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詩 シュガー・ホイップ


詩 シュガー・ホイップ


 だるほど甘味かんみ
 胃袋いぶくろ萎縮いしゅくこえる
 いくららったって無事ぶじだろと
 ねんまえ
 この老衰ろうすいがあらゆるメタファーにえて
 寝転ねころんでる時間じかんばかりびてゆく
 全身全霊ぜんしんぜんれいせる機会きかいはあと何度なんどある
 幸福こうふくびすぎてれるなんていてない
 がけつかまれもしない思考しこう空転くうてんする
 からからとちからなくわらこえがいちばんにこわ
 破滅はめつなんてしてやるものか
 たった一人ひとりでもってやる
 とか
 えたひとかべわれていく怒声どせい
 このむなしさに 
 あと何度なんどかえばいい