り返し。
ごめんなさいっていくらあやまっても
生きてる人には届かないよ。
もし私が死んじゃうなら
周りには迷惑をかけられないよ。
ごめんなさいしか
きっと出てこないのに
今夜もゆめに怯えながら
全部が当時の感覚になって発狂して起きて
泣いていても
今生きてるのはそんな醜いわたしだから
繰り返さないように。
そっと。
ずっと。
わたしのように苦しむひとには手を差し伸べて
あげられる人間になろう。
貴方は頑張ってるって。
あの時のわたしを誰も助けられなかったから
目の前で絶望していたら助けなきゃ。
ごめんなさい。あの時のわたしを
わたしが助けてあげられなくて
ごめんなさい